うがい薬でコロナ重症化抑制? 大阪知事が使用呼びかけ 専門家は懸念「害になりかねない」

2020年08月04日 23時58分47秒 | 医科・歯科・介護

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うがい薬を用いた研究結果について記者発表した大阪はびきの医療センターの松山晃文次世代創薬創生センター長(右)と吉村洋文知事=大阪府庁で2020年8月4日午後2時40分、石川将来撮影

 大阪府などは4日、新型コロナウイルスの軽症患者に、消毒剤の一種、ポビドンヨードを含んだうがい薬でうがいを続けてもらったところ、唾液を使ったPCR検査で陽性になる割合が、うがいをしなかった患者に比べて低かったとする「研究結果」を発表した

。吉村洋文知事がうがい薬の使用を呼びかけ、各地の店頭からうがい薬が消えたが、専門家からは「使い方を間違えると害になりかねない。知事の勇み足だ」と懸念する声も上がっている。 【図解でおさらい】緊急性の高い症状  「研究」は、府立病院機構運営の大阪はびきの医療センター(羽曳野市)が唾液中のウイルスが減れば重症化を抑制できると想定して実施。6~7月に府内のホテルで宿泊療養している患者約40人を対象に1日4回うがいするグループと、しないグループに分け4日間調査。うがいをしないグループの唾液の陽性割合は56・3%だったが、したグループは21・0%だった。  吉村知事や松井一郎・大阪市長と共に記者会見した松山晃文・同センター次世代創薬創生センター長は「うがいが唾液中のウイルスを減らす可能性がある」と述べたが、他人への感染抑制の実証については「これから」とした。体内にあるウイルスとの関係も不明だといい、検証が必要との考えを示した。  会見場には市販のうがい薬が並べられ、吉村知事は「うそみたいな本当の話」と切り出し、「コロナに効くのではないかという研究結果が出た」と紹介。①発熱など風邪のような症状のある人やその家族②接待を伴う飲食店の従業員③医療従事者や介護従事者――を対象にうがいでの使用を呼びかけた。  

この呼びかけに対し、高鳥毛敏雄・関西大教授(公衆衛生学)は、「せきなど風邪症状がある人には有効かもしれない」とする一方で、「予防できると過信させるのは害になりかねない」と健康な人も含めて広く使用されることに警鐘を鳴らした。

妊婦や甲状腺疾患がある人の使用にも注意が必要とされ、さらに「口の中や胃腸には(通常は問題のない)常在菌があり、そういったバランスを乱してしまう恐れもある」と述べた。

「使い方を間違えると毒にもなる。アレルギーを持っている人も少なくない。対象をしっかり示して推奨する必要がある。呼びかけは知事の勇み足だと思う」と懸念を示した。【田畠広景、松本光樹】

 

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中国は開放路線を捨てつつある」 スイス外相が指摘

2020年08月04日 23時50分46秒 | 社会・文化・政治・経済

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スイスのイグナツィオ・カシス外相(2020年6月17日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】スイス外相は2日発行の現地紙で、中国は西側に対する開放路線から離れつつあり、もし中国がこの姿勢を維持する場合、西側はさらに断固とした対応を取るだろうという見方を示した。

【図説】中国、改革開放40年(2018年)

 スイスのイグナツィオ・カシス(Ignazio Cassis)外相は日曜紙ゾンタークスブリック(SonntagsBlick)に対し、中国における経済の自由化は政治の自由化と比例しておらず、人権侵害が深刻化しつつあると指摘。

「われわれは、中国が開放路線から外れていく様子を目の当たりにしている」と述べたカシス外相は、「このことは、スイスも同様に自国の利益と価値観をより堅固に守らなければならないことを意味する。そのためには、国際法と多国間体制の強化などが必要になるだろう」と話した。  

さらにカシス氏は、スイスと中国との対話の中には常に「法の支配と人権」がテーマとして掲げられてきたが、「事態はわれわれが予想した以上に不穏であることが分かった。人権侵害が増加し続けている。わが国はこれらの権利を守りたいと考えている」と訴えた。

 その上で外相は、「もし中国が香港の『一国二制度』を放棄するのであれば、香港で投資をしてきた多くのスイス企業にも影響が及ぶ」として、「中国がこの新方針に固執するのであれば、西側世界はより断固たる対応を講じるだろう」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News

 

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ミサイル防衛「なぜ中国の了解がいるのか」 河野防衛相

2020年08月04日 23時50分46秒 | 社会・文化・政治・経済

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 河野太郎防衛相は4日午前の記者会見で、ミサイル防衛に関して「相手領域での弾道ミサイルなどの阻止」を盛り込んだ自民党提言が「中国や韓国の理解を得られる状況ではないのでは」と質問され、「主に中国がミサイルを増強しているときに、なぜその了解がいるのか」と語気を強めた。
韓国についても「なぜわが国の領土を防衛するのに韓国の了解が必要なのか」と述べた。
 中国は急速な勢いで弾道・巡航ミサイル開発を進めており約2千発を配備。その多くが日本を射程に収めるとされ、日本は抑止力の抜本的な強化を迫られている。  自民党は中国や北朝鮮の脅威の増大を踏まえ、「専守防衛の考え方の下」で「ミサイル阻止能力」の保有を検討するよう求める提言をまとめた。
4日午後に安倍晋三首相らに提出する予定だ。
 

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自民党・二階俊博、怒りの独占インタビュー「今年、解散総選挙は…」

