降って来るもの

写真と散文とぽえむ

それぞれのMetronom

2021-01-06 13:30:07 | 詩22

それぞれのMetronome

 

情感の”TOKI”を刻まなくて

一体

何を人生と言う

 

禍福,哀楽,忿怒,感涙,憂愁,歓喜,etc

有りと有る

凡ての感情を総動員し

上下左右,天地空海,有無夢幻,etc

そこに

さまざまの”TOKI”を記録して

それぞれのメトロノームは

正確に

inochiの分秒を刻印してゆく

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虚空の徒然

2021-01-06 05:39:10 | 随想

 

                                             虚空の徒然

 

然したる訳もなく 意味付けするほどの理由もなく 正統性を主張するほどの根拠もなく

取り敢えず 何気なく 唯 前へと誘う引力の儘に

身の裡から搾りだせるものには 並べての生き物の条理のように

自ずから限界がある

その必然に覚醒した時に 僕は屡々 降って来るものに肖りたいと

自失の呈で 己がコスモスに身を置く 一人っ切りで

 

思慮の端っこに 思惑の隅に 空洞の想念に 真っ新の思惟に

ただ目印になる 一灯の希望を点して

 

時間はゆくりなく移ろい 万物は滞りなく 存在の意味を更新してゆく

人は? 人も免れないのだ 刻々と変貌を遂げなばならぬ

イノチの意義を反芻しながら 僕は無心を設え 心中に降る天声に耳を澄ます

 

幽かに 過ってゆくものに出合う

降って来るものの 幽さに気付く

触れてゆくものの気配に 神経が聳つ

掠めてゆくものの 仄かな風を感じる

湧いてくるものの ひと滴に浸る

 

無情の内なる有情に 心身を同化させ

イノチの儚さを洗浄し 有無の垣根を超えて

刹那の”toki”を 捉え続けるのだ

 

その過程で 僕のポエムも生まれ続ける

僕のライブを 代弁し続ける 咆哮のように

   2021(R3)1/5 09:00 万甫

 

     

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