子ども食堂、女性相談支援 NPOへの補助拡充―孤独・孤立対策…

2021年03月22日 21時59分35秒 | 事件・事故

子ども食堂、女性相談支援 NPOへの補助拡充―孤独・孤立対策、16日策定・政府

2021年03月16日07時11分 時事通信

 新型コロナウイルスの影響で経済的・精神的に困窮する人を対象とした政府の緊急支援策の概要が15日、判明した。子ども食堂や学習支援、生活に不安を抱える女性からの相談受け付けに取り組むNPOの活動を後押しするため、地方自治体を通じた補助を拡充することが柱。ひとり親かふたり親かを問わず、子どもがいる低所得世帯への給付金支給も盛り込んだ。これらの施策を通じて、誰もが孤独・孤立に陥らないようにする狙いだ。
困窮子育て世帯全体に給付を 自公、菅首相に要望書提出

 菅義偉首相は15日の参院予算委員会で、16日に関係閣僚会議を開いてまとめたい意向を表明。支援団体の代表者らを招いて2月に開催した集会に触れ、「国としてしっかり支えていかなければならない」と強調した。
 NPOなどの民間団体はこれまでも、子どもや女性への支援に取り組んできたほか、インターネット交流サイト(SNS)を使った自殺防止のための相談にも対応している。政府はこうした団体への交付金を拡充し、セーフティーネットを強化する。
 また、空いている公営住宅を低家賃でNPOなどに貸し出し、生活困窮者の就労支援に使用してもらう仕組みを検討する。
 特例貸付制度のうち、一時的な生活資金を提供する「緊急小口資金」と、生活再建までの一定期間に貸し出す「総合支援資金」は、緊急事態宣言による営業時間短縮の影響などを踏まえて期限を延長。新規・再貸し付けともに6月まで延ばす方向で調整している。
 政府は新たに、子どもがいる低所得世帯へ臨時給付金を支給。対象は住民税非課税の世帯とし、金額は子ども1人当たり5万円とする方向だ。また、ひとり親家庭向けの住宅支援資金の貸付制度を創設する。

-------------------------------------------

2021年2月26日 公明新聞

社会的孤立 焦点は女性、子どもら

“寄り添う支援”広げて 
党対策本部で識者

オンラインで識者の講演を聞いた党対策本部=25日 参院議員会館
公明党社会的孤立防止対策本部(本部長=山本香苗参院議員)は25日、参院議院会館で会合を開き、放送大学の宮本みち子名誉教授と認定NPO法人「スチューデント・サポート・フェイス」の谷口仁史代表理事から、孤立対策に関する講演をオンラインで聴いた。

宮本氏は、コロナ禍の影響について、従前から生活が不安定だった女性や子ども、若者たちに「真っ先に表れた」として、焦点を当てて支援する必要性を強調。特に困窮する母子家庭や家庭を持てていない非正規雇用の女性、親に頼れない若者らに対する支援策が十分でなく、孤立者の増加が懸念されると指摘した。

谷口氏は、自らが佐賀県で支援機関と連携して展開している子ども・若者へのアウトリーチ(訪問)支援活動を踏まえ、本人や家族が抱える複合的な課題解決に向けた“寄り添う支援”の大切さを力説。従来型の公的支援では、支援を必要とする人に対して「カバー率が低い」と指摘し、アウトリーチ活動強化や専門人材の育成を進めるよう訴えた。

 


子ども食堂、女性相談支援 NPOへの補助拡充―孤独・孤立対策…

2021年03月22日 21時13分10秒 | 社会・文化・政治・経済

子ども食堂、女性相談支援 NPOへの補助拡充―孤独・孤立対策、16日策定・政府

2021年03月16日07時11分 時事通信

 新型コロナウイルスの影響で経済的・精神的に困窮する人を対象とした政府の緊急支援策の概要が15日、判明した。子ども食堂や学習支援、生活に不安を抱える女性からの相談受け付けに取り組むNPOの活動を後押しするため、地方自治体を通じた補助を拡充することが柱。ひとり親かふたり親かを問わず、子どもがいる低所得世帯への給付金支給も盛り込んだ。これらの施策を通じて、誰もが孤独・孤立に陥らないようにする狙いだ。
困窮子育て世帯全体に給付を 自公、菅首相に要望書提出

 菅義偉首相は15日の参院予算委員会で、16日に関係閣僚会議を開いてまとめたい意向を表明。支援団体の代表者らを招いて2月に開催した集会に触れ、「国としてしっかり支えていかなければならない」と強調した。
 NPOなどの民間団体はこれまでも、子どもや女性への支援に取り組んできたほか、インターネット交流サイト(SNS)を使った自殺防止のための相談にも対応している。政府はこうした団体への交付金を拡充し、セーフティーネットを強化する。
 また、空いている公営住宅を低家賃でNPOなどに貸し出し、生活困窮者の就労支援に使用してもらう仕組みを検討する。
 特例貸付制度のうち、一時的な生活資金を提供する「緊急小口資金」と、生活再建までの一定期間に貸し出す「総合支援資金」は、緊急事態宣言による営業時間短縮の影響などを踏まえて期限を延長。新規・再貸し付けともに6月まで延ばす方向で調整している。
 政府は新たに、子どもがいる低所得世帯へ臨時給付金を支給。対象は住民税非課税の世帯とし、金額は子ども1人当たり5万円とする方向だ。また、ひとり親家庭向けの住宅支援資金の貸付制度を創設する。

