降って来るもの

写真と散文とぽえむ

6%Alc

2020-07-04 21:27:45 | 詩21

       6%Alc

 

あれもしなければ

これもしなければ

と思案しながら

その実

起きる気分は毛頭なくて

その気分上々のままに

布団の上で自由に羽を広げ

唯ひたすらtokiと戯れる

 

あれをしなければ

これもしなければ

言葉遊びを愉しみながら

午睡の続きを満喫

微睡みのumiに揺蕩い溺れ・・

 

今日は土曜日

きっと息子たちとの昼餉のバーベキューに

喉を鳴らして一気飲みした缶ビールの

体内に残る6%Alcのせいだ

こんなにも気持ちよく

思惑を弛緩させているのは・・

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T.P.O.

2020-07-04 17:44:04 | 詩21

     T.P.O.

 

気分のmodeをT.P.O.に応じて

自在にチェンジしなければならぬ

 

-一行が成立しようとするときに

-花の蝶に誘惑されてはいけない

 

-面白事象にlensを向けながら

-言葉探しはやってはいけない

 

”二兎を追うものは・・”の戒めのように

同じ感性で

二種類の対象に

同時に触れてはいけないのだ

 

支流に成り、分流に成り

奔流に成ったり、清流のままに

僕のmuneの本流は

原点のUMIへと回帰する

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MEMO

2020-07-04 06:20:06 | 詩21

          MEMO

 

何時頃のmemoか

sepiaに変色した紙切れが出てきた

僕の軽四貨物の

ダッシュボードの奥深くから

破いた紙に走り書きした

5cm四方ほどのmemo書きが出てきた

-ラーメン のり-

と僕の字が・・

 

何時、どのくらい遡った過去なんだろう

袋入りの乾麺なのか?カップヌードルか?

或いは、生麺か冷凍麺か?

何の手懸りも思い出せない過去・・

はてさて”のり”とは?

フリカケ海苔か味付け海苔か?

若しかしたら瓶入りの佃煮海苔かも?

否、待てよ

洗い師の僕が常用する”せんたく糊”かも知れぬぞ

 

思い出さねばならぬほどの必然は皆無だけれど

其処に戻ればきっと

その時の僕が居て

このmemo用紙を手に

買い物に行ったはずだ

 

茫洋とした昔の中に埋もれていた

inochiの一滴のような

取るに足らない

色褪せたmemo用紙の欠片よ

けれど、もう既に

しみじみと懐かしい匂いが

munmunと漂って

切なさを浮き上がらせるのだ

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