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マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

未来を変えるデザイン展 企業がソーシャルへ動き始めました 六本木・東京ミッドタウンのソーシャルイベント

2013年06月02日 | 美術館・アート

日経の5/27朝刊「春秋」で紹介されていた「未来を変えるデザイン展・社会課題を解決できるのは誰なのか?」に行ってきました。

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経営コンサルタントのトム・ピーターズさんもデザインの重要性を説き続けていますが、わたしも大賛成。

今まさにデザインの時代なのだと思います。

マネジメントのデザイン、戦略のデザイン、キャリアのデザインなどなど・・・。


今、「デザイン」という言葉に回帰しているだけに、今回の企画展には惹かれるものがありました。

入口では、60ページの全頁カラーの資料をいただき、いきなりサプライズ。

三井物産のCSRリポート、トッパンの教育分野の事例紹介などが挟み込まれていました。

もと広告屋のわたしとしても、広告宣伝から、広報、パプリックリレーションの時代なのかなあと感心した次第です。


今回のデザイン展は、5つのカテゴリーで構成。

復興、エネルギー、農業、コミュニティ、教育について、日本を代表する19社が、各社のテーマについて課題と未来という二面からの提言をしています。

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1.復興

・本田技研 インターナビ情報サービス 逃げナビ

・リバースプロジェクト・・・クラウドファインディング

・キリンビール・・・キリン絆プロジェクト

・三菱商事・・・復興支援財団 寄付と投資を超える新しい取組


2.エネルギー

・JR東日本→・・・ゼロエミッション、エコステ

・NEC・・・スマートエネルギー

・三菱ケミカル・・・新炭素社会

・三井物産・・・モザンビーク天然ガス開発事業


3.農業

・ワタミ・・・有機農業

・クリエイティブバイイング・・・ハンドメイドコスメと美しいバリューチェーン

・パタゴニア日本支社・・・オーガニックコットン100%

・ロート製薬・・・医食同源


4.コミュニティ

・ヤマハ・・・街づくりプロジェクト「おとまち」

・トヨタ・・・AQUAソーシャルフェス 世代間交流とコミュニティデザイン

・富士通・・・高齢者ケアクラウド


5.教育

・HIS・・・ボランティアスタディツアー

・グリー・・・ゲーム×学び

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・凸版印刷・・・学びリ・デザイン


六本木のミッドタウン。

オフィス棟の五階。

スペースは狭いものの工夫を凝らした展示には、今からの企業のあり方を探るヒントが多数ありました。

特に、若きビジネスパースンは必見の内容です。


BOP

共成長

ゲーミィフィケーション

デジタルネイティブ

インタラクティブ

キュレータ

スマートエネルギー

ハッカソン、アイデアソン・・・


展示では、新しい用語、コンセプトが多数紹介されていました。

特に、パタゴニア日本支社の解説文には驚きました。

トップが社員に対してサーフィンをはじめとしたWLBのライフを推奨・・・社員が活き活き働くものの、わたし的に理想主義すぎてついていけなかった米国企業です。

有機コットン、フェアトレード、製造部門での労働条件適正化は今では当然のことですが、

さらに「不必要なものは買わない」という広告を打っているということなのです。

えっ、驚きでした。


入口でいただいた資料を読んでみると、有識者のコメントも掲載されており、なかなか読みごたえのある小冊子です。


「目に見えない資本を企業戦略の中に位置付けるべき」田坂広志氏


「変革は辺境から生まれる」横山禎徳氏


なるほどです。


今、世界同時に経済が動くグローバル時代。

資本主義のデメリットが、様々なところに出始めている今、ポスト資本主義の新体制の模索が続いています。

それは、ソーシャルなのか、ノンプロフィット組織なのか、プロボノなのか・・・。


新しいコンセプトに触れ、いろいろと考えることができた休日でした。

今回のテーマ企画の第二弾を楽しみにしています。

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