日経新聞の6月25日の朝刊一面を見て、ちょっとビックリ。
司法試験が、2026年からパソコンによる受験に切り替えると法務省が発表したとのこと。
日本最難関の国家試験にもデジタル化の波が押し寄せたんですね。
試験会場に用意したコンピュータ端末を操作して受験するCBT方式を想定しているようです。
すでに米国ニューヨーク州の弁護士試験では、この方式を採用しているとのこと。
司法試験は4日間の日程で、マークシートを使った短答式と筆記で行う論文式から構成されています。
論文式ではA4サイズの紙で64ページ、約4万字で解答します。
4万字といえば大学院修士課程の修士論文くらいのボリュームです。
友人の弁護士は旧司法試験を受験したのですが、「論文式は全て万年筆で書いたので腱鞘炎になったよ」と言っていました。
これからの法曹界は、ブラインドタッチでスピードタイピングするスキルが求められることになりますね。
ChatGPTに代表される生成AIがもっと進化すれば、相談業務や契約書チェックなどの弁護士業務と競合するかもしれません。
デジタル、AI、法律家・・・これからどうなっていくんでしょうか?
注視していきたいと思います。