新型コロナウィルスに翻弄された経済。
中でも外食産業は、壊滅的な状況に追い込まれました。
日経ビジネス2021.5.10号の特集は、「負けるな外食・・・大逆風に立ち向かう人たち」。
コロナに立ち向かう外食産業の人たちが取り上げられています。
PART1 コロナで変わる常識 探る生き残りの一手
PART2 コロナ禍こそ攻勢 異端児の逆張り戦略
PART3 ITは万能にあらず 問われる外食の意味
PART4 それでも外食は死なない 黒須ロイヤルホールディングス社長
激動の1年・・・外食産業のサバイバルのための戦略戦術を丁寧に取材しています。
PART1では、大手チェーン店の挑戦を取り上げています。
PRONTO→「キッサカバ」昼は洗練された「喫茶」夜は賑やかな「酒場」
串カツ田中→デリバリー専門の串カツカレー
デニーズ→宅配と持ち帰り特化の店舗(新宿)
ロイヤルホスト→「ゆったり」スペースを店内に演出
唐揚げ進出→すかいらーく、ワタミ、かつや・・・外食の駆け込み寺
PART2の「コロナ禍こそ攻勢 異端児の逆張り戦略」では、焼鳥の大吉、イタリアンのイータリー、非接触を進めるスシローのケースが紹介されています。
ローコスト、ラグジュアリー、非接触といった切り口から、店の存続に向けた戦略を展開しています。
また、外食大手のトップのコメントが出ています。
「交流の場としての魅力はなくならない」鳥貴族HD社長 チキンバーガー専門店
「従来の居酒屋は死んだ」ワタミ会長 焼肉大手のワタミ
「総合すし会社から総合外食産業へ」フード&ライフカンパニーズ社長 冷凍・チルド
「居酒屋を焼肉に変えるむちゃはしない」エーピーHD社長
「何でもあるけど、知らないを変える」セブン&アイフードシステムズ社長
度重なる緊急事態宣言の発出で、外出自粛要請が出され、外食産業のさらなる経営悪化が懸念されます。
現時点での飲食店サバイバルは、デリバリーと中食くらい。
でも、ワクチンや治療薬の普及とともに、経済も回復・・・爆発的な外食需要が戻ってくることは確実だと思います。
そのためには、あと1年、辛抱の経営を進めていくしかありません。
明けない夜はない、やまない雨はない・・・。
アフターコロナを見据えた地道な経営努力・・・にぎやかなお店が戻る日も近いです。
がんばれ!外食
美味しい食事とおいしいお酒・・・みんなでわいわいガヤガヤと語り合える日を楽しみにしています。