私も加入している所沢革新懇(平和と革新の日本をめざす所沢懇談会)の総会があり出席しました。
第一部は記念講演でした。会の世話人でもあり、反核法律家協会事務局長でもある大久保賢一弁護士が「核廃絶へ向けてた世界的潮流~私たちは何をすべきか」をテーマに講演しました。
国連での核兵器禁止条約の採択までの経過と日本政府の対応などを詳しく説明しました。日本政府はこの会議に参加もしないし、署名もしないという態度に終始し、世界の核兵器廃絶の動きに背を向けたことを批判しました。
そして広島・長崎への原爆投下の惨禍こそが、新憲法9条を生む契機になったと述べました。その意味で核兵器廃絶と憲法9条は不可分の関係にあるとも述べました。
自民党などが目論む憲法9条の実質的な改悪は、日本を戦争する国、それも核兵器をもって戦争する国に導くものだ と批判しました。私たちは、核兵器廃絶と憲法9条の堅持は平和国家日本の根幹だと述べ、その運動の重要性を強調しました。
第2部は、革新懇の総会です。
一年間の運動と今後の活動の進め方について事務局長の小林弁護士が説明しました。
質疑討論に出された発言です。
☆ 米軍所沢通信基地の東西連絡道路の建設にかこつけて、基地の機能強化が図られているのは明白だ。事実経過を把握して、「基地全面返還」の運動を再び盛り上げるべきだ。
☆ 所沢市が進めている「さくらタウン計画」は私企業 カドカワのために市のお金を大量につぎ込む と言う正に暴挙だ。計画の進行状況を市民に公開するよう取り組みを強めるべきだ。
☆ 衆議院議員選挙が始まっているが、8区の野党統一候補の動きが心配だ。民進党の地元予定候補の態度はどうなっているのか知りたい
その他、会員増やしや節目に応じた街頭行動やネットも活用した会の活動の宣伝を活発にすることなどを話し合いました。
刻々変わる政治情勢に合わせて、「さよなら原発所沢連絡会」や「守ろう憲法・オール所沢連絡会」など他の市民団体や政党と協力しながら運動を広げていくことを申し合わせました。