15日(木)。昨日、新宿ピカデリーでMETライブビューイングのサン・サーンス「サムソンとデリラ」の座席指定を取りました 16日(金)午前10時上映の部です。いつも通り、後方の通路側を押さえました
ということで、わが家に来てから1504日目を迎え、トランプ米大統領のメラニア夫人のオフィスは13日、ホワイトハウスの国家安全保障担当の副補佐官について、「ホワイトハウスで働く栄誉に値しない」とし解任を求めた というニュースを見て感想を述べるモコタロです
大統領夫人にもそんな権限があるとは初めて耳にしたよ まさかフェイクじゃ?
昨日、夕食に「いり鶏」と「タラと白菜とシメジと人参のプチ鍋」を作りました 「いり鶏」は久しぶりに作りましたが、美味しくできました
チケットを2枚取りました 会場はいずれも自宅から一番近いコンサートホール「北とぴあ さくらホール」です
1枚目は12月8日(土)午後3時からの「北区 第九演奏会」です 出演はソプラノ=盛田麻央、メゾソプラノ=相田麻純、テノール=与儀巧、バリトン=加来徹、管弦楽=東京フィル、合唱=北区第九合唱団、指揮=飯森範親です 実はこの日の同じ時間帯に東京芸術劇場で開かれる「音楽大学フェスティバル2018」の東京音大と東邦音大のコンサート・チケットを持っているのですが、今年は一度も「第九」を聴いていないので、こちらを聴くことにしました
2枚目は来年1月6日(日)午後2時から開かれる東京ニューシティ管弦楽団の「ニューイヤーコンサート」です ヨハン・シュトラウスやヨーゼフ・シュトラウスのワルツやポルカの演奏のほか、プッチーニのオペラのアリアなどが歌われます ソプラノ独唱は鵜木絵里、指揮は内藤彰です
中山七里著「作家刑事毒島」(幻冬舎文庫)を読み終わりました 中山七里の作品は文庫化されるたびに購入し、当ブログでご紹介してきました。念のため簡単な略歴をご紹介すると、中山氏は1961年岐阜県生まれ。「さよならドビュッシー」で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し2010年にデビュー、「おやすみラフマニノフ」「いつまでもショパン」「どこかでベートーヴェン」などの作曲家シリーズ(?)を発表する一方で、「贖罪の奏鳴曲」「追想の夜想曲」「恩讐の鎮魂曲」などの楽曲シリーズ(?)を発表しています
この本は、先日 当ブログでご紹介した中山七里氏のエッセイ「中山七転八倒」の中に何度か出てきた、ミステリーの形を借りて出版業界の内実を暴いた”禁断の書”です ミステリー作家・知念実希人氏が巻末の「解説」に書いているとおり、この本では「デビューできずに荒れる作家志望者、売れなくて鬱々とする新人作家、作家をゴミのように使い捨てる編集者、原作へのリスペクトが欠如した映像プロデューサーなど、出版業界の負の側面を凝縮したような人物たちにまつわる殺人事件」が起こります 知念氏は さらに「ある一部の人々にとっては、本作は心穏やかには読めないはずだ。そう、作家志望者、そして新人作家たちだ きっと彼らは登場人物に自分の姿を投影し、毒島(ぶすじま)の吐く猛毒に苦しむことになるだろう。しかし、そんな人々にこそ、ぜひ本作を読んでもらいたい」と書いています
自信のない新人作家の方々は、この文章にほだされてホイホイと読まない方がいいと思います。引きこもりになること必至ですから
なぜ中山氏は「文学賞を受賞して2作目が書けない新人作家」や「売れないのは編集者のせいだ、と責任転嫁する作家たち」を 二度と立ち上がれないように毒舌は吐いてやっつけるのか、と言えば 中山氏自身が常に10本以上の連載を抱えて 栄養ドリンクをがぶ飲みし、徹夜をしながら毎月、原稿用紙約700枚以上を書き上げるほど超人的な作家生活を送っているからです 誰もが認める実力と、それを発揮する体力と、いつ執筆依頼が来なくなるか分からないという危機感がなければ不可能です。彼には新人作家のようにぼやいている暇はないのです
ところで、主人公の毒島の仕事場は神田神保町にあるという設定になっています 「ひときわ古びた外観の天ぷら屋の2階がそうだと聞かされた。店先には大型パネルが立てかけてあり、それによると以前は江戸川乱歩や井伏鱒二が行きつけにしていた店らしい」と書かれています この店は三省堂書店近くのスズラン通りにある天ぷら屋がモデルに違いありません 中山氏も立ち寄って天丼でも食べたでしょうか