降って来るもの

写真と散文とぽえむ

鎮静度”五”

2020-07-14 22:09:47 | 詩21

      鎮静度”五”

 

静もりに深さがあるとしたら

鎮もりに程度があるとしたら

 

この静やかさは

正しく

静度”五”になる

この鎮もりは

正しく

鎮静程度”優”の秀逸になる

 

寅の刻

万物の息遣いが

密かに耳朶に触れて

トキの向こう側から

sizukaに湧いてくるものに出合う

 

僕は瞑目して

その幽かさを掬い獲るのだ

正体不明の無形の

ただ仄かに

心音に触れてゆくものたちの言伝を

無声映画の台詞のように

拾ってゆくのだ

 

僕はただその情景を辿り

脚本家のように

その生業の移ろいを

言葉に変換してゆく

鎮もりの渦中で静やかに・・

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海馬の休息

2020-07-14 15:07:07 | 詩21

     海馬の休息

 

ほんとうに休息したいときは

胸のmemo帳に

油を塗り詰めて

文字が書けないようにしている

お得意のball penでは

 滑って転んで

言葉がbarabaraになるのだ

 

ほんとうに書くことを放棄したいときは

この頃は

思考回路の配線を

zutazutaに引き千切る

ヒントを残せば

思惟の枝葉が絡み付いてきて

 真っ平らな安息を

許してくれなくなるのだ

 

なんと贅沢な自惚れ・・

・・かも知れぬ

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AURA

2020-07-14 13:05:42 | 詩21

        AURA

 

万物のauraを浴びて

とき折り

生かされている気に為る

 enisiの絲の手助けを感じて

 おり折に

 生きている実感を味わう

cosmosの寛容にkuruまれて

inichiを紡いでゆく

感触が有る

 ひとりは闇の間でしかない

 そうして

 光は孤を細胞に漲っている

さあ、溢れるauraを身の裡に収めて

inochiの続きを

颯爽と輝くのだ

 

kimiもbokuも

 

 

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止み間のひと廻り

2020-07-14 06:35:19 | 自然

~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます 相変わらずの雨の朝デス。夕べの天気解説では、梅雨明けの平年値は20日から21日とのことで、来週に成れば太平洋高気圧が張り出してきて・・と。

 梅雨明けの時期は平年に近いとしても、毎年同じように水害が起こるのは防ぎようがないのでしょうかね。短期に集中して大量の!!雨。やっぱり温暖化の影響が顕著なのに、為政者たちは10年後や20年後などと暢気なことを宣う。

 考えても致し方ない事。考えればそれぞれの無力が腹立たしいばかり。血圧によくない事象は一先ず別の棚に仕舞い込んで、今朝は過日の久方の”青空”が顔を覗かせた夕方のひと廻りの情景のことを

我が家の”ノウゼンカズラ”も咲いてきました

放置の実から何時の間にか

南瓜が

雨の止み間に

稲の株も

いい風景だよね

ほんと!!

蛍袋

馬酔木の花のような新葉

Orangeのルピナス

赤詰草

百合のような”ノカンゾー”

合歓に

栗の赤子に

眉毛のような茅

        07/14 06:34 まんぼ

 

 

 

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夢中の栞

2020-07-14 05:47:05 | 詩21

夢中の栞

 

行先不明の

辿り着く場所未定の

一度限りの

其其の営みの隙間に

一枚や二枚の

夢中の栞が挟まれていたとて

誰がその事を云云できよう

何人がそのinochiの縁を

糾弾できると云うのだ

 

まるで

天使の翼のように

随随と翅を煽って

飛廻る夢中のcosmosよ

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