能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

「学び族」が増殖中!朝活もブームに!?アサカツでビジネスにアドバンテージを!

2011年08月08日 | 日記・エッセイ・コラム

日経の朝刊一面の春秋に「朝活(アサカツ)」が20歳代~30歳代で増加しているとの指摘が出ていました。

就活(シューカツ)、婚活(コンカツ)などに続くアサカツ。


これは、朝時間を利用して、勉強会や情報交換の朝食会を開いたりするというもの。

3.11以降、自らのキャリアの方向性に見直しをかけたり、資格取得や英語・中国語の習得を始めるという内容でした。

何でもアメリカでも大学や図書館などのスペースに人々が集まり始め、学び始める人たちが増えたとのことです。


確かに、早寝早起きは生活テンポをよりよくしていきましすし、また、学びは自己の可能性を拡大していきます。

都内では、勉強カフェや貸し机業も伸びているとのことです。

 

今から約30年前、わたしも「朝活」をしていました(笑)。

社会人になって2年目。英語学習の必要性を感じ、かといって超忙しいため、朝しかない・・・という状況。

神田駅のそばにある神田外語学院で、朝の授業があると聞き、朝学習を始めました。

月水金の週3回、午前7時30分~8時15分まで米国人による対話授業、そのあと一階のカエェテラスで先生と話しながら朝食というものでした。

授業料も安く、一年間通いました。

異業種の友人や先生との会話は楽しく、朝に弱かった人間が、やっと目覚めた・・・という感じでした。


以来、現在でも毎朝5時15分に起床。

出勤までの2時間を勉強にあてています。

その積み重ねは、強力な自信となり、すべてがうまく回るようになったと感じています。


命短し恋せよ乙女、先は短し学べよ若人!


そんなフレーズがアタマに浮かんだ今日1日でした。


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8月6日 66年目の夏 フクシマを想う・・・フクシマとヒロシマ・・・

2011年08月06日 | 日記・エッセイ・コラム

8.6の広島平和記念式典で二人の子供たちによって行われる「平和の誓い」。

毎年、涙を流します。

 

アタマのよさそうな女の子と男の子(いずれも広島市立の小学校6年生)による世界に向けたプレゼンテーション。

狭き門をくぐりぬけ、過酷な練習をしてきた二人が力いっぱい主張するのです。

しかもテレビカメラ、首相や各国代表者などの前で・・・。

すごいプレッシャーだと思います。


二人の小学生は、政治色もなく、きったはったの現実の国際情勢も知らず、ただ理想と明日に向かって、ポジティブワードをつなぎます。

今年は、「人間を信じる」。

その無垢な精神、純真な姿勢、全身から振り絞る声・・・。

自分もそんな時があったなあ~という感慨がよみがえってくるのです。


ヒロシマは、廃墟の中からよみがえりました。

何もない中から、100万都市に復興したのです。


今でも驚くのが、国際平和都市に向けてのアクションです。

爆ドームの保存、世界遺産化、平和公園を中心とした都市計画、100メートル道路の設置などです。

若き建築家丹下健三の引いた図面は、原爆ドームを中心に原爆資料館、緑地公園、池等を配置、バランスのとれた人間味あふれるレイアウトになっています。


現在の広島は、平和公園を取り囲むように7つの川が流れ、緑の多い美しい街です。

河岸には遊歩道が設けられ、川・水と親しむことが出来ます。

ジョギングをする人、散歩する老人、自転車で入る学生・・・。

友人のフランス人が言うには、広島は、パリのセーヌに匹敵するぐらい美しい川の街だと言っていました。


ヒロシマのアクションの早さと比較し、現在、震災と原発事故に苦しむフクシマは、急ぐ必要があると思います。

ビジョン、ロードマップ、アクションプラン、グランドデザイン・・・。

福島の人々が、明日への夢や希望を持ち、その方向に向かっていこう!と信じられるもの。

ういったものを早く打ち出さなければなりません。


広島の戦後は、都市計画とともに、国際平和都市というコンセプト、そして広島カープが市民とともにありました。

セリーグのお荷物と言われ、他球団への吸収やカープ解散を避けるために市民の手で行ったタル募金、日本のプロ球団の中で唯一「市民球団」と言われる所以です。


同じく原爆による甚大な被害のあったナガサキは、広島とは異なるアプローチをとったように思います。

長崎は、原状復帰を第一としての街づくりを進めたのではないでしょうか?シンボルは平和の像。

原爆資料館も広島と比較して、少しさみしい感じがします。

長崎のキリスト教会の廃墟が保存されていれば世界へのアピールは何十倍にもなったことでしよう。


福島県、いや日本全体、もっというと世界的レベルでのFUKUSHIMAコンセプトをいち早く構築すべき時だと思います。

フクシマのビジョン、ロードマップ、アクションプラン、グランドデザイン・・・。

市民にとって魅力があり、世界発信できるもの・・・そういった夢と希望が大切だと思います。

場合によっては、プロスポーツや国際イベントなどのシンボリックな催しものも必要かもしれません。

8月6日、二人の子供の誓いを聞き、福島に想いをはせた次第です。


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まさか!?日立と三菱重工の経営統合・・・「挙国一致カンパニー」 今からの動きに注目です。

2011年08月04日 | マネジメント

まさか!?

日本を代表する日立と三菱重工の経営統合・・・。

その異質な企業文化、企業体質、歴史の融合に驚きました。

単純に合算すると売上高12兆円、トヨタに次ぐ規模になります。

米国GEやドイツのシーメンスとともインフラ企業として三強に位置づけられます。


止まらぬ円高、東日本大震災の復興対策、原発事故の対応の遅れ、米国経済の停滞、中国・インドなどの台頭、ユーロの足踏み・・・。

そういった中での必殺技というとらえ方をしました。キーワードは、やはり「グローバル化」対応ということだと思います。


これからの時代、何が起こっても驚かない状況です。


今まで、日立も三菱も独自の文化を持ち、日の丸を背負って存続してきた誇り高き企業。

ジャパニーズカンパニーとして、その企業文化、風土も持ち続けていただきたいと考えています。

しかしながら、青い目の社長さんや英語公用語化といった方向に進む可能性もないとは言えません。

「挙国一致カンパニー」 今からの動きに注目です。


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経営は、一番弱いところから潰れる メンターの一言

2011年08月02日 | マネジメント

小職のメンター・師匠である経営コンサルタントとの会話の中で出てきた一言。


「経営は、一番弱いところから潰れる!」


メンターは、以前、大手コンサルティング会社に在籍した後、現在、プロコン(独立コンサル)として活躍している経営コンサルタント。

検証済みの解決策しか助言しないという徹底ぶり。

頑固で強引ですが、そこがリピートがかかる理由。

MBAホルダーでもなく、中小企業診断士ホルダーでもなく腕一本でメシが食える実務家コンサルタント・・・。

恐るべしです。


「非常時にこそ、日常のマネジメントの結果がでる」

「日頃の習慣、基本動作が、強い経営を作る」

「ドラッカー博士は、強みを活かせと言っているが、実際、経営は弱みが原因で倒産することが多い」

「経営者、管理者として、良い習慣(=クセ)づくりが最も重要」・・・。


現場主義のメンターからは、具体的な事例を数多く出しながら説明してもらいました。

今、バーボンの水割りをなめながら、メンターの話のメモを整理しているところです。

オーラルヒストリーをまとめていきます。


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