今日の東京新聞の「本音のコラム」と「週刊誌を読む」の記事です。
「本音のコラム」では、法政大学の山口二郎教授が、安倍首相のやっていることは、ナチスが全権掌握をした時の状況に似ている と述べています。北朝鮮問題を利用して国会での議論を一切封じ込め、国連演説をも自らの政策のプロバガンダに利用し、解散総選挙を設定していると述べています。
その下の「週刊誌を読む」では、月刊『創』の篠田博之編集長が「総理の政敵に週刊「文春」がスキャンダルを報じているが、官邸筋の意向がなければよいが と案じています。
また、しんぶん赤旗日曜版の藤田文知元放送記者が「TBSに500人デモの異様」を取り上げています。TBSが加計学園問題で、前川前文科省次官の発言ばかり取り上げ、前愛媛県知事などの発言を取り上げなかったのは、偏向報道だと抗議するデモだったそうです。デモ隊は「放送法を守らないTBSは電波を返上しろ」と気勢を上げ、街宣車上で君が代を斉唱して終わったと言う。それに先立つ8月22日には「読売」「産経」の新聞に、「放送法の順守を求める視聴者の会」の名で、カラーの全面を使った意見広告が出されたと言います。そこには、デモ隊と同じような主張が述べられ、会の呼びかけ人には安倍晋三首相の応援団が名を連ねていたそうです。
こうした一連の記事を読んで、私は週刊誌も、デモも、意見広告も官邸の意向が働いているような気がしてならないのです。そんなことが実際に起こっていたら大変恐ろしいことだと思います。私のそんな気持ちが、「単なる思い過ごし」で済んで欲しいと願っています。