人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「イレブン・ミニッツ」「ダゲレオタイプの女」を観る~新文芸坐

2017年04月07日 07時55分34秒 | 日記

7日(金).わが家に来てから今日で920日目を迎え,北朝鮮が日本海に向かって弾道ミサイルを発射した問題に関して,安倍首相とトランプ米大統領が電話で協議した際,トランプ氏が「すべての選択肢がテーブルにある」と表明した というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

       

                   だから昨日のブログで金正恩に注意を促したんだよ  トランプを怒らせたら怖いぜって

 

       

                        来た挑戦 の話に夢中になって 安倍首相の頭を踏んづけちゃった  Y・ABEぇ 

 

       

          踏んづけた頭 舐めとくから許して! なに なめんじゃねぇって? メンゴメンゴ! 

 

                      

 

昨日は,夕食に「鶏もも肉焼き」と「生野菜のサラダ」を作りました 「鶏もも~」は味付けは塩コショウのみ,弱火でじっくりと焼いたので皮パリパリ中ジューシーに仕上がりました

 

       

 

                      

 

昨日,新文芸坐で「イレブン・ミニッツ」と「ダゲレオタイプの女」の2本立てを観ました 「イレブン・ミニッツ」はイエジ―・スコリモフスキ監督による2015年ポーランド・アイルランド合作映画(81分)です

 

       

 

この映画は午後5時から5時11分までの11分間に起こった何組かの主役たちの出来事を刺激的な音と映像によって描いた群像劇です 女好きの映画監督と女優,嫉妬深いその夫,刑務所を出たばかりのホットドック屋と麻薬中毒のバイク便の息子,強盗を失敗した少年,産気づいた女性と駆けつけた救急隊といった,それぞれつながりのない人物たちが 最後に一つの場所に収斂していき大事件が起こるというストーリーです

映像では,犬の視点をはじめ下からのアングルで多くの動きが撮られています それが最後のホテルの窓から女性が落下するシーンでは上から見下ろすアングルで撮られます この対比は鮮やかです.気になるのは音です.終始 何かの音が鳴り続けていますが,ほとんど騒音といったレベルです.これは大都会の喧騒を表わしているのでしょうか

 

                     

 

2本目の「ダゲレオタイプの女」は黒沢清監督による2016年フランス・ベルギー・日本合作映画(131分)です

「ダゲレオタイプ」とは,フランスで生まれた世界最古の写真撮影方法で,長時間の露光を必要とするため,動かないように被写体の身体を拘束することが求められる 直接銀板に焼き付けるので,その写真は世界に一つしか残らないというもの

 

       

 

ジャンは写真家ステファンの弟子として働くことになったが,ステファンは娘マリーを長時間にわたって拘束器具に固定し,ダゲレオタイプの写真の被写体にしていた ステファンの妻ドゥニーズも娘と同じように被写体にさせられていたが,首を吊って自殺していた マリーに思いを寄せるジャンは彼女が母親の二の舞になることを恐れて,屋敷の外に連れ出そうとする.そんな時,マリーは階段を踏み外し落下してしまう

 

       

 

この映画では,死んだドゥニーズの亡霊が出てきますが,それに関わらず,いったいどこまでが現実で,どこからが夢や妄想の世界なのかが曖昧に描かれています 誰が正気で誰が狂っているのか,後で振り返ってみたとき「やっぱり,あの出来事から後が彼の妄想なんだな」と分かります 見ごたえのある作品でした

 

コメント
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