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嗜癖 と 依存 そして 中毒

2010-08-03 | まいにち

  知人から、『嗜癖』と『依存』は、違うの?と尋ねられました。

  改めて調べた次第です。こんな書き方でいいのでしょうか…。

  それと今日、本を読んでいて、あっそうなの!?とおどろきました。プログラムにのっていく中での回復率はその動機が自主的なものであれ、どうであれ、差はないとの研究結果も出ているそうです。これまでの「本人が止めようと思わないと…」といった業界の常識を変えていかねばなりませんね。

  最近はあまり、「嗜癖」ということばも使われなくなりつつあるかなと思います。

 

依存

依存(dependence)は、対象から何らかの快感がもたらされ、その快感を求めて反復していくうちに「どんどんはまって」しまい、「やめようと思ってもやめられない」つまり、コントロールできない状態(精神依存)に陥ったことを意味します。

依存の対象としては「物質」「プロセス(過程)」「関係」の3つがあげられます。

「物質」依存は、ある物質を摂取する中で快感が生まれ、使用欲求が高まり再び摂取し続ける中でコントロール障害(精神障害)が引き起こされるものです。

「プロセス」依存は、ギャンブル、買い物などに伴う快感のために、これらの行為がやめられなくなるものです。パチンコ依存の方の話を聞いていると「物質」依存の方と本当に似たコントロール障害であるのに驚かさせられることがあります。最近ではインターネットや携帯電話などの依存も言われるようになってきました。

「関係」依存はある特定に人間関係への依存で、異性との破滅的な性関係、あるいは暴力的関係や過度の世話やき、などから抜け出せない状態であることをいい、一部は「プロセス」依存と重なっているともいわれています。

嗜癖

addictionはしばしば依存と同様な意味でつかわれてきました。しかし「繰り返される悪い癖」というような意味を含むため最近はつかわれることが減ってきています。また、WHOでは1973年に「嗜癖」の使用を廃止し、「依存」を使うようになっています。

 

中毒

intoxication)は、飲酒によって心臓の鼓動が激しくなっているなど、薬物の即時的・直接的薬理作用による体の異常状態を指します。

 

薬物依存からの脱出―治療共同体デイトップは挑戦する
ウィリアム・B. オブライアン,エリス ヘニカン
日本評論社

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