一問の差で 合否が決まるという場面だとして その問題の正解に対する扱いによって運命が
ということなら 当然 気になって気になってしかたがない という心境の毎日で なんとも
やりきれない でしょうから お付き合いをいただいている受験者さんには 自身の見解を
ハッキリと
述べさせていただいているのですが・・・・
本年度の 《管理業務主任者試験問1》についての アーダコーダの議論ですが
前提として ハッキリとしておかないといけないこととして
問われ方が
【問 1】
共有に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、最も不適切なものはどれか
と してあること
次の
【問 2】
マンションに関する次の記述のうち、民法、区分所有法及び判例によれば、最も
適切なものはどれか。
と比較してみてください
※ 判例によれば などの文言は問1には登場していないのに、判例からして
肢4が適切ではない、などとの解説をなさっている塾講師さんがいるよう
ですが当該肢についての試験解説としてはいかがなものか、と思われるの
ですが・・・判例からするとどうなのか、などと問われていないでしょ・・
そして、次の注意が問題用紙に明記されていました。
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注意事項
1 問題は、 1 ページから33ページまで50問です。
2 試験の開始の合図と同時に、問題のページ数を確認してください。
落丁や乱丁があった場合は、直ちに試験監督員に挙手して申し出ください。
3 解答は、別紙の解答用紙に記入してください。
解答用紙の注意事項に従い、所定の要領で記入してください。
複数の解答をしたもの、判読が困難なものは、正解としません。
4 正解は、各問題とも 1 つだけです。
5 問題中の法令等は、令和6年4月1 日
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上記からして、また、最も不適切なものという表記からして、正解として
選択すべき肢はただ一つ、と理解すべきは当然のことなのですから、受験
者の方々への解説として、肢1 あるいは 肢4 などという説明だとす
ると、プロとして、いかがなものかな、と思えてしまいます。
以上のことから、自身は、質問された場合には『本年度問題問1における
最も不適切な肢は1です。』と説明させていただいているのです(先日
のブログにあるとおり)。
意見を交わし合って結論を探究する場合に最も肝要なことは、議論におけ
る[前提]を、ハッキリと認識し合うことだと、常々思っているのです。
記述のうち、民法の規定によれば、最も不適切なもの
における議論なのです。
私自身は、選択される肢が二つでも可であるかもしれない、などという
前提には立っていない、のです。
さて、これから、〔契約不適合責任〕について、再学習です。
何十年と、改正前の民法で実務をしてきた者にとって、以前の知識を前提