今 顧問として関与させていただいているマンション管理組合の
法人化 の
お手伝いをさせていただいています
管理組合さんの状況などからして 法人化の必要 おおいにあり との判断をして説明に入ると
『 なんのために 法人化なんぞという聞きなれないことをするんですか なんか イイコトがあるんでしょうか ?』 という問いが
まずは 65パーセント以上の組合員さんから 99パーセント ?? 登場することとなりますね
無理もない ともいえます
手間も 少々費用もかかり 登記も必要だし 罰則規定適用などという場面(区分所有法第三章)もあったりしますから
《 そうですね 例えて言えば スポーツの薄暮試合を 観覧席の上段からみているとき
照明設備の充実した広々としたグラウンドで選手はプレイでき 観戦はゆとりで か
それとも 薄暗いままのボヤーッとして手狭のグラウンドで グレー一色のせめぎ合いという感じのプレーを空想力も少し混ぜて眺めているしかないときもある というような違いがあるような? かな? ≫
我ながら なんとも妙な例え ?? ですが・・・
世にある おおよそのマンション管理組合の法的な性格は <法人格なき社団>といわれているが
実は けっこうさまざまなタイプがあったりして ジックリ見極めないとおいそれとは運営のアドバイスも
曖昧にしかできない ということもあり得るのです
稀だが 一例として 組合的な結合の組織もあり得たり 権利能力なき社団とさえ捉えることが困難ともいえる 単なる人の集まりみたいなもの? と解さざるを得ない形だってあり得る かもしれない
そうしたことを考えると
☆ 取引の当事者となり得るのか
☆ 訴訟当事者となり得るのか
☆ その管理組合の所有物証明手段ともいえる不動産の登記の道はあり得るのか
☆ とにもかくにも 安全な取引となり得るのか
というような点で 設立登記して法人化することは やはり 意義があることだと考えます
とにもかくにも その都度 異なる場面ごとに苦労してきたであろう 自分たちの所属している組織の説明も圧倒的に客観的にできることとなるし 相手方の了解度も格段のレベルアップが図られる と思われます
登記簿をみていただいて 法人名義で銀行口座の開設も スムースにオーケー
管理組合自身を専有部分持ち主としての不動産登記も オーケー
繊細な法的処理場面ではもちろんのこと そこまでの要件を要求されない場面だとしても 法人格を取得しておいての簡易・効率的 処理遂行の利点は けっして 少なくないと考えられます
というわけで 建築後30年40年過ぎたマンションだからこそ 法人化の意味するところは 考えているよりも大きいと思われます 融資を受けるにも 行政とナンダカンダと協議するにも 対外的にさまざま場で援助アピールの要に迫られたとしても まずは 自分自身を眺めてもらって 自分を説明しなければなりませんでしょうが 説明の苦労のレベルの差と 説明結果の効果の差は 歴然としていることでしょう なんといっても 法人登記簿 という いわば公器・公的手段で 名前も居所も執行者のことなど相手に示し得るのですから
概して マンションという組織が責を負うとき 実務上 一般的には その団体組織が責を負うのでしょうが未法人化の より多く存在している通常の?形のマンションでの第一義的責任の形としては 全組合員が各々分割債務を負う という理解がなされそうです(いろいろと 解釈がわかれるところでしょうが・・・)
管理組合法人では 各組合員の責任のありかた(区分所有法53条で)のことも名文で確認できたりします
実は 対第三者という面だけではなく 組織内部においても役員の執行権限などの姿がよりハッキリと見えやすくなったり・・・このような点でも 法人化の意義はあると思います 先日も記しましたが 共同代表 という稀な形なども確認できますし 相手方にも理解しておいてもらえます 何十億という資産における共同使用部分を管理していく組織として 特殊な執行体制の需要があるかもしれませんし
もう少しで 5月とも サヨウナラ
そうして 今年も梅雨が来たり過ぎたり
そんななか 高校野球も始まったり
蛙の鳴き声も一日一日 大きく元気になって
陽光も 少しずつ 明るさと熱気エネルギー いっぱいを目指しながら・・・
そうして 田舎の一介の素浪人が 「夏は来ぬ」を歌いながら聴きながら待っていると
大好きな夏の季節がやってきてくれるのでした
我が自由業の定年?は いつの日やら
とにもかくにも まだ 歩くしかない日々
というより 歩かせていただいているシアワセに 感謝 感謝
hatakeyamaマンション管理士事務所
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