日経ビジネス誌は、政府のコロナ対策にかなりネガティブ。
日経新聞では書けない主張を、突っ込んでいく姿勢に、激しく同意です。
日経ビジネス2020.4.20号の「時事深層」では、「45兆円支援でも倒産ドミノ・・・追いつかぬ中小企業の資金繰り対策」という見出し。
政府が胸を張る108兆円というコロナ対策だけでは、中小企業の「ドミノ倒産」が避けられないと指摘しています。
総理は、GDPの2割、世界的にも胸を張れるコロナ対策と言っていますが、真水は39兆円程度・・・今は、経済危機対策ではなく、国家存続危機なんですから・・・。
日経ビジネス誌は「安全と経済の二兎を追う狭き道」と辻斬り・・・鋭い切り口です。
今のままだと、5月6日が明けても、良くて現状維持・・・一歩間違えると欧米の惨状が、この国で起こることも考えられます。
ここは、誰が考えても、まずは「国民の安全」、そのあとに「経済復興」というのが正道でしょう。
「9月末までに、たくさんの体力のない中小企業が消えてなくなる」と言うエコノミストもいます。
また、「コロナ危機を乗り越えられない会社は、潰れざるをえない」と言う政治家もいます。
中途半端が最悪、二兎を追うものは一兎も得ず・・・
計画的、段階的、重点的に進めないと、コロナショックは乗り越えられないと思います。