「異次元金融緩和の継続」はどうなるか
前々回、最近の日本経済は、何かおかしいと書きました。
昨日今日の様子を見ていましても、やっぱりおかしいという感覚は消えません。
直接おかしいなと感じるのは、株価が、どう考えても異常ではないかと思われるほど急激に上がっている事です。
勿論日本人の投資家や大衆株主の力で、こんなに急速で大幅の株高が起きるとは思われません。日本の投資家はもっと臆病でしょう。
これからの日本経済が、こんなに株価が上るほど力強い成長力があると考えているとはとても思われません。
昨日も岸田総理の記者会見がありましたが、防衛予算増額についても異次元の少子化対策の財源についても、国民が安心できるような健全な財源確保の具体案はありませんでしたし、急速な経済成長の回復を感じさせるような発言もありませんでした。
アメリカをはじめ、海外の株式市場も日本のような異常な上昇は見られませんし、何で実体地経済の冴えない日本の株価だけがかつてのバブル期を上回るようなスピードで上がることは、どう見ても異常に感じられます。
日経平均が大引けで少し軟化して終わっても、引け後、CFDは着実に上昇し、明朝の寄りつきに向けて着実の上がっていき、そのまま、上昇した水準で日経平均は始めるといった感じで、何か決められたレールの上を進んでいるような状況です。
報道によれば、ヨーロッパ筋のカネが流入という事ですが、何かヨーロッパが、日本に株バブルを起こしたいという要因があるのでしょうか。
更に、日本政府や日銀が、この異常な株高の進行について何も触れていないという事も何かおかしい感じがします。
菅総理の時、一時日経平均が30,000円を付けました。菅総理は、「3万円は目標のまた目標だった」と喜んでいましたが、今、総理や関係閣僚からは、何の意見も声も聞かれません。
あたかも、「もうそれは当然のこと」と分かっているのではないかと感じられるほどです。
明日からは日銀の政策決定会合が開かれます。
植田総裁の予想の様に消費者物価の上昇率が鎮静かするか、それとも「生鮮食品とエネルギーを除く総合」(通称コアコア)が相変わらず上昇を続けるのか、6月からは電気料金の大幅値上げがあり、心配されるその影響など、日銀としては、最も気になるところでしょうが、どんな見解が出るのでしょうか。
アメリカが、インフレ鎮静から利上げストップに動く時期に、日本が逆に、異常に長期化した「異次元金融緩和政策」から、金利引き上げに動くかは、日本経済にとっても$:円レートに影響し、アメリカにとっても日本にとっても気になるところでしょう。
異常な株高に象徴される日本経済の現状を、一体どう見たらいいのか、政府は無反応、日銀の反応はいかにですが、そのあたりから何か日本経済の現状の異常についての何かのヒントが見いだせるのかと注目するところです。
株式市場関係者は、拍手と万歳かも知れませんが、何か違和感をお持ちの方も多いのではないかと思うのですが、手放しで喜んでいていいのでしょうか。
前々回、最近の日本経済は、何かおかしいと書きました。
昨日今日の様子を見ていましても、やっぱりおかしいという感覚は消えません。
直接おかしいなと感じるのは、株価が、どう考えても異常ではないかと思われるほど急激に上がっている事です。
勿論日本人の投資家や大衆株主の力で、こんなに急速で大幅の株高が起きるとは思われません。日本の投資家はもっと臆病でしょう。
これからの日本経済が、こんなに株価が上るほど力強い成長力があると考えているとはとても思われません。
昨日も岸田総理の記者会見がありましたが、防衛予算増額についても異次元の少子化対策の財源についても、国民が安心できるような健全な財源確保の具体案はありませんでしたし、急速な経済成長の回復を感じさせるような発言もありませんでした。
アメリカをはじめ、海外の株式市場も日本のような異常な上昇は見られませんし、何で実体地経済の冴えない日本の株価だけがかつてのバブル期を上回るようなスピードで上がることは、どう見ても異常に感じられます。
日経平均が大引けで少し軟化して終わっても、引け後、CFDは着実に上昇し、明朝の寄りつきに向けて着実の上がっていき、そのまま、上昇した水準で日経平均は始めるといった感じで、何か決められたレールの上を進んでいるような状況です。
報道によれば、ヨーロッパ筋のカネが流入という事ですが、何かヨーロッパが、日本に株バブルを起こしたいという要因があるのでしょうか。
更に、日本政府や日銀が、この異常な株高の進行について何も触れていないという事も何かおかしい感じがします。
菅総理の時、一時日経平均が30,000円を付けました。菅総理は、「3万円は目標のまた目標だった」と喜んでいましたが、今、総理や関係閣僚からは、何の意見も声も聞かれません。
あたかも、「もうそれは当然のこと」と分かっているのではないかと感じられるほどです。
明日からは日銀の政策決定会合が開かれます。
植田総裁の予想の様に消費者物価の上昇率が鎮静かするか、それとも「生鮮食品とエネルギーを除く総合」(通称コアコア)が相変わらず上昇を続けるのか、6月からは電気料金の大幅値上げがあり、心配されるその影響など、日銀としては、最も気になるところでしょうが、どんな見解が出るのでしょうか。
アメリカが、インフレ鎮静から利上げストップに動く時期に、日本が逆に、異常に長期化した「異次元金融緩和政策」から、金利引き上げに動くかは、日本経済にとっても$:円レートに影響し、アメリカにとっても日本にとっても気になるところでしょう。
異常な株高に象徴される日本経済の現状を、一体どう見たらいいのか、政府は無反応、日銀の反応はいかにですが、そのあたりから何か日本経済の現状の異常についての何かのヒントが見いだせるのかと注目するところです。
株式市場関係者は、拍手と万歳かも知れませんが、何か違和感をお持ちの方も多いのではないかと思うのですが、手放しで喜んでいていいのでしょうか。