インフレ、コロナ、円安・・・日本の経済事情は大きく変わりつつあります。
消費者、生活者の嗜好性、選択も変わりつつあります。
日経ビジネス誌2023.2.27号の特集は、「推し企業ランキング 値上げしても選ばれる条件」。
今、どんな会社が支持されているかのランキングが掲載されています。
どうやら規模が大きいからだけで選ばれているわけではないようです。
今回の特集では、米国のコンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニーが考案した指標「顧客推奨度(NPS)」によるランキング。
推奨者の割合から批判者の割合を引いた数値です。
Contents
Part1 高額・後発でも勝てる ファンつかみ下克上
Part2 アップルはやっぱり強かった 業界トップに学ぶブランドの磨き方
Part3 データから課題発見 不断の改善で強く
Part4 値上げは怖くない 強固なファンが下支え 売れ続ける王将、トミカ、メルセデス
回転ずしランキング
1位 すし銚子丸
2位 がってん寿司
3位 魚べい
4位 浜ずし
5位 くら寿司
6位 スシロー
トップの銚子丸は、接客力に強み、店舗を「劇場の舞台」ととらえ板前やホールスタッフからの声がけがホスピタリティを高めています。
店舗を「劇場」、スタッフを「劇団員」、来店客を「観客」と位置付けてるとのこと。
ディズニーランドのような接客・・・これは強いですね。
ビジネスホテル
1位 ドーミーイン
2位 カンデオホテルズ
3位 コンフォートホテル
フードデリバリー
1位 Wolt
2位 出前館
3位 menu
ビール
1位 アサヒビール
2位 サッポロビール
3位 キリンビール
旅行サイト
1位 じゃらん
agoda
3位 楽天
エアライン
1位 JAL
2位 ANA
3位 スターフライヤー
クレジットカード
1位 楽天カード
2位 JALカード
3位 ANAカード
アパレル
1位 ZARA
2位 グローバルワーク
3位 ワークマン
スキンケア
1位 オルビス
2位 ファンケル
3位 資生堂
売上の多い企業の顧客満足度が高いというわけではない・・・このランキングは語ります。
そして、この特集は次のように締めくくります。
嗜好の多様化が進む中、万人に受ける戦略はもはや存在しない。既存の顧客を大切にしつつ、自らの少しずつはみ出して、新たなファンを獲得していく。そんな戦略が今求められている。
知の深化と知の探索・・・両利きの経営がファンを創出していく時代になってきました。
ファン(信者)・・・儲けるの「儲」は「信」と「者」を合体させた感じです。
「推し活」してくれるファン獲得がこれからの勝負になります。