-------------------------------------------

2021年2月26日 公明新聞

社会的孤立 焦点は女性、子どもら

“寄り添う支援”広げて 
党対策本部で識者

オンラインで識者の講演を聞いた党対策本部=25日 参院議員会館
公明党社会的孤立防止対策本部(本部長=山本香苗参院議員)は25日、参院議院会館で会合を開き、放送大学の宮本みち子名誉教授と認定NPO法人「スチューデント・サポート・フェイス」の谷口仁史代表理事から、孤立対策に関する講演をオンラインで聴いた。

宮本氏は、コロナ禍の影響について、従前から生活が不安定だった女性や子ども、若者たちに「真っ先に表れた」として、焦点を当てて支援する必要性を強調。特に困窮する母子家庭や家庭を持てていない非正規雇用の女性、親に頼れない若者らに対する支援策が十分でなく、孤立者の増加が懸念されると指摘した。

谷口氏は、自らが佐賀県で支援機関と連携して展開している子ども・若者へのアウトリーチ(訪問)支援活動を踏まえ、本人や家族が抱える複合的な課題解決に向けた“寄り添う支援”の大切さを力説。従来型の公的支援では、支援を必要とする人に対して「カバー率が低い」と指摘し、アウトリーチ活動強化や専門人材の育成を進めるよう訴えた。

 


母親が女への不満を隠れてメモ、内心反発か 福岡の男児餓死事件

2021年03月22日 13時05分14秒 | 事件・事故

3/21(日) 19:36配信

朝日新聞デジタル

「救ってあげられなくてごめんね」。現場マンションの玄関には、亡くなった碇翔士郎ちゃんへのメッセージを添えたお菓子や花が供えられていた=2021年3月13日午後5時17分、福岡県篠栗町、板倉大地撮影

 福岡県篠栗(ささぐり)町のマンションで昨年4月、5歳の男児を餓死させたとして母親と知人の女が逮捕された事件で、男児らへの食事制限を強める女に対し、母親が不満の言葉をメモに書き残していたことが捜査関係者への取材でわかった。トイレなどで隠れて書いており、福岡県警は母親が女の指示通りに動くようになっていた一方、内心では反発していたとみている。

【写真】碇利恵容疑者(左)と翔士郎ちゃん(写真の一部を加工しています)=読者提供

 母親は碇(いかり)利恵容疑者(39)、知人の女は赤堀恵美子容疑者(48)。2人は2019年8月ごろから碇容疑者の三男、翔士郎(しょうじろう)ちゃんの食事を制限し、昨年4月18日に餓死させたとして保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された。碇容疑者は容疑を認め、赤堀容疑者は「一切やっていない」と否認している。

 県警によると、赤堀容疑者は「あなたの夫が浮気している」「他の保護者が悪口を言っている」とうそをつき、碇容疑者を不安にさせたり孤立させたりする一方、架空の訴訟やトラブルを解決したように装うことで信頼させ、指示通り動くようマインドコントロールしていったとみている。

 その上で、架空の裁判費用を捻出するためだとして、一家の食事制限を指示。翔士郎ちゃんに対しては、一人で留守番ができないとして、たたいたり押し入れに閉じ込めたりしたという。

 捜査関係者などによると、県警は碇容疑者のマンションを家宅捜索した際、碇容疑者が書いた複数のメモを発見。赤堀容疑者に対して「顔も見たくない」といった不満を書いたもののほか、「翔ちゃん、きょうも食べれんかったね。ごめんね」と書かれたメモも見つかったという。

朝日新聞社

【関連記事】


宮城まり子とねむの木学園

2021年03月22日 12時10分12秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

作品情報

どんな子にも「かくれた才能(能力)がある。

知恵が遅れていると捉えるのではなく。

本来無限にある知恵が<ゆっくり、ゆっくり、育っている>と見るのだ。

戦後の日本で歌手、女優として活躍した宮城まり子は、なぜ「ねむの木学園」という家庭をもたず、身体機能に、知恵に障害をもつ子どもたちのための施設と学校をつくったのか――。

「肢体不自由児養護施設」という名称も法律も何もない時代、彼女は、多くの人たちからうけた知恵と勇気に支えられながら、国を動かし、「ねむの木学園」を創設した。宮城は、「ダメな子なんか一人もいない」といい、教育とは「生きていくお手伝い」という。素朴ともいえるこうした言葉は、彼女のこれまでの“戦仕度の日々”から生まれた厳しくもやさしさに満ち...-

宮城まり子とねむの木学園
 
 
 

切り倒せない庭樹

2021年03月22日 11時59分40秒 | 日記・断片

道路に面した木を切るべきだと家族内で皆が言うのだが、そのままにしておく。
家に越したきた時には無かった木で、誰が植えたのかも定かではない。
挿し木であろうか?