2020年08月04日 23時30分13秒 | 社会・文化・政治・経済

7/29(水) 7:01配信
現代ビジネス

かつて田中角栄が主として居座っていた部屋を、令和のいま占拠する男・二階。安倍政権が行き詰まりを見せ始める中、二階の意中にある「次」とは誰なのか。発売中の『週刊現代』が独占インタビューを掲載している。

【写真】安倍よ、さらば…菅官房長官の「逆襲」がいよいよ加速している

「安倍4選」でもいいよ
 「いやあ、ご苦労さん。マスクしているヒマがないくらい忙しいんだ。ワハハハ」

 永田町の自民党本部4階。その深奥部に、幹事長室はある。曇りガラスの仕切り、重厚なドア、それらをいくつも越えた先に、現在の政界で「妖怪」と畏怖される男が座していた。

 自民党幹事長・二階俊博。地元・和歌山名物のパンダにどことなく似た風貌の老人は、この秋、あの田中角栄を抜き、幹事長としての在任期間が歴代1位となる。

 二階の座る椅子の横の壁には、「総力結集」と大書された額が飾ってある。それはかつて、角栄が唱えたスローガンだという。

 「あなたの政治上の師・角栄元首相の言葉だから展示しているのか?」

 二階にそう問うと、

 「ああ? 前からあるからそのままにしているだけだよ」

 などと韜晦した。

 何を考えているか分からない。思考が読めない。故に、周囲が憶測をし、忖度して、二階の思う壺にはまっていく。

 「魔術」の片鱗を感じさせながら、二階は本誌にその「腹の内」を徐々に明かし始めた。

 ――安倍晋三政権は8年の長期政権となった。いったい何が評価されていると考えるか。

 「まず、安倍総理の人格でしょう。人間性が優れておる。それから全般の政策です。それが広く、国会議員のみならず多くの党員にご支持をいただいている。まあ人物もそうですが、外見からしても親しみやすい、そういう人だと思います」

 安倍総理をべた褒め。ただし目が笑っているようには見えないため、本心は窺い知れない。

 ――安倍総理の前の自民党総理というと麻生太郎財務相になるが、麻生氏とはどう違うのか。

 「他の人と比べるのは失礼でしょうが(凄む)」

 ――安倍総理は現在、自民党総裁を3期務めている。4選もありうると思っているか。

 「それは、『万機公論に決すべし』というもの。十分に検討して、党員の皆さんがその方向がいいということになれば、自ずとそこに到達する」

 ――幹事長自身は、4選も是という立場か。

 「そら、我々はいま安倍総理にお仕えしているわけです。『この人が4選でも5選でもいい』という気持ちがなかったら務まりませんよ」

 少なくとも、二階にとって安倍は「やりやすい」相手であるらしい。
総理を目指す気はないのか
 その安倍政権に陰りが生じつつあるいま、二階は「ポスト安倍」をどう見据えているのか。

 ――石破茂元幹事長や、岸田文雄政調会長らの名が挙がっている。彼らについてどう思うか。

 「そんなもの現幹事長として私が言及すべきじゃないでしょう(ギョロリとこちらを睨む)」

 ――では聞き方を変えるが、安倍総理に代わりうる人材はいるのか。

 「人材なら自民党の中には百人といますよ。わが党は人材の宝庫です」

 ――幹事長が、実力を評価している政治家は? 
 「私が名前を挙げてどうするんですか(やや怒)。幹事長が『誰がいい』って、そんなこと言えないですよ。言うなら百人、言わないといけない」

 何やらキレ気味……。ところが、ここで別の名前を出すと、たちまち口調が軽やかになった。

 ――先の東京都知事選について。小池百合子氏が圧倒的な得票で勝ったが、どう見ているか。

 「それは、あれだけの実績、都政への貢献、その結果が得票数に繋がっているんじゃないですか。

 366万もの票は、鉦や太鼓を鳴らしたからって獲れるもんじゃない。都民の皆さんが心から信頼し、支持してくださったからでしょう。

 選挙戦術だとか、自民党の支持がどうとか、そういうことではない。総合的に、多くの都民の皆さんが、『小池さんがいい』と支持してくださった結果だと思います。それは彼女の今日までのご努力の結果でもある」

 ――仮に小池氏が都知事を務め上げ、国政に戻ることになったら二階派で歓迎するか。

 「そんなこと本人が言っているわけじゃないでしょう。本人が言ってもいないのに、歓迎するも、しないもない」

 ――二階派から総理は出ていない。そろそろ二階派から総理が出てもいいと考えないか。

 「それはみんな、一旦国政に参画した以上、誰もが総理を目指しているのが政治家です。口に出すか出さないかは別として、気概を持って出馬しておるわけです。わが派にも、総理大臣の候補は何人でもおります」

 ――幹事長自身が総理になる気はないのか。

 「いやいや。私は自分を評価することを知っております。総理などそんな器ではありません。私の神経ではもたない」
解散はない、いや、ある
 二階は7月21日の会見で、最近、取り沙汰されている衆院解散について、「それより、やるべきことがある」と、否定的な見解を示した。

 それが本心かと尋ねると「そうではない」と言う。解散はあるのかないのか、一体どっちなのか。

 「衆議院議員である以上、解散はいつあっても当然だ、という気概を持っていないといけない。その緊張感があるからこそ政治に真剣さが出てくる。だから、解散が頭の片隅にもない、と言えばそれは嘘になる」

 ――では、いつ解散すべきと考えているのか。

 「少なくとも『いま』解散すべきなんて思っている人は誰もいないでしょうよ。すぐにやる必要がない。それが『今日』である理由はない」

 ――年内解散も、やるべきではないと? 
 「いや、まあ、そんなことはね。総理がお決めになることですから。総理が『やろう』と思って、腹の中でそう決めてるかもしれないのに、私が『やるべきではない』とか、そんなことを言いだしたら選挙にならない。

