人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

J.S.バッハ「マタイ受難曲BWV244」を聴く~バッハ・コレギウム・ジャパン第122回定期演奏会

2017年04月15日 08時53分58秒 | 日記

15日(土).わが家に来てから今日で928日目を迎え,米軍がアフガニスタンで過激派組織「イスラム国(IS)」の地下施設を破壊するため,大規模爆風爆弾「モアブ」を使用したというニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

       

       シリアに次いで新型爆弾モアブでアフガンを爆撃した  も アブないんだから 次の標的が

 

                     

 

昨日,夕食に「豚肉のアスパラ巻き焼き」「生野菜とツナのサラダ」「野菜とシメジとベーコンのスープ」を作りました 「豚肉の~」は何回か作った実績があるので慣れました

 

       

       

                     

 

昨日,初台の東京オペラシティコンサートホールでバッハ・コレギウム・ジャパン第122回定期演奏会を聴きました プログラムはJ.S.バッハ「マタイ受難曲BWV244」です 出演は,ソプラノ=ハンナ・モリソン,松井亜希,アルト=ロビン・ブレイズ,青木洋也,エヴァンゲリスト=ベンヤミン・ブルンス,テノール=櫻田亮,バス=クリスティアン・イムラー,加来徹,合唱・管弦楽=バッハ・コレギウム・ジャパン,指揮=鈴木雅明です

 

       

 

バッハ・コレギウム・ジャパン(B.C.J)の新年度は「マタイ」から始まります この曲を聴くと,あれから1年経ったのかと感慨深いものがあります(昨年は3月でした).B.C.Jはバッハの「受難曲」を演奏する時はオケが左右対称に配置されます 向かって左側に第1群,右側に第2群がスタンバイします.フラウト・トラヴェルソやオーボエなどの管楽器,ヴァイオリンをはじめとする弦楽器,オルガン,さらにソリストも左右に分かれます エヴァンゲリスト役のテノールが中央にスタンバイし物語を語ります

第1群はコンマス=若松夏美,フラウト・トラヴェルソ=菅きよみ,前田りり子,オーボエ&オーボエ・ダガッチャ=三宮正満といったレギュラーメンバーで,一方の第2群はコンマスを高田あずみが務めます(プログラムを買っていないので他の演奏者の名前が分からない).

鈴木雅明が登場,さっそく第1部の演奏に入ります 歌手陣では,エヴァンゲリストを歌ったテノールのベンヤミン・ブルンスがダントツに上手く,存在感が抜群でした 次いでイエスを歌ったバスのクリスティアン・イムラーが素晴らしい歌唱力でした ソプラノのハンナ・モリソンはノン・ヴィブラートの美しい声で高音が綺麗でした アルトのロビン・ブレイズは中盤で不安定になるところがありましたが,後半は修正し いつものカウンターテナーを聴かせてくれました

日本人歌手で良かったのは,まずアルトの青木洋也です  この人は聴くたびに上手くなっていると思います.次いでバスの加来徹です.テノールの櫻田亮はいつ聴いても安定感があります

バックを務めたオケのメンバーでは,オーボエ&オーボエ・ダガッチャの三宮正満,フラウト・トラヴェルソの菅きよみと前田りり子,そしてコンマスの若松夏美の演奏が印象に残りました

 

       

 

ところで,演奏側ではなく客席側に残念なことが2つありました  1つは,第1部の終了にあたり,指揮者・鈴木雅明の両手が下りないうちに大きな拍手があったことです.私のすぐ後ろの席の男性客でしたが,明らかにフライングです 余韻を楽しむことが出来ず残念だったのは鈴木雅明氏をはじめ,その男を除く全員です  拍手をした男は,通ぶっているだけで 音楽の何たるかが分かっていない輩です

2つ目は,自席のすぐ前の客が 演奏中さかんに身体を右に左に傾けて落ち着きがなかったことです  ずっと左に傾いたままなら 反って舞台が見やすいのですが,その反対だと舞台が見えなくなってしまうのです  小学校低学年でよく見かけますね.こういう落ち着きのない子を.そういう子がそのまま大人になったみたいです いくら良い席を取っても前にこういう客がいるとすべてが台無しになります 休憩時間に注意してやろうと思っていたら,髪が長いので女性だと思っていたその客が 鼻の下に髭を生やした若者で,いかにも胸ポケットにバタフライ・ナイフかヌンチャクを隠し持っているような顔をしていたので,危険を察知して止めておきました 注意して,その結果 逆上して刺されたりしたら「マタイ受難曲」ではなく「マサに受難極(まる)」になってしまいますから

この曲の最後,第2部のフィナーレ「哀悼と告別」のコラールを聴きながら,「今年のバッハの長い旅もこれで終わりか また新年度が始まったな」と,思わず感慨にふけりました

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする