囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

野党共闘の展望を学ぶ・・・

2018-01-13 17:58:13 | 憲法9条、大好き!

今日は野党共闘埼玉8区の会主催の新春講演会を聴きに行きました。

野党共闘埼玉8区の会は先の総選挙において野党共闘の統一候補を立てるべく努力してきた市民団体です。昨年の衆議院選挙では、民進党の解党、希望の党の結成など紆余曲折がありました。当初、野党共闘の統一候補の一人とされていた元民進党の予定候補が希望の党に変身したため、共産党の予定候補が野党統一候補になりました。選挙結果は、希望の党、野党統一候補を押さえて自民党が当選しました。

戦争法の強行採決以来、野党共闘の構築に力を尽くしてきた8区の会が今後、運動をどう発展させ、アベ政治に抗して憲法が生かせる日本を作るために何をすべきかを学ぶための講演会でした。

お話をしたのは一ツ橋大学の名誉教授の渡辺治さんでした。

渡辺さんは戦争法以来の市民運動、特に総がかり運動や9条の会の運動、自民党の改憲策動、対抗する野党共闘、希望の党の出現、民進党の事実上の解党、立憲民主党の結成など目まぐるしく変わってきた政治の動きを時系列にリアルに報告しました。

とかく、衆議院選挙での自民党の圧勝で改憲策動が大手を振っているように思われているが、その実態にメスを入れ、これからの運動の在り方を2時間近くにわたって話されました。

最後に、昨年の衆議院選挙での具体的な数字を示しました。安倍首相のお膝元の山口県の事例です。投票を済ませた有権者の出口調査です。希望の党の支持者の 65% 公明党の 32% 自民党の 15% が憲法9条改憲に反対していると言うのです。

支持政党は違っても内訳をよく見ると国民の間には、9条改憲に反対するという声は根強いことを示しています。渡辺さんはこの数字に依拠してこれからも「安倍改憲NO!」の3000万人署名に取り組もうと呼びかけました。

そして、目標は改憲の発議をさせないこと、そのためにも野党共闘8区の会が力を尽くして欲しい と結びました。満席の聴衆もこの訴えに応えて運動をさらに発展させることを誓い合いました。

とかく一喜一憂してばかりいる私にはとても勉強になった講演会でした。

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