XLⅤ「兄妹」
詩や随筆のように
文字の形容や修辞はないけれど
tokiとして
一枚の写真が一篇の詩より
より多くを語ることだってある
風物の一瞬を切り取るpictureと
心象の幽かな揺らめきを捉えるpoemと
兄妹のように瓜二つ
僕の組み合わせは
混沌の滴を集める兄と
抒情を拾う妹なのだが・・
*09/21 21:57
XLⅤ「兄妹」
詩や随筆のように
文字の形容や修辞はないけれど
tokiとして
一枚の写真が一篇の詩より
より多くを語ることだってある
風物の一瞬を切り取るpictureと
心象の幽かな揺らめきを捉えるpoemと
兄妹のように瓜二つ
僕の組み合わせは
混沌の滴を集める兄と
抒情を拾う妹なのだが・・
*09/21 21:57
ⅩLⅣ「自負」
僕は洗い師だから
つねに繊細さが求められた
意識の全てを一点に集中する
技術や方法や持続力が
professionalとamateurを隔てる
僕は望んで、それを生業にし
何の違和感なく、退屈もせず
実に三十五年という恐ろしく長い年月の
生計の柱にしてきたのだ
それ故、胸張って
平均的な人間よりは少しだけ
細やかさや気配りや一途さなどの
そういうヒトとして、必要不可欠な要素に
長けていると
自負している
*09/21 16:22:22
曖昧模糊に
長々と書き綴ってゆく根気が
気薄になってきたのかも知れぬ
長さに対する耐性が
短くなってきたのかも知れぬ
もしかしたら、そんな事情より
長く書き継いでゆくだけの
エッセンスが不足する日常を生きるようになったのか
そうでなくして
書く事に貪婪な僕が
如何して書く事に困窮などするのかの
説明が上手くできないのだ
きっと一つ一つは
使い込まれて艶光する部品で
僕は唯、それを駆使するだけで事足りていたのに
全体を機能させる情感が
心身を司る情(kokoro)が
きっと曖昧模糊になりつつあるのだ・・
*09/21 12:53:53
XLⅢ「戦闘」
何にしても
其処にどんな理由が介在したとしても
止まらない此の現世を
首尾よく生き延びるには
ただ、戦いがあるのみなのだと
何時でも心身は挙って
そういう戦闘状態に直面していると
屹然と
覚悟を決めねばならぬ
そうでなければ
たった千八百秒の労働さえ
手の負えない使役になる
*09/21 12:36:36
XLⅡ「遭遇」
想像力と柔軟性を致命的に欠如した
monoやヒトやkisetuに
出合ってしまったりすると
それは
永遠に疲労度を上下する感覚の
虚しさで
開いた口が塞がらなくて
とうとう裂けてしまうまで
つまりは
培ってきた総ての忍耐力が
見事に擦り切れてしまうまで続いて
ボクは流石にヘトヘトになり
暫くは
立ち直れない気さえ起るのだ
そうして無意味な対立は
そんな風に悲観的な遭遇は
日常的にやって来る
幸不幸が表裏一体のように
運不運が螺旋で続くように
生きるとは、だから
日々の退廃と歓喜の鬩ぎあいに身を焦がして
気付かないうちに
疲弊してゆくことかも知れぬのだ
*09/2103:57