 ただ解散するというならば、必ず次の選挙に勝つという目算がなければなりません。国会議員のクビを、一斉にバラバラッと切っちゃうんですよ。勝てる見込みもないのに、そんな無責任なことはできないんですよ。

 解散はするけど、勝つか負けるか結果は国民の意思にお任せする、というようでは、それはいただけない」

 発売中の『週刊現代』ではこのほかにも、菅官房長官の実力や、次期総裁候補、さらには「Go To キャンペーン」などにも言及しながら、独占インタビューとして掲載している。

 「週刊現代]2020年8月1日号より

 

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落選させるべき国会議員、無策でコロナ禍を拡大させた7人の名

2020年08月04日 23時30分13秒 | 社会・文化・政治・経済

8/4(火) 16:05配信
NEWS ポストセブン

「安倍おろし」は側近議員から(時事通信フォト)

〈一国の政治は、国民を映し出す鏡にすぎない〉とは、英国の作家サミュエル・スマイルズの『自助論』の一節だ。

【リスト】7人の大臣のコロナ後の動き。宴会や「誤解」発言等

 政治には国民の質が如実に反映され、無知な国民は腐敗した政治しか持ち得ない。立派な政治は国民が目覚めることでしか生まれない。スマイルズは、「天は自らを助くる者を助く」と説いた。

 しかし、権力は往々にして国民を無知の状態に置こうとする。安倍政権の8年間、数々の不祥事で説明責任を果たさず、記録を改竄させ、臭い物にフタをした。時の権力が強大で、野党に民意の受け皿になり得る信頼がない時、選挙で健全な民主主義は機能しない。

 そうした状況では、「落選運動」が国民にとって唯一の武器と言える。選挙の投票行動は候補者の政党、公約で判断されることが多いのに対し、「落選運動」は現職議員の発言や行動を検証し、「国民のためにならない」と評価された政治家を落選させるように呼びかける運動だ。憲法学者の上脇博之・神戸学院大学法科大学院教授が語る。

「特定の候補を当選させる目的の選挙活動は公職選挙法で様々な制約があるが、落選運動は公選法の対象ではない。だから選挙期間外でも運動できるし、年齢制限もなく、選挙権がない18歳未満でも参加できる。ネット選挙の規制にもかからないため、SNSやメールで運動できます」

 使い方によっては、安倍首相を退陣に追い込む装置にもなる。

 たとえば「危機対応を誤った大臣」など、安倍首相がお友達人事で起用した無能な大臣、副大臣などを片っ端から落選運動のターゲットにすることで首相の任命責任を厳しく問い、政権が維持できないように追い込むのだ。

国民の難局を政治利用
 まずは何と言っても今回のコロナ対応で失敗した首相側近の大臣たちだ。政治ジャーナリスト・藤本順一氏が真っ先に名前をあげるのは、「アベノマスク」担当の加藤勝信・厚労相とGo To キャンペーンなど経済対策担当の西村康稔・経済再生相だ。いずれも首相に重用され、次の総理・総裁候補とさえ目されている。
「加藤さんはPCR検査を受けられずに重症化したり、死亡者が出たことに批判が高まると、37.5度以上が4日間という厚労省が決めた検査基準を『国民の誤解』と責任転嫁した。自分の失敗を他人のせいにしたり、組織防衛と自己正当化のために理屈をこねて結果責任を負わない政治家には大臣どころか国会議員の資格もない」(藤本氏)

 コロナ対応の担当大臣として知名度急上昇中の西村氏も失格という。

「感染が拡大しているときに、『Go Toキャンペーンを広めましょう』などと言った人を大臣にしておきたくないでしょう。西村さんは専門家会議を廃止して自分の肝煎りで経済再生のコロナ対策会議をつくったかと思うと、政府の今後のコロナ対策『骨太の方針』をまとめるために私的諮問機関をつくるなど、総裁選出馬をにらんでコロナ危機を自分のブレーン集めに利用して政策を混乱させている。国民の難局を政治利用する政治家は落選させるべきです」

 他にもGo Toキャンペーンの方針転換で国民に混乱を招いた赤羽一嘉・国土交通相、経産省の持続化給付金の“中抜き”問題で責任を取らない梶山弘志・経産相をはじめ、落選運動の対象には重要閣僚がズラリと並ぶ。

 他にも表には菅義偉官房長官と高市早苗総務大臣の名前も挙げておいた。

※週刊ポスト2020年8月14・21日号

 

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中国から「謎の種が届く事件」を解く有力な推理

2020年08月04日 23時30分13秒 | 事件・事故

8/4(火) 15:31配信
東洋経済オンライン

この事件、いったい何が起きているのか?(写真:hirost/PIXTA)

 日本各地で中国から謎の種が郵送されてくる事件が話題になっています。この種は実は日本だけではなくアメリカにも大量に送られているようです。

農林水産省は「海外から送られてきた種は蒔かないで」と外来生物の日本上陸について注意を呼び掛けています。そして種を送り付けられた当事者は「このあとどんな展開になるのか不安だ」と思われているようです。

 私は経済評論家以外に地下クイズ王という肩書を持っているのですが、たまたま今月開催する地下クイズイベントのための取材をしていたところ、ネット犯罪に詳しい関係者にこの事件の詳しい解説を聞くことができました。

