丸の内と言えば、三菱の街。
三菱重工業を中心とした重厚長大産業の本社機能のあるオフィス街というイメージがあります。
高さ31メートルに限定されていたバランスのとれた仕事のためのビル街。
仕事をする所で遊びに行くところではない・・・そんな先入観があります。
が・・・、
その丸の内が大変身を遂げています。世界中のメジャー系のブランド、ブティックが集まるファッションストリートに変わっているのです。
丸の内仲通りには、ブランドショップ、アパレルショップ、ブティックが集積し、とてもお洒落な街になっているのです。
大人の街・・・その意味では、銀座や青山・表参道よりも、もっとマチュアな感じがします。
しかも、人の数も少なく落ち着いた、歩きやすいストリートになっています。
東京駅からも近く、なんと有楽町、銀座もすぐそば・・・こんなに近いとは思いませんでした。
1988年から三菱地所が手掛けた都市再開発は、成功と言えると思います。
地権者が錯綜していた六本木ヒルズ開発とは異なり、ここ丸の内は三菱グループの所有物。
一体的な開発を思い切って進められたことが成功の秘密ということでしょうか?
建築家の隈研吾さんも第二次産業型都市から、第三次産業都市への移行という説明をされています。
ブランド音痴の私としては、ここでショッピングをしようとは思いませんが、好きな人にはタマラナイ魅力があるように思います。
まずは、丸ビル。
地上37階、地下4階。東京駅前のランドマーク。
その西側から、丸の内仲通りが始まります・・・。
この通りに軒を連ねるショップは、最新のデザイン。ファサード、グラススクリーン、色使い・・・本当に魅力的です。
何といっても人が少ない・・・休日でも高校生、大学生の姿はありません。
彼彼女たちのカテゴリーの中に入っていないのです。
また、銀座や表参道のように、海外からの「爆買い」バスツアーの観光客の姿もありません。
広い歩道・・・ゆっくりとマチュアなウインドウショッピングを楽しむことが出来ます。
通りのあちこちには、アートやモニュメント・・・。
リアルなゼブラです。
なぜ、シマウマなのかは分かりませんでした。
3月にオープンするパリゴ。楽しみにされている女性も多いのではないでしょうか?
ツタのからまる美しいファサード・・・美しいブティックですね。
TUMIショップ 開放感のあるガラススクリーンがストアコンセプトをしっかり伝えています
OPAQUEショップ 入口に黒服さんが立っているお店より入りやすいですよね。
ブルックスブラザーズ・・・青山店より、さらにモダンなつくり。2階部分のディスプレイも素敵です。
街にアクセントを持たせるための工夫が随所に見られます
三菱1号館の裏庭には、こんなモニュメントも。
オープンなカフィテラスでは、外国人が、白ワインとピザで談笑しています。
オフィス街の中のフラワーショップ
エントランスにも美しいデザイン
ここは、NewYork???定番のティファニーショップ
独自の日本戦略を展開しているバーバーリーのショップ
ポールスミス・・・グリーンのアクセントカラーが春を感じさせます
最強のブランド力・・・エルメス
グラスで有名なバカラ 重厚感のある造りがブランドイメージを創出します
こちらは、ロイヤルコペンハーゲン
ゼグナのショップ
ニッポン代表のビームス カジュアルは、こうやって訴求するんですね。
丸の内仲通りの終点は、ザ・ペニンシュラホテル・・・なんと「The」が付いています。
ここは、日本?という感じです。
大変身を遂げたビジネスストリート丸の内。
いま、さらに、2020年の東京オリンピックに向けて、新しいビルが建てられています。