ウクライナの戦争、パレスチナの戦争、中国の失速、米国の景気後退・・・。
激動の世界です。
日経ビジネス誌2023.12.25&2024.1.1号の大胆予測は第2弾。
タイトルは、「トランプ復権 世界を壊す」。
もし、トランプが米国大統領に再任されたら、世界とどうなるか?を解説しています。
Contents
Part1 米国編 政権奪回へ保守派重鎮が出した本気 トランプ復権が前提 大統領権限強化も
Part2 中国・台湾編 選挙で動く台湾有事 トランプが見せぬ本心
Part3 中東情勢編 パレスチナ問題を揺さぶる米大統領選 停戦拒むイスラエル 石油危機の再来も
Part4 ロシア・ウクライナ編 ウクライナを待つ過酷な試練 最悪事態の三歩手前 トランプが招く悪夢
Part5 日本経済編 マイナス金利解除や円安定着に備えよ トランプが揺らす日本 断たれる経済好循環
もしトラ・・・もしトランプ大統領が再び就任すれば、世界の情勢が大きく変わる・・・悪い方向に進む可能性が大きくなります。
地政学的なバランスもおかしくなり、世界的な不況、資源争奪戦、石油危機・・・大混乱が起こるのではないかと危惧されます。
同誌の特集ではPwC Japanグループが発表した「2024年の世界の10大地政学リスク」を紹介しています。
パワーバランスの多極化
1 米国大統領選挙
2 台湾情勢
3 ポスト・ウクライナ紛争
4 グローバルサウスの第3極化
グローバル経済の細分化
5 西側諸国のデリスキング政策
6 中国の非市場的経済行為
7 グリーン鉱物の争奪戦
デジタル経済の断片化
8 サイバー脅威の継続
9 新興技術への規制をめぐる競争
10 データ保護主義
これまでのようなグローバル化、一元化、統一化といった流れから、多極化、細分化、断片化に進むというトレンドのようです。
そこに、トランプ大統領が再任されれば拍車がかかるというのが2024年の見立てです。
個人的には米国・民主党に頑張ってほしいのですが、分断の進む米国社会・・・一寸先は闇にもなります。
2024年の干支は「甲辰(きのえ・たつ)」。
物事のはじまりを示す「甲」と勢いがあることを象徴する「辰」の組み合わせです。
新芽が勢いよく成長する縁起の良い年になるそうです。
はたしてどんな年になるのか?
今年もあと1週間・・・ちょっと心配な年末の週末です。