 この記事ではネット関係者の目で分析した推理という前提で「おそらくこういうことなので(もし種が送られてきたとしても)必要以上に心配することはないだろう」という話をさせていただきます。事実に基づいてはいますが、あくまで業界関係者の話に推理を交えているという点と、私自身は中国やベトナムの現地オペレーションについてはそれほど詳しくはない点をあらかじめお断りしておきます。

■急に種が送られてくるという5つの謎

 この謎の種の事件、事実としては以下のような5つの謎があります。

①なぜ自分に送られてきたのか送られた本人は注文した記憶はまったくない
②届いた郵便物のラベルにはアクセサリーなどの商品名が書かれているが、中身は小さなパッケージに入った謎の種。品種はさまざま
③送られてきた人の多くは過去、ネット通販で中国から商品を送ってもらった経験がある
④中国郵政のロゴが入った宛名ラベルがどうやら偽造ラベルらしい
⑤宛名ラベルを剥がすとその下からベトナムの郵便ラベルが出てくる

 「誰が何のために」という意図がわからない謎の種送り付け事件ですが、業界を知る立場では以下のような推理が成り立つというのです。実は何度か質問をしてようやく私も理解できた複雑なストーリーではありますが、その話をなるべくわかりやすく解説します。

 先にこの事件の結論を言いましょう。これはアメリカの大手通販会社でのレビューを不正に高評価に吊り上げてくれる業者がいて、以下にお話しするような手口でレビュー操作をするために日本の見知らぬ人に種を送りつけていると見られます。
 業界用語ではブラッシング詐欺と呼ばれる不正行為です。以下、4つのポイントに分けて解説をします。

◎ポイント1 不正レビューをする理由
 そもそも何が行われているのかということから話しましょう。大手通販サイト上で化粧品や健康食品など利幅が大きな商品を売っている業者がいるとします。

ここはあくまで一般論の前提です。たとえ本当はたいした効果がない商品だとしてもサイト上で過去の購入者からたくさんの「星5つ」の評価(注:一番良い評価)と好意的なレビューが書き込まれると、サイト内で目立つところに表示されるなどの恩恵があり、同時に目に見えて売れ行きが上がるという事実があります。

 そこで不正に良いレビューを書き込んでくれる仕事を専門に受けてくれる不正レビュー業者が暗躍します。

◎ポイント2 不正レビューの方法とルールの変更
 この不正業者は大量に作ったメールアドレスを使って大手通販会社の大量の架空アカウントを作ります。サイトに登録する日本の住所も架空です。そして出品業者からの依頼を受けて、これらの架空アカウントを使って商品を購入します

■実際に商品が送られないとレビューが書き込めない

 これまではそこで不正レビューを依頼した出品業者は架空注文に対しては商品を架空で発送したことにして、少し時間をおいてその架空アカウントでレビューを書き込んでもらっていました。

ところがそのような不正の手口を通販サイトの運営会社が察知したためにレビュールールが変更されます。実際に商品が送られて相手に配達された記録が残らないと不正業者がレビューを書き込むことができなくなったといいます。

 ところが不正レビュー業者の作った架空アカウントに登録されているのは架空の住所なのでそこに商品を送っても日本郵便が配達完了してくれません。送り先不明で戻ってしまいます。

一方でもし新たに実在する住所氏名で架空アカウントを作った場合、今回のように商品を送った段階ですぐに不正アカウントだとばれてしまいます。だから不正アカウントを大量に作れなくなる。これがサイト側の防止策です。

そしてこの不正レビュー防止策をかいくぐる目的で開発されたのが今話題となっている「種を送る仕組み」だというのです。

◎ポイント3 種が実はベトナムから送られている理由
 先に述べたとおりメディアの取材で送られてきた種が入っていた国際郵便物について2つの事実が判明しています。ひとつは表面に貼ってある中国郵政(China Post)のラベルが偽造であること。もうひとつがそのラベルを剥がすと下からベトナムの郵便のラベルが出現することです。

 これらの理由を専門家に質問したところ話してもらえたのが以下の内容です。

 そもそもインターネット通販で商品が海外から送られてくるケースが増えているのは、海外からのほうが郵便料金が安いことです。実際アマゾンなどでUSBケーブルのような小物を買うと中国から定形外郵便に入って届くのですが、これが都内から発送するよりも安い。

 具体的には普通郵便で20gまで5人民元(約76円)ですから日本国内の84円よりも安い。ところがこの国際郵便のルール、途上国のほうがより有利になっていて、ベトナムからの発送だったら20gまで1万5000ベトナムドン(約65円)の郵便料金になります。

 ベトナムから送られた郵便物は日本の税関を通った後、実質的に日本郵便のコストの持ち出しになって配達されるのですが、そこは国際条約があるために仕方がない。途上国から日本に届く郵便の配達は国内郵便業者の義務のようなものなのです。

 ここに「種がベトナムから送られる」理由があります。郵送コストがただ同然に安いことと、荷物の中身も同様にただ同然で手に入る種だということが不正業者にとっては重要なのです。

◎ポイント4 不正が完成するための手口

 さてここから先はあくまで推理ですが、おそらくこういうことが行われているという手口の話です。

■不正レビュー業者によって作られるラベルは2枚

 不正レビュー業者は通販出品業者からの依頼で架空アドレスを使って架空の購入をします。出品業者は架空アドレスの架空住所向けに発送するための中国郵政のラベルを打ち出します。このラベルはプリントアウトするだけで使いません。

しかしプリントアウトしたことでラベルの番号がアメリカの大手通販事業者の記録に残ります。
不正レビュー業者は、別ルートで名簿業者から実在する日本の住所のリストを手に入れます。この送り先は実は何でもいい。今回の手口では過去に全然別の商品を全然別の業者から買った日本人の名簿が使われるケースが多いようです。

