ステイホーム・・・書斎の書棚から懐かしい一冊を発掘しました。
エグゼクティブ ハンドブック
学校法人産能大学経営開発研究所エグゼクティブ研究グループ著
サンマーク出版刊
奥付は、1989年9月。
バブル経済の末期に出版された一冊です。
米国生まれのMBA(経営大学院)のシラバス、コンテンツをベースとしながらも、経済大国として確固たる自信と誇りに満ちた内容となっています。
本田宗一郎さんや松下幸之助さんのサクセスストーリーも登場します。
このころの日本経済は飛ぶ鳥を落とす勢い・・・日の丸企業の時価総額は世界トッ プ10の半分以上を占め、ニューヨークのロックフェラーセンターを買収したり、ゴッホのひまわりを落札したりしていました。
バブルがはじけるまでは・・・。
目次
Chapter1 エグゼクティブの要件・・・マネジメントする人、リーダーシツプ、ビジネスエリート
Chapter2 エグゼクティブとイノベーション・・・戦略思考と顧客思考、経営戦 略、マーケティング、財務戦略、R&D、生産オペレーション戦略、組織戦略
Chapter3 ピープルズマネジメント・・・人材開発、チーム運営、コミュニケーション、プレゼンテーシニョン、会議の進め方
装丁も黒いビニール張りのハードカバー、しかも透明なビニールカバー付き。
表題はシルバーの文字。
エグゼクティブが読むにふさわしいデザインになっています。
出版社は、「脳内革命」が大ブレークしたサンマーク出版。
今の中国や韓国あたりで出すと売れるかもしれません。
バブル経済の情景、風景がオーバーラップする同書・・・この国は、もうあの時代にも戻れないような気がします。
でも、GAFAやBATHが、いつまでも永遠ということはありません。
その後の時代のスタンダードやプラットフォームを押さえる・・・。 ESG、SDGs、6Gの時代にもう一度、陽の出ずる国にするために現役世代が頑張らねばなりません。
もう一度、打ち上げ花火を上げたいものです!