教養と教育

年金者組合のうたごえサークルでは、今、「アムール河の波」を四部合唱で練習しています。
なかなか難しい曲で、みなさん苦戦しています。
なにせ、高齢者のサークルですから、やむをえません。
指導と伴奏は、元学校の音楽の先生です。
休み時間に、ピアノ伴奏のMさんがこんなことを聞いてきました。

「教養と教育の大切さを知っていますか？」

元学校の先生の質問ですから、まともに捉えて、私はどう答えていいかわかりませんでした。

ところが、Mさんは
「高齢者になるととかく家の中でボーとしがちです。だから”きょうよう”すなわち”今日も用事があること”そして、”きょういく”すなわち”今日、行くことがあること”がとても大切なのです」　と言いました。

なるほど、と感心しました。
年金者組合に入っている人は「キョウヨウ　も　キョウイク」　もあるような気がします。
私などは、お陰様で毎日忙しく、「今日の用事」と「今日行く所」をこなすのに四苦八苦しています。