囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

四国・弾丸ツアー 3

2012-06-02 11:46:47 | 旅行
足摺岬からの日の出を見ようと、朝5時前に起床しましたが、曇天でした。ホテルから足摺岬灯台までの遊歩道を散策しました。



途中に白山洞門がありました。自然の造形美に驚きました。整備された遊歩道をのんびり20分程歩くと、四国霊場38番金剛福寺に着きましたが、開門時間前でした。亜熱帯自然植物園などもあり、もっとゆっくりしたかったのですが、朝食時間のためホテルに戻りました。



ホテルに戻ると、玄関には何本ものお遍路さん用の杖が置いてありました。同じホテルに泊まった方々です。

7時40分、朝食を済ませた後、ホテルを出発しました。



朝、散策した足摺岬展望台です。入口にはジョン万次郎の大きな銅像がありました。ガイドさんの説明や資料を読み、ジョン万次郎の偉大さを改めて認識しました。坂本竜馬など幕末から明治にかけて、色々の人に影響を与えたその生涯は実に素晴らしいものだと思います。
展望台から灯台を一回りしました。



四国最南端の足摺岬灯台を見学後、金剛福寺にお参りしました。



朝早くから、境内には多くの参拝客が来ていました。お遍路の方も見かけました。



バスで回る人達です。お遍路さんは、自動車やバイク、自転車などで廻る人等いろいろですが、私が驚いたのは「歩き遍路」と言われる、歩いて廻られる方です。
空海等が開いた、四国霊場88箇所、総延長1,200km以上あります。そこをひたすら歩いて回る人がいるのにはびっくりしました。
その一番大変な所が、ここ金剛福寺です。37番岩本寺から80km 39番の延光時までは50km離れているそうです。ここに来るだけで、130kmを歩かなければなりません。
金剛福寺は我が家の菩提寺と同じ、真言宗豊山派のお寺ということもあり親しみを感じました。参拝後、「平成の大修築」をするというので、瓦1枚を寄進してきました。

この後は、ひたすら高知・桂浜に向けて走りました。



途中、休憩した「道の駅」です。
道標には、「足摺岬~桂浜 間 150km」とあり、右には、「36番札所青龍寺まで57km」と書いてありました。車でならともかく、「歩き遍路」がいかに大変かを実感しました。
それでも、車中からは、同行2二人や一人遍路の女性や外国人も見かけました。「歩き遍路」が年間5000人位いると聞き、何を思い、何を願って歩いているのかと、私の方が逆に考えさせられました。
車中から歩き遍路を見た連れ合いが「あなたがいなくなったら、遍路道を歩いて供養してあげようか?」と言いました。私は連れ合いに「あなたが先にいなくなっても、四国は歩けないから、精々、秩父の札所を幾つか回る位しかできない」と言ってやりました。



ツアー最後の見学地 高知・桂浜です。どなたもが行く坂本竜馬像です。あまりに大きすぎて、彼の生き様を考える余裕すらありませんでした。



桂浜です。この海岸は、急深で潮の流れが早く、遊泳禁止です。でも、浜遊びに海に入る観光客が時々、事故に会うそうです。砂浜を貝殻拾いしながら歩いていた私たちも、「それ以上、渚に近づかないで下さい」とまたしてもスピーカーで注意されました。

3日間、天候に恵まれた弾丸ツアーでした。でも、高松からの帰路の飛行機は、天候不安定のため、揺れが激しく、機内サービスも中止されました。
忙しい日程でしたが、夜11時前に無事、自宅に帰りました。



コメント (6)
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