降って来るもの

写真と散文とぽえむ

海鼠の原論 Ⅱ 出合うまで

2021-10-07 21:53:26 | 詩24

     海鼠なまこの原論 Ⅱ 出合うまで

 

-心魂に触れてゆくものに-

 

夢幻の間の楔くさびのような

出航を促す銅鑼の音のような

覚醒の門扉を開ける錠前のような

凡庸と非凡の隔壁を払う念珠のような

cobalt blueの衝撃のような

深森の標のような青い鳥に

深海のbuoyのような光魚に

仄かを嗅ぎ分ける犬の嗅覚に

平凡を屹立させる白呪術の錯誤のように

我が空海の明日の鏡のように

 

-出合いの契りを結ぶまで-

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海鼠の原論 Ⅰ 往来

2021-10-07 13:51:02 | 詩24

     海鼠の原論 Ⅰ 往来

 

夢中の算段から

突然,現実に引き戻される

 

何が起こったのか

暫く,理解できない

 

夢中の段取りは

呆気なく,藻屑となって夢散した

 

午睡の束の間の

垣間見る,別世界

 

どうやら人間には

有と無の

世界が二つあって

無意識に

往来しているようだ

 

 

 

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土竜の言い分⑧感性の朝

2021-10-07 06:09:50 | 詩24

     土竜の言い分⑧感性の朝

 

午後十時の無意識から

産声のように

最初のひと呼吸で蘇生する

午前三時

 

 fantasticな物語の

最初の読点のように

時を確認する瞬間

 漆黒の忘我の漂泊から

最初に生まれる有限の一行の

一語目のように

ふと目覚める時間

 長い休符の

メロディーのない楽曲の

最初の一音符のように

再開する現生の時刻

 

慣習のように

もはや習性のように

夜の間に動き始める僕の

感性の朝

 

まあ,いいか・・

 

 

     土竜の言い分⑨対価

 

抑揚のない言語の会話も

heroに成れない日常も

叙述語を見つけられないstoryも

悲恋の嘆きも,貧の哀しみも

百一個の胸の痞つかえも

会者定離の掟も,生者必滅の運命も

一行を認める安寧も

刹那の開眼も

束の間のecstasyも

 汚泥から静かに湧き上がる

 一個の奇蹟の泡あぶくのように

僕らは此処に来たのだ

全てはその対価

それでも尚

Homo sapiensとして

此の碧い惑星に

inochiを繋げるシアワセ

 

     ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

トップページから小難しい?或いは意味不明?若しかして鬱陶しい・・?展開になりましたが、それでも我慢して此処まで読み進んできてくれた人に

それでも続きは”飽きられてしまう程に”何時もの朝の”blueblack”の空を

スッキリぶる~の南の空を・・、恐らく初めてのUP

いい日になりますように    10/07 06:30:30 万甫

 

 

 

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