 不正レビュー業者によって作られるラベルは2枚あって、ひとつはベトナムから日本に種を送る正規の郵送ラベル。もうひとつは途中で貼りかえる中国郵政の偽造ラベルで、その偽造ラベルに印刷される番号が先ほどの架空注文のラベル番号と同じで、住所だけが実際に存在する無関係の日本の住所宛に変更されたものになっています。

 そしておそらくベトナムの港湾か空港の内部に不正業者の協力者がいる。ベトナムの郵便局で発送処理をした郵便物はその後のどこかのタイミングで中国郵政の偽造ラベルに貼りかえられ、中国発の郵便物の貨物に入れ替わるのではないかというのです。

 日本の税関も日本郵便も中国郵政のラベルのついた郵便物をまさかラベルが偽造されているとは気づかずに実在する日本の住所に配達する。ベトナムから65円で発送されたただ同然の種を中国からの郵便物として日本の何の関係もない人宛に配達するのです。

 そして配達が完了した記録が残ると、それがアメリカの大手通販サイトには配達完了と認識される。まさか登録されたアカウントとはまったく別住所に届いたとは気づかずに、大手通販サイトは購入した(ことになっている)架空アカウントのレビュアーにレビューの書き込みを許可するようになります。

■コストは種の原価と65円の郵便代と協力費

 それで不正業者は架空アカウント名で依頼業者の商品に堂々と高評価のレビューを書き込むことができるようになる。コストは種の原価と65円の郵便代とそして内通者に支払う協力費だけということになります。

 以上が私の聞いた話の概要です。

 この仕組みの解明はあくまで業界に詳しい人による推理でしかありません。とはいえ私が理解した限りでいえば「種が送り付けられてくる理由」をいちばん論理的に説明してくれる仕組みのように思えます。

 そしてもうひとつ言えることは、このような狙いで行われている事件である以上、種自体には大きな意味はなく、もしそれが届いたとしたら捨ててしまえばよいということになりそうです。

 そうだとしたら種自体についてはこれ以上問題にすることはないかもしれません。ただし注意は必要です。

おそらく大手通販会社側もこの件の対策を講じるようになるでしょうし、不正業者側も何らかの新しい対抗策を練るでしょう。だとすれば次は手口が変わってくる可能性もあります。そして私たち消費者は偽のレビューに騙されてしまう。

ですから本当に警戒が必要なのは種ではなくネット通販で売られている商品の品質だということなのです。

 【2020年8月4日18時05分追記】初出時、ベトナムからの郵便料金の記述に一部不正確な部分があり修正しました。

鈴木 貴博 :経済評論家、百年コンサルティング代表

 

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福岡市で園児ら45人感染 熊本県は最多の37人確認

2020年08月04日 23時27分17秒 | 社会・文化・政治・経済

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福岡県では4日、新たに89人の新型コロナウイルス感染が確認された。2日連続で100人を下回った。
熊本県では1日の新規感染者数としては最多となる37人の感染を確認した。
福岡市は45人の感染を発表。博多区の大井保育園では園児5人の感染が分かった。
同保育園関連の感染者は、職員を含めて計15人となった。市は、3日に発表した感染者44人の中に陰性の2人を誤って加えたと発表した。検査を行った病院側の事務的なミスだとしている。
 北九州市は24人の感染を確認した。同市で1日当たり20人以上の感染者が出たのは、26人が確認された5月29日以来。
 福岡県は10~70代の男女19人の感染を確認。うち20代の男女3人は、クラスター(感染者集団)が発生した「福岡リハビリテーション専門学校」(福岡市博多区)の学生。  
佐賀県では佐賀市在住の10~50代の男女6人と武雄市の20代男性の感染が判明。長崎県内では18人の感染を確認し、長崎北陽台高の生徒ら同校関係者4人、感染者が確認された諫早市のスナックの利用客3人などが含まれるという。
 熊本県によると、クラスターが発生した造船大手のジャパンマリンユナイテッド有明事業所(長洲町)での感染は17人増え、県外在住を含め97人になった。大分県では、豊後高田市立真玉中の30代女性教諭と女子生徒、佐伯市の40代女性パート従業員が感染した。
 宮崎県では男女12人が感染。9人は延岡市の居住者だった。鹿児島県内では男女6人の感染と、感染していた鹿児島市の80代女性の死亡が確認された。

西日本新聞社

 

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県内初「20代の重症者」…人工呼吸器をつけて治療中の女性 新規感染8日連続100人超の愛知

2020年08月04日 23時25分05秒 | 医科・歯科・介護

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愛知県内では4日、新たに120人に新型コロナウイルスへの感染が確認されました。県内で初めて20代の重症者が確認されています。  
愛知県内で4日、新たに感染が確認されたのは10代から80代の男女120人で、7月28日から8日続けて100人を超えています。  
このうち安城市の20代女性は、7月27日から微熱や吐き気などの症状がはじまるなど体調不良が続いたため、PCR検査を受けたところ、3日に感染が確認されました。  女性の容体は人工呼吸器をつけるなど重症です。愛知県内で20代の感染者が重症になったのは初めてです。
 一方、名古屋市内の繁華街で発生している5つのクラスターに関連する新たな感染者はいませんでした。

東海テレビ

 

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浜松コロナ【感染者狩り】被害者の告白「人殺し扱いされ、外を歩くのも人に会うの怖い」

