XLⅦ「言葉」
不意にでも
長期の熟成の後にでも
何気ない仕草の最中にでも
思いの他から突然にでも
それは僕の胸に身籠って
世界の一端の”僅か”を記述させる
もしかしたら
己にだけ通用する記号のように
他人にも添付できる追伸のように・・
*09/22 21:36:21
XLⅦ「言葉」
不意にでも
長期の熟成の後にでも
何気ない仕草の最中にでも
思いの他から突然にでも
それは僕の胸に身籠って
世界の一端の”僅か”を記述させる
もしかしたら
己にだけ通用する記号のように
他人にも添付できる追伸のように・・
*09/22 21:36:21
イノチの条文を
僕の書いたものが
誰かの胸で拍動を始めること
誰かの胸の音叉で共鳴すること
自他のイノチを
絶えず震わせていること
その為に、僕の「書く」は在り
その為に、僕はwriterで在り続ける
senderとreceiverの縁を結ぶこと
無と有を取り持つ手立てであること
ゆめとうつつの端境に
イノチの条文を押し立てること
僕の菩薩は僕を従えて弥勒を待ち
僕の祈りは
その先兵の言辞となって
やがて、涯ない中空に解き放たれる
*09/22 21:17
XLⅥ「使者」
棚から牡丹餅のように
思いもかけぬ時間と方法と出来事から
突然に訪れる使者も有る
下垂体を刺激して
不可思議の脳内から
スケッチの道具が付与されるのだ
それで僕は
忠実な下部のようにそれを著述し
絡繰りは伏せて
全部僕の手柄にする
*09/22 06:33
誤認起床
05:00起床。真っ暗い寝室で、何時ものように両目の光彩が暗さに慣れてゆく暫くの間を待って、枕元に手を伸ばし眼鏡(緊急時の備蓄品みたいにその在処は何時でも所定の場所に)を取り、さてさて何時の暗闇なんだ?と、古惚けて蛍光色の“ミドリ”さえ最早色褪せて定かではない目覚まし時計(その主たる役目はとっくの昔に終えている代物だが・・)に視線を送ると5時を少し回っているように見える。
夕べ23時に敷布団に横になった。それから6時間経過なら睡眠時間としては何とか足りているのだと納得(それにしては暗さの濃度が高いが・・)して起き上がる。明日は“秋分の日”、昼夜が半々になる頃の暗さの密度はこんなものなのだと何となく言い聞かせながら、その自分の意見に合点しながら14階段を下り取り敢えず確認も兼ねて居間のライトを点ける。
ガーン、半信半疑が氷解する。何と何とまだ午前2時半の闇だった。道理で・・の暗闇の深さだったのだ。流石にこの時間は駄目だ。あと数時間は眠らなきゃ・・。矯正視力1.0の視界で確認したのは、5時ごろではなくて2時25分の事だったのだ。短針と長針の位置を勘違いしてしまった”誤認起床”と云うことになる。
ほんとうの5時になった。カーテンに囲まれた居間の西側も南側からも、その厚手の布を擦り抜けて仄かな明るさが届く。彼岸入りから3日目、ウンウンと頷ける外の様子だ。
午前3時に再眠を選択して(押し入れから出した敷布団と、厚めのタオルケットを被って)凡そ100分。ぐっすりと眠りをplusできた。これで何時もの手順に復帰できそうだ。
明日は”彼岸の中日”。今朝の散歩はカメラを二台持って、その日に咲くあの不思議な花を撮りに出ようと企んでいる。天気予報は「晴れのち雨」だから午前の撮影には支障なかろうと、風景全体に明るさが行き渡るのを待って待機中のマンボだ。
昨日の夕方、夕暮れの雲に惹かれて久し振りにカメラ持参の散歩に出た。
09/21 17:23
筋雲が流れて
すっかり秋の空になった。
茜雲とピンクの飛行機雲
09/22 05:05 夜明け前の
明星がクッキリと輝く
09/22 06:17 まんぼ