能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

稲盛和夫の実学 経営と会計 アフターコロナに備えて、サバイバルするためにも、中小企業の経営者必読の一冊

2020年05月04日 | 本と雑誌

稲盛和夫さんの著書で一番好きな本・・・「実学」。
何度も何度も読み返した一冊。
京セラの経営の核心ともいえる独自の会計システムとアメーバ経営・・・稲盛さんが自ら築き上げた至宝の経営システム・・・これを学ばない手はありません。
わずか200ページの中にノウハウが詰め込まれています。

稲盛和夫の実学 経営と会計
稲盛和夫著  日本経済新聞社  1200円+税

独自の経営観を会計に結び付け、原理原則を貫き通しています。
大きく7つの原則で構成されている京セラの会計・・・

キャシュベース経営の原則・・・土俵の真ん中で勝負する
一対一対応の原則
筋肉質経営の原則
完璧主義の原則
ダブルチェックの原則・・・会社と人を守る
採算向上の原則・・・時間当たり採算制度 売価還元原価法
ガラス張り経営の原則

7つの原則は、ただ単に利益を出す、儲けるというだけではなく、不正を未然に防ぐ、人を守るという経営思想が詰め込まれています。
不祥事を起こした会社には、結局、経営や会計に仕組みが組み込まれていなかったのだと思います。
アフターコロナに備えて、サバイバルするためにも、中小企業の経営者必読の一冊だと思います。


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