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脱炭素、ノンカーボン・・・乗り遅れるな!ニッポン 日経ビジネス誌の特集「EX エネルギー維新」

2021年06月12日 | 社会・経済

菅総理大臣は、英国コーンウォールでG7サミットに出席中です。

中国問題やコロナ問題など課題山積。

今回は、地球環境問題も重要な議題の一つになると思います。

 

バイデン政権誕生で、地球温暖化問題は一歩二歩前に進んだ感じがします。

欧米でも脱炭素、ノンカーボンの動きを加速。

いっぽうの日本・・・東日本大震災の原発事故で全国的に原発が停止、再生可能エネルギーも普及が進んでいません。

コスパの高い石炭をはじめとする化石燃料を燃やし続けています。

今週の日経ビジネス誌2021.6.14号の特集は、「EX エネルギー維新」。

EXは、今はやりのDXをもじったもの・・・エネルギー・トランスフォーメーション。

エネルギーを脱炭素、ノンカーボンに向けて、大転換する、しなければならないという意味合いです。

 

イオン、京セラ、花王、トヨタ、東京製鉄などの企業努力が紹介されています。

もし、DXがうまくいかなければ、米国、欧米への輸出が難しくなるとも言われています。

二酸化炭素や炭素を出し続ける国からの輸入には制限をかけるということなのでしょう。

 

コンテンツ

Part1 出遅れれば雇用も貿易黒字も失う 再エネを使い尽くせ

Part2 カーボンニュートラルへあの手この手 変わる経済合理性 脱炭素の価値、急上昇

Part3 脱炭素時代に日本的経営を再構築 遅れをとった環境先進国 今こそパラダイムシフト

つい、この間まで「環境」については世界のトップランナーだった日本。

ノンカーボンのコンセプトにより、先頭集団からは遅れを取っています。

でも、環境テクノロジーを持つ日本には、まだまだチャンスが残されています。

 

ただし、同誌の特集では、ノンカーボンの分野では、「不確実性の拡大」「環境変化の加速」で日本の強みが弱みに転化するリスクを指摘しています。

 

三方よし→ステークホルダーを狭くとらえる

安定志向→受動的、外発的なESG対策

現実主義→非連続的なイノベーションが苦手

誠実→積み上げ思考偏重、アピール下手

現場力重視→リーダーシップ不足

 

名著「失敗の本質」で指摘された日本人メンタリティの「弱み」です。

世界のため、人類のため、もう一度奮起しなければならない日本です。

宇宙戦艦ヤマト!飛び立て!


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