人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「ヨーヨー・マと旅するシルクロード」を観る~音の文化遺産「シルクロード・プロジェクト」のドキュメンタリー

2017年04月04日 07時50分53秒 | 日記

4日(火).わが家に来てから今日で917日目を迎え,日本式の「温浴施設」の人気が中国で高まっている というニュースを見て 鼻歌を歌うモコタロです

 

       

        温泉よいとこぉ  一度はおいでぇ  あ~  チャイナ  チャイナ~  大江戸線温泉物語

 

                     

 

昨日は娘の仕事がお休みだったので夕食はすき焼きにしました 子供たちのは高い肉で,私のは安い肉です.これは私のです

 

       

 

                     

 

昨日,シネスイッチ銀座で「ヨーヨー・マと旅するシルクロード」を観ました これは世界的なチェロ奏者,ヨーヨー・マが2000年に始めた「音の文化遺産」を世界に発信するために立ち上げた「シルクロード・アンサンブル」の活動を追ったドキュメンタリー映画です

 

       

 

これはモーガン・ネヴィル監督による2015年アメリカ映画(95分)です.この映画の中に純クラシック音楽を求めるのはあまり意味がありません たしかに,ヨーヨー・マの演奏するバッハの「無伴奏チェロ組曲第1番」の「プレリュード」や,メシアンの「世の終わりのための四重奏曲」の一節,あるいはサン=サーンスの「白鳥」を弾く若きヨーヨー・マの姿を見ることができますが,この映画が主張する音楽は,中国からヨーロッパまでの幅広い地域をカバーするシルクロードに根づく伝統的な音楽を基にした新しい音楽です 楽器だけでもケマンチェ,中国琵琶,尺八,バグパイプなどの民族楽器があれば,ヴァイオリン,チェロといった純クラシックの楽器もあります これらの楽器が渾然一体となって人種・国籍を超えた新しい音楽「シルクロード・アンサンブル」が出来上がります

このプロジェクトが始まった翌年の2001年にはニューヨークを「9.11事件」が襲います プロジェクトに参加するメンバーにはアメリカ人もいれば中東諸国の人もいる中で,「音楽は政治や宗教の前には無力ではないか」という失望感に直面しながらも,ヨーヨー・マは継続することを選びます 一旦始めたら最後までやり遂げるヨーヨー・マの強い意志,責任感の強さを感じます

ヨーヨー・マの率いる「シルクロード・アンサンブル」が来日公演をする機会があれば,是非聴きに行きたいと思います 彼らの活動は音楽のジャンルを超えて感動を巻き起こすことは間違いありません

 

       

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする