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日本人の目を歴史に向けさせた頼山陽のベストセラー「日本外史」・・・漢学者、歴史家、作家、画家、マルチタレントだった頼山陽

2024年01月08日 | 学問

広島県竹原市に行ってきました。

ここは、漢学者・頼山陽の父・春水の出身地で、大阪生まれの頼山陽も何度も訪れた地です。

頼 山陽(らい・さんよう 1780年~1832年)は、江戸時代後期の日本を代表する漢学者で、歴史・文学・美術などのさまざまな分野で活躍。
歴史の分野では、没後に出版された「日本外史」がベストセラーとなり、幕末から明治初期の人々に大きな影響を与えたそうです。

日本外史は、平安時代の源平合戦から江戸幕府までを綴った歴史書。

日本史を面白おかしく読み解ける歴史書です。

文学の分野では、数多くの詩文を作り、川中島の合戦を題材にした「鞭声粛々」の詩や、天草洋の風景を詠んだ「天草洋に泊す(雲か山か)」の詩などあります。

また、美術の分野では、能書家として著名で、絵画についても「耶馬溪図巻」などの優れた水墨画をのこしています。

今で言うマルチタレント・・・日本のレオナルド・ダヴィンチですね。

竹原の町並み保存地区には、頼山陽の父の実家が残されています。

また、広島市の中心部には頼山陽史跡資料館(広島県立歴史博物館分館)が設置されています。

まだ読んだことがない「日本外史」。

今年読んでみたい一冊です。


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