昨日、日本銀行から、5月分の輸出入物価と企業物価(昔は「卸売物価指数」と言いました)が発表になりました。
マスコミの報道でも輸入物価の動きが収まり、日本の物価への影響も小さくなってきたといった解説がされています。
このブログでも、海外物価が上がれば日本の輸入品の物価が上がり、それが企業物価を押し上げて、最終的には消費者物価の上昇になるという立場から、このところ毎月輸入物価指数、企業物価指数、消費者物価指数と3つの主要な指数を一覧のグラフにして観察して来ました。
主要3物価指数の推移(消費者物価指数は東京都区部速報)
資料:日本銀行、総務省
ご覧い頂いた方には、この3つの物価がどんな関係にあるかを、毎月発表されるごとに、じっくり見て頂けたことと思います。
輸入物価指数の巨大な山の高さ、それに引き換え、大分なだらかな企業物価指数の山、遅れてじりじり上がる消費者物価指数、高さの違い、時間的なずれ、それに影響を持つ国内事情なども随時取り合上げたつもりです。
主要3物価指数の低前年上昇率 (%)
資料:上に同じ
輸入物価も国際資源価格の落ち着きで当面大きな問題はなさそうな状態、それを反映する企業物価、それにしても、日本自体の事情の反映でしょうか、なかなか上昇の収まらない消費者物価の動きというのが、この所の日本の主要物価指数の動きです。
ロシアのウクライナ侵攻問題、OPECの原油減産問題、穀物の主要生産国における干ばつ、水害、山火事などの異常気象問題など、国際資源価格に関わる問題はいろいろありますが、現状、何とか一応の安定という事でしょうか。
今後も、この主要3物価については、状況により発表の都度取り上げていくつもりですが、今回は、国際的な物価問題も何とか落ち着いて、後はそれぞれの国の国内問題としての物価問題になって行くのだろうと見ていますので、このブログでは、今後は消費者物価指数の追跡に一層力を入れて行きたいと思っています。
国際紛争の種は尽きないようですが、紛争や戦争は、それを引き起こすリーダーにとっては当面気が済むのかもしれませんが、現実に起きるのは物的・人的な悲惨な破壊だけで、人類社会にとってはマイナスばかりでしょう。
人間が作り上げたものを人間が破壊するような事がなければ、物価や経済の分析もずっとやり易くなって、より人々の役に立てるのに、などと思いながら、数字を追い、グラフを書いています。
マスコミの報道でも輸入物価の動きが収まり、日本の物価への影響も小さくなってきたといった解説がされています。
このブログでも、海外物価が上がれば日本の輸入品の物価が上がり、それが企業物価を押し上げて、最終的には消費者物価の上昇になるという立場から、このところ毎月輸入物価指数、企業物価指数、消費者物価指数と3つの主要な指数を一覧のグラフにして観察して来ました。
主要3物価指数の推移(消費者物価指数は東京都区部速報)
資料:日本銀行、総務省
ご覧い頂いた方には、この3つの物価がどんな関係にあるかを、毎月発表されるごとに、じっくり見て頂けたことと思います。
輸入物価指数の巨大な山の高さ、それに引き換え、大分なだらかな企業物価指数の山、遅れてじりじり上がる消費者物価指数、高さの違い、時間的なずれ、それに影響を持つ国内事情なども随時取り合上げたつもりです。
主要3物価指数の低前年上昇率 (%)
資料:上に同じ
輸入物価も国際資源価格の落ち着きで当面大きな問題はなさそうな状態、それを反映する企業物価、それにしても、日本自体の事情の反映でしょうか、なかなか上昇の収まらない消費者物価の動きというのが、この所の日本の主要物価指数の動きです。
ロシアのウクライナ侵攻問題、OPECの原油減産問題、穀物の主要生産国における干ばつ、水害、山火事などの異常気象問題など、国際資源価格に関わる問題はいろいろありますが、現状、何とか一応の安定という事でしょうか。
今後も、この主要3物価については、状況により発表の都度取り上げていくつもりですが、今回は、国際的な物価問題も何とか落ち着いて、後はそれぞれの国の国内問題としての物価問題になって行くのだろうと見ていますので、このブログでは、今後は消費者物価指数の追跡に一層力を入れて行きたいと思っています。
国際紛争の種は尽きないようですが、紛争や戦争は、それを引き起こすリーダーにとっては当面気が済むのかもしれませんが、現実に起きるのは物的・人的な悲惨な破壊だけで、人類社会にとってはマイナスばかりでしょう。
人間が作り上げたものを人間が破壊するような事がなければ、物価や経済の分析もずっとやり易くなって、より人々の役に立てるのに、などと思いながら、数字を追い、グラフを書いています。