巨星墜つ!
カープの歴史に永遠に刻まれる北別府学さんが亡くなりました。
享年65。
早すぎる死だと思います。
本当に残念です。
心よりお悔やみ申し上げます。
カープ最初の200勝投手。
通算213勝という輝かしい記録を残されました。
「ペイ」さんという愛称で鯉党から絶大な人気を誇った北別府さん。
「精密機械」と言われたコントロールの良さ・・・ホームベースのコーナーに球の半分を出し入れできる凄いピッチャーでした。
2回沢村賞を受賞。
昨日の日経新聞にも追悼記事が掲載されました。
北別府さんは、鹿児島生まれ。
都城農工からドラフト1位でカープに入団。
高校時代は、雨の日も風の日も往復40キロを自転車で通ったそうです。
練習を終え、帰宅後は、家で飼っている牛のお世話をしたという勤労学生でもありました。
カープの本拠地・マツダスタジアムのコンコースにある北別府さんの銘板。
手を合わせ、冥福をお祈りしました。
永遠の背番号20は、カープのエースナンバー。
永川投手、そして現在は栗林投手に引き継がれています。
晩年は、高校球児の指導をしたり、テレビで解説したりと活躍されていました。
粘り強い治療を繰り返されていました。
北別府さんは、大の負けず嫌い。
マウンドに上がっても、ランナーを出しても闘志をむき出しに投げ込みました。
ランナーを出してもホームを踏ませなければいい・・・コントロール一本で大活躍。
カープファンのみならずプロ野球ファンを魅了しました。
160キロを超える大谷選手や佐々木朗希投手のような豪速球ではなく、コーナーを丁寧に突くピッチングは、まさに芸術作品でした。
北別府さん、ありがとう!
安らかにお休みください。