(事情があり 以前のものを その当時のまま再掲させていただきます)
このような時勢なので いわゆる倒産がらみの話で
事務所を利用なさる方もチラホラ
私的整理
破産手続
会社更生
民事再生
特定調停
特別精算
ADR
などなど
倒産処理制度は サマザマ
が つまるところは
清算(配分)を目的にするか 再建し弁済の原資とするか
公が関与するか 私的に進めるか
管理処分権を債務者でなく第三者に移すか(管理型)
全員一致で事を運ぶか 多数決等によるか
どこまでを処理範囲の枠に入れるか 特別扱いの枠の有無
迅速処理を徹底したいか
秘密保持を優先したいのか
などなどの違いによる個性派揃い
私的に処理をする場合 抜け駆けを防ぐため債務者資産名義を一旦処理の中心で仕切る者に移すなどということをする
場合もあり得ますが よほど慎重にする要があることは当然
精算・管理型 破産手続
再建・管理型 会社更生
再建型で管理処分権を債務者に原則残す 民事再生
が代表選手
そこでいつも訊かれるのは 倒産 とは?ということ
債務を返済できなくなった経済状態にあること
けっして 債務超過である状態 即 倒産ではありません
(現行法で唯一倒産の定義をしていると思われるのは
中小企業倒産防止共済法2条2項
そのなかでは 再生手続をも倒産と捉えているよう)
『弁護士さんでなくとも いろいろ相談できますか』
「法規・法制相談 そして 法律事務相談として おうかがいします」
法律相談 とは原則言えない?
書面作成上で当然絡むような法律関係の説明をするのに
苦心の説明で 弁護士法との職域を意識した発言になります
が 依頼者さんは 少しでも廉価な料金で 不安を拭うこと
ができればいいわけでもあり
『要するに相談できるのですね』
「ハイ 法規・法制相談 法律事務相談として 相手をさせていただきます」
なんとも まわりくどい 形式にとらわれた対応と充分感知
してはいますが 致し方ない・・・・
弁護士さんは 法廷での活動も徹底できるのだから 細かい
ことにこだわらず 国民の利益保持のため職責を尽くしていき 我々も 微力ではあるかもしれないが
同様な目的のため
国民の法律がらみの心配事に関与させていただく
というスタンスで 互いに問題ないようにも思うが・・・
なかなか難しいところがあるようで・・・
もっとも 依頼者さんには そんなコムズカシイ理屈なんぞ
どうでもいいわけで 一心不乱?に倒産制度の解説に努めた 先日の 相談案件事情の一こま の巻き でした
以前から思っていたこと
何事も 餅屋は餅屋
例えば 許認可の件だと 何年もその案件の判断担当を
なさっている係官
なにしろ さまざまな形態処理を特化した分野で 連日係わっておられるのですから詳しいのは当然?といえば当然
我々はモチロン? 弁護士さんであろうが 公認会計士さん
であろうが まず 教えを乞うほうにまわらざるを得ません
弁護士さんであろうと 我々であろうと 得意分野はおのずと
出来上がって行きます
全知全能専門士業者は 想定できない というのが本当の
ところでは?
とにかく 資格の差異をとわず 切磋琢磨の必要は必須
というわけで
法規・法制相談
法律事務相談 とやらを
本日もやらせていただけそうな気配です
法律相談 では けっしてありません?
が
全力(当然ですが)で 説明させていただきます
それにしても 倒産絡み相談案件の出番が多すぎる