100円ショップ3位のキャンドゥがイオンの傘下に入りました。
SBIの新生銀行に対する敵対的TOBとは逆の「友好的」M&Aです。
キャンドゥは、イオンとの相乗効果を狙って、全国に2000店まで増やすとのこと。
100円ショップの戦いはさらに激化することになります。
業界トップは、ダイソーを運営する非上場の大創産業(広島県)が年商5250億円。
第2位はセリアで年商2000億円。
キャンドゥは年商735億円。
キャンドゥ社の1000億円超えは早いと思います。
イオングループに入れば、GMS200店舗、食品スーパー2,300店舗、ドラッグストア2,300店舗内に出店の余地ができるからです。
ただ、イオンにはダイソーやセリア、ワッツが既に出店していますし、キャンドゥはイオンのライバルであるイトーヨーカ堂にも店を構えているという矛盾も生じるため、全体的に再編が進んでいくことになると思います。
ただ、取り巻く環境が大きく変わりつつあります。
原油、原材料の高騰、コロナの状況、インフレ懸念、円安、チャイナリスク・・・100円ショップ業界がどうサバイバルしていくのか注目されます。
デフレから脱出できるのか、それともスタグフレーションに突入するのか・・・とても気になる世界経済、日本経済です。