僕たちの天使

私の愛する天使たち、ネコ、山P、佐藤健君、60~80年代の音楽、バイクなどを徒然に語っていきます。

(2020/4/26)義母、3つ目の病院へ。

2020年04月26日 16時45分46秒 | 日常、仕事、認知症
さて、野ブタのドラマを観て、清浄されたあとに
現実的なことを。
義母のその後のことを。

義母は
先週金曜日24日、3回目の病院に移った。
2回目のところは記述していなかったのだが
4月6日に、最初の病院から、縁もゆかりもない隣の市の病院に転院した。
ここも面会禁止なので
義母をストレッチャーに載せた介護タクシーで移動したときに
1カ月ぶりに彼女の顔を見たんだ。
久しぶりに見た彼女の頬はこけたというより、大きくくぼんで、えくぼのように引っ込んでいた。
私の話しかけにほとんど無反応だった。
ここで3カ月お世話になる、という前提だった。
ここは繋ぎの病院で、3回目にお世話になる病院の空きが約3カ月待ちということだった。
隣の市なので、タクシー代も大いにかかる。
電車を使えば安上がりなのだが、今はこういう時期なので、駅に行ったり、改札口を通ったり、電車に乗り込んだり、
なるべく避けたかった。
私が仕事の時は、夫が休みの時に下着などを届けてくれていた。
そして
急に4月半ば、3回目の病院に空きができた、と病院の相談員から連絡を受けた。
つい先日、24日に最後の病院に移ったわけである。
この日は本当に忙しかった、そして精神的に疲れた日でもあった。

1人で隣の市にタクシーで行き、支払いなどを済ませ、
またストレッチャー介護タクシーで、仙台に向かった。
義母は何が何だかわからないであろう。
その心境はこれまでの彼女を見てきてよくわかった。
タクシーの中で
たくさん話しかけた。
今は桜が散った4月。
でもホラ、まだ残っているところもあるよ、と途中の大きな公園の桜の説明をする。
義母は私の話に、頷いているので、返事はないけれど
頭の中で理解して、首肯したり、否と横に振ったりしていた。
やっぱり、話しかけは大事だな、と思った。

そして3つ目の病院。
夫が仕事の途中で来てくれた。
事務長の話。
お金中心。
なんと、私、保証金を持ってくるのを忘れていた。
先の病院の支払いと介護タクシーの支払いをしたら足りなくなっていた。
保証金のことをすっかり失念。
他にも、タオルケット、バスタオル等、何もかも忘れてしまっていた。
病室に運ばれた義母に
「何が何やらわからないでしょ、今日は。でも頭の刺激になってよかったね。」と
話しかけたら、ニコリとして頷いた。
今までの転院の中での一番の笑顔だった。
これなら、もう少し大丈夫、という気持ちになったが
何しろ
ここは終末医療、積極的な治療をしない、ということだった。
今までのシステム化された大きな病院と違って
のんびりとした、あるいは諦めに似た空気の病院に感じた。
看護師たちに言われることは
「お帰りの服装はこれでいいのですか、ユカタとかパジャマとかじゃないんですか。」
「お帰りって・・・」そう、死んで家に戻るという大前提の話にすぐ結びつく。
私は
「いいんです、今はまだ寒いから、温かなものを。夏になれば涼しくなるようなものを持ってきます。」
いつ死んでもおかしくない、という空気は作りたくなかった。
この辺が私の、文系の頭。
現実的にはそうじゃない、と夫にも言われた。
いやいや、もしかしたら奇跡っていうのがあるかもしれないでしょ。

しかし、
私はこの自分の思う「奇跡」に何度裏切られてきたことか。
私の故母にしても、
私のシンノスケやナナにしても。
奇跡って、私に無縁なのに
いつもそっちの気持ちになっていく。

義母が食べてくれさえすれば
家に帰れるかもしれない、生きて。
だって、骨折の前は
何でも食べていたのよ、天ぷらも揚げ物も親子して好きだから。
正月には餅も食べた。
「お義母さん、餅、何個食べる?」
本当は3個は食べたいのに
「2個くらいかなあ」なんてやせ我慢していたんですよ。
頭がしっかりしていれば、無味の病院食でも食べたであろうに。


ここには友人が勤めている。
その日は入院担当ではない、とラインを送ってきたが
合間に、挨拶に来てくれた。

家に戻ってから
お金を下して、タオルケットなどを用意して
タクシーを呼んでまた病院に。
タクシー会社は、その日朝の隣の市に行くときに利用し、また2度目の予約をし
荷物とお金を届けて、その間待っていてもらった。
タクシー会社ではすっかり、有名になっていた。
これまでも猫たちの病院、実家への利用。
特に、この2、3カ月、あちこちの病院利用。
運転手さんたちとよく話した。
「またよろしく。」と家の前で降りて
いざ、鍵を開けようとすると・・・
鍵がない。
あ、さっき、タクシーの中で落としたのかもしれない、
庭に回ってどこか開かないか、と試したがダメで。
タクシー会社に電話。
すぐに当のタクシーに連絡をしてくれ、座席に挟まってあった、とのこと。
もう、今日は、朝からドタバタしていて
色々なものを忘れるし、とどめは鍵か・・・
散々な自分。
しかも、自分が原因。
このごろ、多い、多すぎる。


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