2020年08月04日 23時18分51秒 | 事件・事故


8/4(火) 17:01配信
文春オンライン

7月29日夜、岩手県で初の新型コロナウイルス感染者確認を発表する達増拓也知事 ©時事通信社

 全国で感染拡大が広がる新型コロナウィルス。7月29日に初めて感染者が確認された岩手県では、感染した40代男性に対してインターネット上で誹謗中傷やデマ憶測などの書き込みが相次ぎ、県でも対策を講じ始めた。達増拓也県知事は31日、「犯罪にあたる場合もある。厳格に臨む意味で(中傷に対して)鬼になる必要がある」と強調している。

【画像】現場となったラウンジ「X」

 コロナ感染者をまるで“魔女狩り”のように吊し上げるケースは岩手だけではない。7月下旬、2つの店舗でクラスターが発生した静岡県浜松市では、クラスター発生が確認された飲食店2店舗と、陽性反応が確認された男性客・Aさんに対し、いわれなきバッシングが続いている。

《コイツが撒き散らしたらしい》
 7月23日、浜松市は飲食店2店舗でのクラスター発生を確認。男女複数人が新型コロナウィルスに感染したことが確認された。濃厚接触者である来店客や従業員160人に対し、市はPCR検査を始めたことを発表。店名も公表された。

 すると同日、浜松市民の間にはLINEやSNSを介して感染者を特定するような情報が一気に拡散し始めた。市内在住の30代主婦に聞いた。

「同級生の友達やママ友など、複数のグループLINEで、《コイツが撒き散らしたらしい》といったメッセージが飛び交って、その日は通知音が鳴り止まなかった。感染者を出したラウンジ『X』やマジックバー『Y』の情報、店のママのSNS、立ち回り先などの情報も回ってきました。『X』や『Y』のお客で、感染が早くに確認された経営者のAさんについては顔写真、会社名、出身高校、出身中学、親や子供のことも書かれていました」

 Aさんは30代で、市の中心部からは少し離れた場所で不動産会社を営む地元出身の若手経営者だ。

Aさんも「県内で誰かからうつされた」
「不動産屋の仕事柄、どうしても営業や接待の仕事で夜の店を使うことが多かったそうです。Aさんは7月中旬に『X』と『Y』の両店舗を利用。結果、取引先の相手にも感染させてしまった。感染が広がったことで、やっと活気が戻ってきた浜松の夜の街は大ダメージ。Aさんへの誹謗中傷はどんどん酷くなっていき、デマも広がっていった」(地元紙記者)

《Aは東京に遊びに行ってコロナをもらってきたらしい》

《Aはコロナとわかっていて、周りに酒を勧めたらしい》

 飛び交う噂話のほとんどがデマだ。Aさんの友人が事情を説明する。

「Aは3月末に東京に仕事に行っていますが、それ以来、行ってませんし、最近は県外への移動もしていない。つまりAも県内で誰かからうつされたわけです。『X』を利用した日は、別の飲食店で体温を計っているのですが、36度台の平熱で、体調が悪くなったのは『X』を利用した翌日、外出先でのことだった。それでも医者は最初、風邪と診断して、後日もう一度受診して、念のために検査をしたら、まさかの陽性だったのです」

 Aさんは驚きのあまり、対応を誤ってしまった。「(取引先などの)相手に迷惑をかけたくない」という思いから、保健所の聞き取りに対して「X」や「Y」の店名を伏せたのだ。結果、保健所が両店舗に検査に入るのが遅れることとなった。これがのちに発覚し、誹謗中傷の火に油を注ぐ結果となった。
「コロナで損失した分を立て替えろ」電話が日に30件
「Aのもとには連日、日に30件以上の無言電話や嫌がらせの電話がかけられています。『コロナで損失した分を立て替えろ』とか『税金でPCR検査が行われるから全てオマエが払え』とか。ですが、AがPCR検査を受けていなければ、被害はもっと広がっていたわけですから、Aを責めるのは筋違いだと思うのですが……」(同前)

 8月1日までに「X」や「Y」関連での感染者数は約100名に上る。誹謗中傷の声はAさんだけでなく、店舗にも波及している。「X」のママを務める経営者はこう話す。

「店を潰してやる」「人殺し!」
「知り合いの方は心配してくださるのですが、面識のない方から厳しい言葉を浴びせられます。『もしうちの家族に何かあったら店を潰してやる』とか『人殺し!』とか、脅迫めいた電話がお店にかかってくる。検査で陰性だったアルバイトの従業員も昼の職場を不当に解雇されました。私をはじめ、スタッフや家族の写真がSNSで拡散され、Aさんと同じようにデマが拡散されています。私が東京にホスト遊びに行ったから感染したとか……。コロナより人の怖さを感じています。我々の感染対策は甘かったのかもしれません。ですが、それは緊急事態宣言が解除されて以降の浜松の街全体に言えることだと思います」

「文春オンライン」特集班は6月に別件の取材で浜松市を訪ねたが、たしかに繁華街では多くの人がマスクを外し、至るところの店で酒宴が開かれ、街はコロナ禍以前の生活様式に戻っているようだった。だが、今回のクラスター発生が公表されて以降、ふたたび夜の街には閑古鳥が鳴くようになった。

野次馬がAさんの会社の写真を撮影しにくる
 一時は入院していたAさんだが、体調は回復し、すでに退院している。だが、今も外出できずにいるという。会社の扉は閉められ、明かりは消えている。近隣住民の証言。

「たまに(Aさんの)会社の前に車を停めては指さしたり、野次馬が(会社の)写真を撮ったり、心ない人がいるんです。私も近所に住んでいるだけなのに、コロナ患者の扱いをうけて、他の町内の人から『うつりたくないから近寄らないで』って言われたこともありました」

