コロナ禍で、みんな大変な思いをしています。
職場や学校、病院や介護施設、エッセンシャルワーカーの方々・・・みんなのチカラが社会を支えています。
人と人がチカラを合わせれば、危機やピンチを乗り越えることが出来ます。
広島市の中心部にある原爆ドーム。
ユネスコの世界遺産に指定されています。
今から76年前に米軍が投下したたった一発の原子爆弾で14万人が虐殺されました。
その中には、こどもや学生、アジアの人、米軍の捕虜なども含まれていました。
現在、世界には1万3800発もの核兵器が存在します。
一度使用すると人類が滅亡する核兵器・・・。
NPT(核兵器不拡散条約)、核禁止条約など国連の取り組みもありますが、核兵器がなくなることは現時点ではとても考えられません。
核禁止条約については、2021年1月発効。
あれから一年です。
国連で核兵器へのダメ出しが出たのです。
やっぱり人類には、英知や良識があるのだと改めて思った次第です。
なぜか、唯一の被爆国・日本が批准していません。
米国への気遣い・・・思いやり???
コロナ禍で世界中の人たちが散散な目に遭ったにも関わらず、国際協力、人類全体で何とか解決していこうという姿勢もあまり見えません。
宇宙人が地球を侵略するために攻めてきたくらいな危機がない限りは、人類の叡智は生かせないのかもしれません。
2017年10月上旬、ノーベル平和賞受賞の報を受けて国連本部で記者会見したフィンICAN事務局長が語りました。
「新世代の活動家が成年に達した。冷戦後の世界で育ち、なぜ今も核兵器が残っているのか、理解できない人たちのことです。」
若い人たちの素直な感性、行動力に期待するしかないのでしょうか。
やはり、イノベーションを起こすのは、ワカモノ、ヨソモノ、バカモノなんでしょうね。
SDGsもノンカーボンも大切です。
でも、それ以上に人類の存続に関わる核兵器を廃絶しなければならないと思います。