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2040年の仕事図鑑 AI時代、稼ぐのは誰?日経ビジネスの特集記事 競合が多くても大きな池(市場)で釣りをすべきだ

2023年06月25日 | 本と雑誌

生成AIのChatGPTの脅威的な拡大でAI時代が到来しました。

AI(人工知能)が仕事を奪うとか、シンギュラリティが到来するとか、いろいろな予言が流布されています。

しかしながら、現時点での通説は、人間はAIを活用して能力を拡張していけるというものです。

 

今週号の日経ビシネス誌2023.6.23号の特集は、「2040年の仕事図鑑 AI時代、稼ぐのは誰?」。

現在、中学生が働き盛りになる頃、一体どんな職業、仕事が花形になるのかを予測しています。

楽しく読むことが出来る今週号です。

Contents

Part1 子どもたちの未来はここに 稼げる職業16選 社会課題と向き合う

Part2 「働く意味」問い直し AIは脅威ではなく仲間に

Part3 教育は未来の先取り 「つまらぬ理科」払拭

 

まずは、AIに奪われる仕事

ソフトウェアエンジニア、プログラマー

量産型のイラストレーター、ライター、翻訳家、通訳

専門系ホワイトカラー・・・法務、会計など

ホワイトカラー補助 秘書、リサーチャーなど

現在花形のSEやコンピュータ技術者、ライターや弁護士、会計士・・・AIに肩代わりされる仕事とはちょっと意外でした。

 

AIで生まれる仕事

最先端のAIを開発、追求する研究者

ビジネス現場に応用する企画、エンジニア

AIを保守、管理するエンジニア、法務

AIができない想像力に特化する専門職、ゼネラリスト

 

AIの普及で、定型事務を回すようなホワイトカラーは一掃されそうです。

普及したモバイルワークやオンラインなどにより従来のような広大な事務所空間も不要になり、AIを活用できる専門職たちが花形職業になっていくと思います。

 

この特集のPart1では「子どもたちの未来はここに 稼げる職業16選」と題し、2040年の花形職業をガイドしています。

今はない職業もあります。

16の職業です。

 

1 ディープテック起業家・・・技術の実用化、スタートアップ

2 食糧クリエーター

3 データアナリスト

4 AIトレーナー 個人向け、会社向け

5 リモートパイロット ドローンや建機の自動運転

6 ソーシャルデザイナー 社会課題の解決

7 バーチャルタレントプロデューサー バーチャルキャラ演出

8 VR空間演出家

9 遺伝カウンセラー

10 海洋都市プランナー

11 サイエンスコミュニケーター

12 埋め込み機器施術士

13 感染症予報士

14 漁業レンジャー

15 介護ロボ設計者

16 水の守人

 

中には???の職業もあり、ちょっと胡散臭い仕事もありますが、AI、環境、ソーシャル、食料、医療、介護といった分野が成長していくということなのでしょう。

ということは、こどもたちの教育は今までとは異なるものになるということでしょう。

従来のようなホワイトカラーを養成するためのペーパーテストに強い偏差値向上のための机にへばりつかせる教育から、創造性や独創性、ホスピタリティ、マネジメントなどAIに出来ない能力、スキルを獲得するものになると思います。

この特集では、 広尾学園医療・サイエンスコース、神山高専、開成高校が取り組んでいる「これからの時代に生きてくる教育」について紹介しています。

 

この特集の最後に起業家の太田一樹さん(米国・トレジャーデータCEO)のコメントが紹介されています。

人は自分がやりたくないことにお金を払ってくれる。人生は確率論。競合が多くても大きな池(市場)で釣りをすべきだ。

本当にそのとおりだと思います。

GAFAMだっていつまでもつかは分かりません・・・日本の未来を担う若人たちに期待するばかりです。


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