「最近励ましのメールもいただけて何とかやっていけていますが、今もコロナのことを考えると胸が苦しくなります。外を歩くのも人に会うのも怖いです」

Aさんはネットに謝罪文を掲載した
 7月31日、Aさんは会社のホームページに《お詫び》と題し、長々とした謝罪文を掲載した。

《〇〇不動産のAと申します。この度は、私が新型コロナウイルスに感染してしまいご心配、ご迷惑をお掛けしてしまった方々、感染させてしまった方々、浜松市の多くの飲食店関係者の皆様、医療関係者の皆様、不安な日々を送らせてしまっております浜松市民の皆様、その他全ての皆様、この度は誠に申し訳ございませんでした。 心よりお詫び申し上げます。(略)浅はかで自分勝手な判断をしてしまいました。その結果、数多くの方々に、取返しのつかない多大なるご迷惑をお掛けしてしまいました。この度は誠に申し訳ございませんでした》

 地元記者が故郷の現状を深く憂う。

「こんなの間違っています。コロナに罹ってしまったことを責めるべきではなく、むしろ積極的に検査を受けたAさんの勇気をたたえるべきでしょう。浜松には『やらまいか』という方言が息づいています。『やりましょう』『やろうじゃないか』というチャレンジ精神にあふれた浜松を象徴する言葉なんです。今こそ、この浜松の力を見せるべきときなのに……」

 海、山、川、湖に囲まれた、自然豊かでのどかな鰻の名産地が戦々恐々とした空気に覆われている。

「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班)

 

 

 

 

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阪神大敗で再び借金生活 反撃ムードが八回にしぼむ 馬場、木浪が痛恨エラー

2020年08月04日 23時13分22秒 | 野球

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8回、追加点を奪われ降板する馬場(撮影・飯室逸平)

 「阪神2-7巨人」(4日、甲子園球場)  

阪神が9連戦の初戦で巨人に大敗。

再び借金生活に転落し、これで開幕からの対戦成績は、1勝4敗と苦しい戦いが続いている。1点差まで迫ったが、八回の2失策がいずれも失点に直結。失策数がリーグワーストのチームが、またもミスに泣く形の敗戦となった。

【写真】確かに焦った感じ…馬場の二塁送球が…  

試合は初回、ガルシアが坂本に先制のソロ本塁打を浴びた。三回には北村にプロ初本塁打を献上すると、五回には丸に左前適時を許し、3点目を失った。

5回3失点での降板で4敗目。

今季初勝利はまたもならなかった。  

打線は巨人先発・菅野の前に苦戦。5回まで散発の3安打。それでも六回、近本が右前打で出塁。糸井の一ゴロの間に二塁に進むと、ここでサンズが打席に立った。2-2から6球目、外角のスライダーをフルスイング。左翼席に飛び込む2ランとなった。

 1点差まで迫ったが、八回に登板した馬場が誤算だった。先頭の北村に中前打を浴びると、代走・増田大に二盗を決められて無死二塁。丸を四球で歩かせると、続く坂本との対戦だ。投ゴロに打ち取ったが、走者はそれぞれスタートを切っていた。

間一髪のタイミングに焦ったのか、二塁送球が悪送球となり、北村の生還を許した。  

さらに続く二、三塁のピンチで重信の遊撃正面の打球を木浪がファンブルし、もう1点を追加された。中途半端なゴロで処理が難しく、勝負にいた結果だったが、記録は失策。この2失策でチーム失策は29。またも弱点を露呈した。  

菅野との甲子園での対戦成績は、これで18試合で2勝10敗。最後に黒星をつけたのは2018年5月25日で、4点以上取った試合がない。  

9連戦の初戦を落とし、チームは再び借金生活に転落。首位・巨人とのゲーム差は6に広がった。

5日の第2戦は藤浪、6日の同戦には高橋が先発する予定。チームの柱となるべき両腕で、なんとか勝ち越して食らい付いていきたい。

 

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【阪神】終盤の守備崩壊でリーグワースト29失策 借金生活転落で首位・巨人と6差

2020年08月04日 23時05分13秒 | 野球

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選手交代を告げベンチに戻る矢野燿大監督

◆JERAセ・リーグ 

阪神2―7巨人(4日・甲子園)  阪神が巨人に力負けし、借金生活に転落した。

 今季7試合目の先発となったガルシアが初回2死から坂本にバックスクリーンへのソロ本塁打を浴びると、3回にも北村に中越えソロを許した。5回2死一、二塁でも丸にタイムリーを浴び、5回3失点で降板。またしても初勝利を逃した。

 6回1死二塁ではサンズが巨人・菅野から7号2ランを放ったものの、得点はこの本塁打のみ。8回の守備では無死一、二塁から坂本の投ゴロを二塁に投げた馬場が野選と悪送球。二塁走者の増田大の生還を許すと、なおも1死二、三塁では遊撃・木浪が重信のゴロをファンブルし、追加点を許した。

 この2つのエラーを加え、阪神はリーグワーストの29失策。馬場をリリーフした伊藤和も大城に2点適時打を許し、このイニング計4失点で5点ビハインドとなった。  チームは6月30日の中日戦(ナゴヤD)以来、10カードぶりの初戦黒星で首位・巨人とのゲーム差が6に開いた。

矢野監督は「巨人が走っているんでね。クライマックスシリーズも何もないんで、優勝しか日本シリーズにいけない。巨人をどう倒すかは大事なところになる」と話していたが、痛すぎる敗戦となった。  

◇セ・リーグの失策数

29 阪神  

21 中日  

21 広島  

17 ヤクルト

17 DeNA   

8 巨人

報知新聞社

 

