人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

連休はモーツアルトが弾いたヴァイオリンを聴きに行こう~第一生命 / 鈴木清順監督「暗黒の旅券」「裸女と拳銃」を観る

2017年04月26日 07時54分40秒 | 日記

26日(水).昨日の日経夕刊に「独国立歌劇場 10月に再開」という小さな記事が載っていました 超訳すると

「ベルリン市当局は,改修工事を続けていた名門オペラハウスのベルリン国立歌劇場が10月3日に7年ぶりに再開すると発表した 同歌劇場は1743年に完成.現在はダニエル・バレンボイムが音楽総監督を務めている 改修工事は当初の予定より大幅に長引き,この間,市内の別の劇場で公演が行われてきた

1743年完成ということは 今年は274年後に当たります 「ヨーロッパはストックの文明,日本はフローの文明」と言ったのはどこかの国立大学の教授だったと思いますが,ヨーロッパ諸国の昔からの建築物は頑丈に出来ています その点,日本の場合は「木造家屋」と言うように基本的に木と紙(障子)で出来ていてすぐに取り壊せ,すぐに燃えてしまいます 対照的ですね

ということで,わが家に来てから今日で939日目を迎え,日本・米国・韓国が25日,北朝鮮が朝鮮人民軍の創建85周年の節目を迎え,核実験や弾道ミサイル発射など挑発行動に出るおそれがあるとして警戒態勢を強めた というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

       

        警戒を強めるのは日・米・韓だけど  ”来た挑戦”を抑止するのは中国のはずだったね

 

                     

 

昨日,夕食に「ホッケの塩焼き」,「生野菜とワカメとサーモンのサラダ」と「野菜とベーコンのスープ」を作りました この日のスープは,トマト,キャベツ,玉ねぎ,オクラ,マッシュルーム,ベーコンで,中華味スープの素を使っています

 

       

 

                     

 

昨日,池袋の新文芸坐で鈴木清順監督映画「暗黒の旅券」と「裸女と拳銃」の2本立てを観ました  「暗黒の旅券」は1959年製作のモノクロ映画(89分)です

昼下がりの東京駅で,オーロラ座のトロンボーン奏者の伊吹の花嫁・弘美が新婚旅行の直前に突如姿を消した 弘美の足取りを追って疲労のあまり酒を飲んで帰宅した伊吹の前に,弘美の絞殺死体があった 弘美のハンドバッグに麻薬が入っていたことから,警察は弘美が麻薬患者だったと言ったが,伊吹はそんなことはあり得ないとして 誰とも検討のつかない犯人への挑戦を決意する あの日,東京駅に来ると言いながら来なかったマネージァーの森脇とドラムの勝根が伊吹の頭に浮かんだ.一方,弘美には事件の鍵を握る行方の知れない弟がいた

ミステリータッチのこの映画では,喫茶店での会話シーンでショパンのノクターンで一番有名な作品9-2が流れていましたが,この当時のこじゃれた喫茶店のBGMというと,やっぱりショパンだったのかな,と思いました

 

                     

 

2本目の「裸女と拳銃」は1957年製作のモノクロ映画(88分)で,本名の鈴木清太郎名義の最後の作品です

銀座で救いを求められた女にアパートに誘われたカメラマンの槙健策は,そこで50代の男の屍体にぶつかる.逃げようとした時,すでに女は部屋の鍵をかけて立ち去っていた 警察の連行された槙は前夜の女とそっくりの女に会った.彼女は殺された男・石垣の秘書・高垣静といった.槙は記者の須川と共に事件の究明を始める.彼は静に接近し,あの夜の女の脇の下にあった痣の有無を調べて同一人物かどうか確かめようとするが失敗する しかし,二人はいつしか魅かれ合うようになる.果たして女は同一人物なのか?石垣は何のために誰に殺されたのか

 

       

 

「暗黒の旅券」も この「裸女と拳銃」もモノクロ映画です.私にとって鈴木清純監督といえば「ツィゴイネルワイゼン」「陽炎座」「夢二」といったカラー映画を思い浮かべます   とくに赤の使い方が強烈な印象を残します

 

       

       

 

                     

 

5月3日(水・祝)から8日(月)まで第一生命保険日比谷本社で「第一生命グループ  プレゼンツ  国際モーツアルテウム財団コレクション展・コンサート」が開かれます 「コレクション展」ではモーツアルトと姉のナンネルが使用していた2つのヴァイオリンや自筆の譜面・手紙などが展示され,「ロビー・コンサート」ではその2つのヴァイオリンによってモーツアルトの曲が演奏されます

5月4日から6日まで 近くの東京国際フォーラムで「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」が開かれるので,その合間に行ってみてはいかがでしょうか

 

       

       

       

       

 

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