人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

川久保賜紀 ✕ 遠藤真理 ✕ 上原彩子で チャイコフスキー「偉大な芸術家の思い出に」、 プロコフィエフ「チェロ・ソナタ」 「ヴァイオリン・ソナタ第2番」を聴く~北とぴあ さくらホール

2018年11月08日 07時20分07秒 | 日記

8日(木)。わが家に来てから今日で1497日目を迎え、トランプ米大統領にとって就任後初めての国民的な審判を受ける中間選挙の開票が進み、連邦議会の上院では与党・共和党が過半数を維持する一方で、下院では野党・民主党が過半数を奪い返して8年ぶりに多数派となるのが確実になった というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

      下院で選挙に負けても トランプ大統領のやることはまったく変わらないと思うな

    

         

 

昨日、夕食に「豚バラ肉のエリンギ炒め」と「トマト、エノキダケ、レタスとウインナのスープ」を作りました 「豚バラ~」はウーウェン先生のレシピで 作るのは2度目。スープは自己流です

 

     

 

         

 

昨夕、北とぴあ  さくらホールで「チャイコフスキー 偉大な芸術家の思い出に ~ 贅沢なトリオが贈るロシア音楽の神髄 ~ 」を聴きました プログラムは①プロコフィエフ「チェロ・ソナタ  ハ長調 作品119」、②同「ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調作品94bis」、③チャイコフスキー「ピアノ三重奏曲イ短調作品50『偉大な芸術家の思い出に』」です 演奏はヴァイオリン=川久保賜紀、チェロ=遠藤真理(読響首席)、ピアノ=上原彩子です

 

     

 

「北とぴあ さくらホール」は自宅から一番近いコンサートホールです 都電荒川線利用、ドア・トゥー・ドアで17分です ただ、あまり行く機会がありません

自席は1階N列31番、右ブロック左から2つ目です。2階席は見えませんが、1階は8割以上の入りでしょうか

1曲目はプロコフィエフ(1891‐1953)の「チェロ・ソナタ  ハ長調 作品119」です この曲は1947年末に、当時弱冠20歳の音楽院生だったロストロポーヴィチの演奏会を聴いて、彼の並外れた才能に魅了されたプロコフィエフが作曲に取り掛かり 1949年初夏に完成させました。同年12月6日にロストロポーヴィチのチェロ、巨匠スヴァストラフ・リヒテルのピアノで初演されました 第1楽章「アンダンテ・グラーヴェ」、第2楽章「モデラート」、第3楽章「アレグロ・マ・ノン・トロッポ」の3楽章から成ります

淡い草色系の衣装の遠藤真理と黒の衣装の上原彩子が登場し、第1楽章が遠藤真理の重低音で開始されます 「アンダンテ・グラーヴェ」の指示通り「穏やかに、表情豊かに」の演奏が展開します。第2楽章は一転、賑やかなスケルツォです。プロコフィエフ特有の諧謔的な曲想が展開します 第3楽章では遠藤真理によるチェロのスケール感が前面に出ます 初めて聴く曲でしたが、楽しめました

2曲目はプロコフィエフ「ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調作品94bis」です この曲は、プロコフィエフが作曲した「フルートとピアノのためのソナタ」作品94を元に、名ヴァイオリニスト、ダヴィド・オイストラフの勧奨により作曲者自身が「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番」に編曲した作品です 第1楽章「モデラート」、第2楽章「プレスト」、第3楽章「アンダンテ」、第4楽章「アレグロ・コン・ブリオ」の4楽章から成ります

グレーのシックな衣装の川久保賜紀が上原彩子とともに登場し、配置に着きます 川久保のヴァイオリンで第1楽章が開始されますが、何となく落ち着きません よく考えてみたら、今まで「フルート・ソナタ」として聴き慣れてきたので、ヴァイオリンで演奏されると違和感を感じるのだということが分かりました それに加えて、何となく彼女の演奏に覇気を感じません。第4楽章の快活なロンドまできてやっと満足できました


     


プログラム後半は、チャイコフスキー(1840‐1893)の「ピアノ三重奏曲イ短調作品50『偉大な芸術家の思い出に』」です この曲はチャイコフスキーが敬愛していたニコライ・ルビンシテインの死(1881年)を悼んで作曲した作品です 第1楽章「モデラート・アッサイ」、第2楽章「Ⅰ主題と変奏  ~  Ⅱ変奏フィナーレとコーダ」から成ります

出演者は女性3人です。こういう場合は、ほぼ例外なく”お色直し”があります。3人とも赤系統の鮮やかな衣装に身を包まれての再登場です こういうところは華やかでいいですね

第1楽章冒頭のヴァイオリンの第1主題の演奏はちょっと変でしたが、その後は持ち直しました 遠藤真理は絶好調です。そして、3曲通じて安定して好調を維持していたのはピアノの上原彩子です

3人の演奏を聴きながら感じたのは、ベートーヴェンは屈指の「変奏曲」作曲家だったけれど、チャイコフスキーも負けず劣らず類まれなる「変奏曲」作曲家で、しかも屈指のメロディーメーカーだったんだな、ということです

 

     

コメント
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