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吉村知事「ポビドンヨード」会見で「うがい薬」が... 消費の混乱「予測できなかったのか」

2020年08月04日 22時58分55秒 | 事件・事故

唾液ウイルスが「低下する」結果が

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大阪府の吉村洋文知事は2020年8月4日昼の記者会見で、「ポビドンヨード」を含むうがい薬に新型コロナウイルスに対する効果が確認されたと発表した。  

ポビドンヨードを含むうがい薬としては、ムンディファーマの「イソジン」などが知られる。

吉村知事は会見で「(うがい薬の)不必要な買い占めとかはぜひやめていただきたい」としたが、会見を受けてか、ツイッター上ではドラッグストアなどの販売店に客がごった返す様子、うがい薬が売り切れた棚の写真を投稿するユーザーが相次いだ。

吉村知事に対しては、消費の混乱を招いたことへの疑問の声が聞かれている。

■「うがいの励行」も呼びかけ  吉村知事によれば、市と府の協力で「大阪はびきの医療センター」(羽曳野市)が府の宿泊療養施設の療養者41人を対象に、ポビドンヨードを含むうがい薬によるうがいを1日4回実施したところ、「ポビドンヨード含嗽(がんそう)で宿泊療養者の唾液ウイルスが低下する」結果が得られたという。  

この結果を受け、吉村知事は会見場のテーブルに置かれた各社のポビドンヨードうがい薬を紹介。「発熱など風邪に似た症状のある方及びその同居家族」「接待を伴う飲食店の従業員」「医療従事者や介護従事者」を対象に、「8月20日まで、集中的にぜひ『うがい』を励行してもらいたい」と呼びかけた。

 一方で「不必要な買い占めとかはぜひやめていただきたい。普通に薬局に行ったらどこでも売っているものですから、誰かが買い占めるとすぐなくなっちゃうので」とも語っていた。

なお、製薬会社の在庫状況については「ある程度在庫はある」との情報を得ているとし、薬局などで品切れになった場合は、供給を働きかけるとした。

「もう少しメディアの影響を考えてほしかった」

 会見の様子はワイドショー「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)などで放送された。

会見の内容を受けてか、ツイッター上ではうがい薬目当てに客でごった返すドラッグストアの様子や、うがい薬が売り切れた棚の写真の投稿が相次いだ。  

J-CASTニュース編集部も16時過ぎに東京都内のドラッグストアを訪れると、店頭には「完売のおわび」が掲示され、店内のポビドンヨードうがい薬はすべて売り切れていた。店員によればテレビでの放送から、一気に購入者が増えたという。  

なお、第3類医薬品に該当するポビドンヨードうがい薬は、医薬品販売業の許可なく医薬品をフリマサイト等で販売することは医薬品医療機器等法第24条第1項に違反する行為となる。  

また、通販サイト「楽天市場」でも15時20分頃のリアルタイムランキングで、上位をポビドンヨードうがい薬が独占していた。

 ツイッター上では吉村知事の会見内容が消費の混乱を招いているとして、 「こうなること予測できなかったのかな」  

 「もう少しメディアの影響を考えてほしかった」  などの声が聞かれている。  (※8月4日追記)本文の一部を加筆しました。

 

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クラスター発生のライブハウス、マスク外し会話・飲酒の客も…男性アイドルグループ公演

2020年08月04日 22時55分27秒 | 社会・文化・政治・経済

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感染防止のために収容人数を大幅に減らした「サウンド ラボ モール」(7月1日、札幌市中央区で)

 北海道内では3日、新型コロナウイルスの感染者が新たに23人確認された。クラスターが発生した札幌市中央区のライブハウス「サウンド ラボ モール」のマネジャーが、読売新聞の取材に応じ、感染拡大につながったとみられるイベントの実態を明かした。男性アイドルグループのイベントで、マスクを外す客もいたという。  

札幌市によると、同ライブハウスでクラスターが発生したのは、7月21~24日に行われたライブイベント。4日間で5公演が行われ、訪れた客は実数で計43人だった。  

同ライブハウスによると、イベントは東京の会社が主催し、東京を中心に活動する男性アイドルグループがメインで出演。

メンバーと客が至近距離で話したり、一緒に写真を撮ったりした。グループのイベントは、札幌の前に東京や大阪でも行われたという。

 同ライブハウスは300人ほどを収容できるが、感染対策で定員を50~80人程度に制限。客が入店する際は検温や消毒を行い、マスク着用を呼びかけたが、入店後にマスクを外して会話したり、飲酒したりする客もいたという。

 同ライブハウスのマネジャー(49)は「イベント中は対策を主催者に委ねている部分もあり、スタッフの目が行き届いていなかった。関係者に申し訳ないし、悔しい」と打ち明けた。

 同ライブハウスは8日まで休業の予定。営業再開後について、マネジャーは「観客への対策を徹底し、密になっていたり、マスクを外していたりすればイベントを中止することも検討する」と話した。

 

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雇用助成金増、10月以降も コロナ長期化で政府検討

2020年08月04日 22時52分13秒 | 社会・文化・政治・経済

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新型コロナウイルス対策を話し合う政府・与野党連絡協議会に臨む西村明宏官房副長官(中央)ら=4日午後、国会内

 政府は4日、新型コロナウイルス対策に関する与野党との連絡協議会で、9月末に期限を迎える雇用調整助成金の増額特例措置について延長を検討していると説明した。 【詳報】新型コロナウイルス 東京都の状況  感染状況の収束が見えないことに伴うもの。出席者が明らかにした。 

 

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