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国立西洋美術館 ラファエロ展でココロの洗濯  ユネスコの世界遺産登録を目指す国立西洋美術館

2013年05月19日 | 美術館・アート

上野の美術館に行ってきました。

国立西洋美術館

ラファエロの美の世界に堪能した週末でした。

ヨーロッパ史、キリスト教の素養のない自分でも、1点ずつの作品が紡ぎだす迫力は感動的でした。

西洋ルネサンスの輝きを今でも感じられることのできる作品展でした。

入場者もかなりの数。チケットボックスにも行列ができていました。

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美術館の外縁にノボリがたくさん立っていたので、よくよく見るとユネスコの世界遺産登録を目指そうというものです。

当時としては、チョーモダンだったと思われるル・コルヴィジェの建築様式の美、そして、そのコレクションの数、芸術の集積地としての上野という立地・・・世界文化遺産としてふさわしいと思います。

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建築史に残る建造物です。
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上野の森と言えば、ロダンです。



この美術館が、個人のコレクションをベースに作られたということには驚きました。

その人は、松方幸次郎さん(1865~1959)。

川崎造船の初代の社長に就任したインテリ。

造船業で手にした莫大な資産をベースにして、西洋絵画を蒐集。

敗戦によりフランスに接収されていた作品群が、1959年に日本に返還され、これをベースとして作られた美術館ということでした。

明治から大正時代には、芸術、美術、音楽などの素養を持ったビッグな人物がいたことに感心するとともに、その功績に感動した次第です。

倉敷の大原美術館を作った大原孫三郎さんとオーバラップします。


ラファエロ展を観た後、常設展へ。

なんと放送大学の学生証提示で入場無料。

いいオジサンは学生気分で、さらなる美術の深淵に踏み込むことができました。

東京の美術館には、キャンパスネットワークという制度があり、指定の大学であれば学生証提示で常設展無料、団体割引で入場といった特典があるようです。


ラファエロも良かったのですが、常設展の持つこの美術館の懐の深さにさらに感動。

じっくり時間をかけて1点ずつ鑑賞してきました。

ミュージアムショップも充実。

次回の企画展も楽しみです。

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まさに、コルヴィジェの世界。


ラファエロ展は、6月2日までの開催とのことです。

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