「能率の父」と呼ばれる上野陽一(1983~1957)は、心理学研究をその基点とする能率学者・経営学者。
東京帝国大学哲学科で心理学を専攻し、実験心理学を中心に研究を進めていきます。
1909年には「実験心理学講義」を出版し、さらに翌年には「心理学通儀」を著述、これがベストセラーとなります。
同書は、教職関係の試験の必須書籍となったのです。
この成功は、上野の生活基盤を支えるほどの収入をもたらしたと言われています。
心理学者上野陽一は、米国発の「科学的管理法」に出合うことにより、能率のコンセプトを創出。
「能率」運動を、日本国内に普及させていくことを目指すします。