不確かな確かを
夜の間に
僕はたくさんの詩を書いた
推敲し、吟味し、選択し
テーブルと椅子の間で
原稿用紙の枡目を
確かに
飽かず埋めていった
・
物音一つ無い
純粋な空間で
そこには確かに
詩人になった僕が居たが・・
・
言葉やフレーズや並びを
bokuの脳裏に刷り込んで
万が一、yume?の事態に備えたが
ほんとうに目覚めたとき
その現実は
総て不確かになった
砂上の書斎のように
事実は跡形もなく消え去り
無の亡羊だけが拡がった
・
僕等は何時でも
不確かな確かを生きる
yumeとututuの
脆弱と鋼のような・・
それ故、僕に
言葉という武器がある
・
地に伏す迄、それで、三世を亘ってゆくのだ!!
*09/20 14:14:14