「民衆教育」の営みであった

2015年09月28日 05時59分46秒 | 社会・文化・政治・経済
★編集者として、粕谷一希さんは“才能を見いだす名人”であった。
「中央公論」編集長、「歴史と人物」編集長、「東京人」を創刊や都市出版(株)の創業を経営に携わる。
2014年に没した。
「思想を単なる思想として完結させず、往還運動することで何とか現実に生かそうとした」半藤一利さん
粕谷さんは「それまでの日本にあった観念的理想主義風潮を嫌った。
彼に見出された一人である塩野七さんは「現実的な視点に立つことの重要さを、数多くの才能に書かせることで日本に広めようとした人」と振り返る。
(晋)
★「人間が戦争をするのは、愚かからでも、過去に学んでいないからでもない」
「利害の対立があるからだ」
ヨーロッパで紛争の歴史は「まだ終わっていない」を指摘。
政治学者・ジョージ・フリードマン著 夏目大訳
「新・100年予測」
★プラトンを現代の私たちが読む意義とは何か?
「彼の哲学は、現実を捉える鋭い目を可能にし、それに支えられている」
「現実に流されず、理想を求める愛=哲学があればこそ、諦めを退け、冷徹かつ柔軟に現実と格闘できる。
それが「善く生きる」ことを可能にする」(三)
★「孔子と魯迅」片山智行著
孔子は弟子たちを「君子」にすべく育成した。
作家・魯迅は中国人の国民性の改革を目指した。
煎じ詰めれば人々が人間らしく生きることのできる社会を目指した「民衆教育」の営みであった。
2人は中国人にとって偉大な教育者であった。
(硝)
★そもそも脳は、体験によって進化し、失敗を失敗と認識することで、より失敗しにくい脳に変わると言われています。
勝負から逃げず、前へ進んでいくことが未来のためになるのです。
より重要なのは、失敗した時に、どう対処するかということでしょう。
他人のせいにしたり、言い訳ばかりしていると、脳は、失敗を失敗と認識してくれません。
もし原因が他人にあったとしても、失敗を防げなかった自分を反省し、相手への怒りを自分の心の痛みに変えることで、自身が強くなっていくのです。
物事を語る際、私は、「夢」という言葉ではなく、「使命感」とい言葉を使うように勧めています。
「夢」には、“自分思い”の響きがあります。
一方、「使命感」という言葉は、“他人思い”が漂います。
「使命感」をはじめ他人思いの言葉を使っていると、結果として、気持ちが他人思いに変化していくのです。
言葉に、心が伴ってくるのです。
(株)感性リサーチ社長・黒川伊保子さん
★昨日は、午前9時から利根川の向かい側の小堀の赤田さん宅(仮名)で車座になって懇談した。
1冊の本を事前に読んで来て、感想や思いなどを一人一人が語った。
それぞれが、何ページのどこに感動したとか、触発されたかなどを述べた。
1冊の本でも、人それぞれであった。
来週の日曜日は、改築した台宿の久田さん宅。
講義形式で行われる勉強会。
★人生を豊かに彩る。
実り多き秋は、もの思うゆとりを私たちに与えていれる。
数人の小さな単位で、じっくり話を交わすのに秋はふさわしい。
静かに、親しく語り合った言葉や思い出は、深く心に残るものだ。
なるほど、納得である。
金木犀の花が咲き、住宅街は甘い香りに包まれる。





















江戸の風情を残す川の町だった

2015年09月28日 03時25分48秒 | 社会・文化・政治・経済
★イスラム世界の情報を得ることは難しい。
戦後の日本の世界認識は良くも悪しくもアメリカを基準にしてきた。
その眼鏡のままイスラム世界を眺めることは、不毛なだけでなく、時に危険ですらある。
民族・部族と宗教が錯綜する世界に、「敵の敵は味方」という単純な思考方式を当てはめると、致命的な間違いを犯しかねない。
耳に心地よいことを言ってくれる情報源が有用なわけではない。岩間陽子さん
★昭和といっても、東京市の時代の風情が残る門前仲町、深川あたりには東京市営住宅があった。
一階が店舗で二階が住まい、屋上もあって表通りには市電が走っていた。

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「また、三河島、根岸、三ノ輪、千住のあたりは水の都としての江戸の風情を残す川の町だった。」
荒川区と台東区の境の音無川では「ナマズだのコイだのフナなどをバケツいっぱいにとって遊んだ」。
「蛇行する川にかこまれているせいで、町のはずれはたいてい土手にぶっかる」
「遠景にお化け煙突があり、ガスタンクも見えた」
「夕陽は圧巻だ。雲は西へ西へと曳かれてゆき、あとは陽の海がひろがる。その流れに逆らって地の川は東へ向う・水のなかにも雲があり。光は宿る」
町はまだアスファルトで固められず、川は野生をはらんで増水する。
ゆえに「用心深い家では、戸口のうえに平底の舟をくくりつけておく」。
まるで半ぶん漁民の暮らしだ。
作家・長野まゆみさんの文書を引用


numata727 さんが 2014年09月27日 に書かれた記事をお届けします。

茨城県 久慈郡大子町の三村りんご園へ行く


取手の友人の寺川さん(仮名)と茨城県久慈郡大子町へ行って来た。取手を8時に出発する予定であったが、通勤時間になるので、1時間早め7時に出発となる。慌てて歯をみがき、顔を洗った。藤代、牛久を経て、つくば学園から筑波山を目指す。学園都市の広い一直線の道路の両側は楓の並木道だ。梢の一部が色付きはじめていた。学園都市...
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極道の女たち

極道の女になった雪絵に輪太郎は、寂しさを感じた。その寂しさは、哀れみを含んでいた。「輪ちゃんに、出会うのが遅かったよ」とその日、雪絵はひどく酔った雪絵は目に涙を溜めた。輪太郎は女の涙が苦手だった。酒の席での湿っぽい空気を忌んだのだ。輪太郎はその日の朝刊で、雪絵の男がいわゆる親分を射殺し、逮捕されたことを知った...
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大切な存在なのに気づかない


★自分に近いのに見えない。大切な存在なのに気づかない場合がある。★我々の「民衆運動には世界史的は使命と意義がある」それを自覚するどうかだ。世界の識者が存在を認め、高く評価していることを真摯に受けとめる。★21世紀は真実を、価値を「受けとめる」時代!★人生には、必ず試練がある。その時が一番大事!★大事なのは平和...
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海抜ゼロからの視点が大事


★人にはそれぞれ立場があるという認識。誰もが同じように苦しみをもつものだという意識。それが人をつなげる。★他国の苦しみや痛みをしめして、人々をつないでいくのが民間交流。その意味で、平和を志向する人たちが自由に活動できる状況を保つ必要がある。★できるだけ国益を超えて、共同体意識をつくることが肝要。“民”は背中に...
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