昨日、突然噴火して犠牲者を出した本白根山はコマクサの群生地として有名な山です。私は友人と4人でコマクサの花を見るためにこの山に登りました。10年以上前の7月です。
車で草津温泉を経由して湯釜や弓池の観光客が休むレストハウスの駐車場に自家用車を置きました。(地図は東京新聞から)
レストハウスから逢ノ峰、ロープウエイ山頂駅、鏡池を通りました。鏡池は登山道の下に見える小さな池で、私たちはここには寄りませんでした。
鏡池を過ぎると火山の山特有のガレキになりました。この辺りに高山植物の女王と言われるコマクサの花が群生していました。
全くの自生ではなく、絶滅しかけたこの花を地元の高校生などがねばり強く植生したと聞きました。それはそれは見事なものでした。
火口を思わせる登山道でしたが、噴火の危険はないと言うことで、のんびり歩いてきました。
そんなところで突然、噴火が起きたと言うことでびっくりしました。簡単に登れる山とは言え、やはり火山ですから常に危険と隣り合わせだったのだ と登山の危険性を改めて認識しました。
大噴火を起こし、多くの登山者の犠牲を出した御嶽山にも登りましたが、その時も何の危険も感ぜずに登ってきたことを思うにつけ、火山に対する認識が如何に甘いかを今回も思い知らされました。
それにつけても火山がつならる日本列島、どこにでも火山噴火が起きる可能性があります。こんな列島に原子力発電所をつくれるような場所はありません。今回の悲劇からも、原子力村に群がる人々にも真剣に学んで欲しいと思いました。