その木が2階の屋根まで届くほど伸びた。
先端の枝を切らないと電線に届くので、年に2か回ほど高枝を剪定する。

昨日は、強風と激しい雨で葉が大量に道路に散乱した、ほうきで集める先から風で飛んでゆくので、苦労した。
雨で葉は道路に張り着いているのであるが、飛んでゆく葉も多い。
2度も清掃する。
今日は、文句をいいながら家人が清掃した。

何の木か不明?

友人の岸本さんにいただいた<しきみの花(上)と木の根本>


競輪人間学 車券・出目論

2021年03月22日 10時45分25秒 | 未来予測研究会の掲示板

その日の出目は、必ずチェックしておくこと!
それは理屈ではないから。
因果関係がある場合もあるので、無視はできない。
<死に目>もあるし、その日に<強い目>もある。

3レース 3-4

4レース 4-3

5レース 7-3

6レース ?

6レース本命 9-3 オッズ7・0倍

実績に関係なく、出目で車券を買う。
4レースの出目が6レースに絡むことがあるので注目!
つまり軸は4番
しかも、4番は格下選手であっても、9番の番手で有利なはず。
一方2番の番手7番小川 圭二選手は50歳で軽視されたいた。
7番は5レースの出目でもあった。
そこで、7番も押さえに必要。
4番からの流し2車券で買う

並び 9-4-3-6 2-7 8-5-1
レース評
軌道修正に成功した藤根の先行力に期待で、ワンツー実績ある伊藤が援護。三ツ石の動向や福田の強襲にも警戒したい。

本命◎9番藤根 俊貴26歳 競走得点101.22
対抗○3番福田 知也38歳 競走得点105.08
番手4番伊藤 大志41歳    競走得点97.25
2番三ツ石 康洋40歳     競走得点101.04
番手小川 圭二 50際         競走得点97.28

6レース本命 9-3 オッズ7・0倍 は一番人気にしては、数値が高いので信頼はできない。

競輪ファンたちの迷いがオッズに表われていた。

波乱の予兆ともいえた。

結果 2車単 4-7 2万2230円(43番人気)
   3連単 4-7-8 35万6640円(389人気)

出目論出なければ、買えない車券だった。




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 4 伊藤 大志   15.0    
2 7 小川 圭二 3/4車輪 15.2    
  3 8 大矢 崇弘 1/2車身 15.1      
4 5 武藤 篤弘 タイヤ差 14.9      
× 5 2 三ツ石 康洋 1/8車輪 15.3   B  
  6 1 稲村 好将 1/2車輪 14.8      
7 3 福田 知也 3/4車輪 15.1      
  8 6 高木 隆弘 1/2車身 14.8      
9 9 藤根 俊貴 7車身 16.0      

レース後記

レース後記写真

 3連単の配当35万円台とシリーズ1番の大穴決着になった。レースは後ろ攻めから上昇しようとした藤根俊貴を中団の大矢崇弘がしきりにけん制。前受けの三ツ石康洋が逃がされる形に。巻き返してきた藤根は出切れず後退。切り替えて好位で立て直した伊藤大志が直線で外を鋭く伸び切った。
 「藤根はもっと早い段階で切るか、カマすかしないとダメですね。指導しないといけない。後ろに付いてもらった南関に悪いことしました。藤根が合わされたけど、余裕はありました。1着でもラインで決まってないので納得してない。ずっとダメな自分でいたけど、41歳にして初心に戻って、追い込みとして納得する走りをしていきたいと思っています」

投票


戦い続けるのが人生

2021年03月22日 09時54分26秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽真に偉大な人とは青年と心を結べる人。
真に希望にみちた青年とは、老年と心を結べる人である。
新渡戸稲造
▽時間を充実させることが幸福-エマソン
▽自分自身を楽しむこと、自分自身に満足すること、すなわち「ああ、私は、この生き方でよかったのだ」と自分自身に、心から言いきれる喜びこそ、確かな幸福がある。
▽苦しんでいる人に「共感する力」、その人たちを守る施策を<形にする力>が、政治には一層、求められる。
▽人生は戦いである。戦い続けるのが人生である。
戦うごとに強くなる人が幸福であり、真の「人間」。
勝つことは楽しい。誇りがある。
自信が生まれる。
負ければ暗くなる。
文句も出るし、悲しい、みじめである。
ゆへに勝たなければならない。


緊急事態宣言、2カ月半ぶり全面解除 感染増加傾向で再拡大懸念

2021年03月22日 09時50分15秒 | 社会・文化・政治・経済

3/22(月) 0:00配信

毎日新聞

政府は21日をもって、新型コロナウイルスの緊急事態宣言を2カ月半で全面解除した。東京、神奈川、埼玉、千葉の4都県で継続していた宣言が終わった。ただし新規感染者は増加傾向で感染再拡大(リバウンド)の懸念があり、政府は変異株の検査体制などを強化する。

【グラフ】鉄道利用者、発令前からの減少幅は?

 解除に伴い、4都県は少なくとも22~31日、飲食店などに対する営業時間短縮要請をこれまでの午後8時までから1時間延ばして午後9時まで(酒類の提供は午後8時まで)とする。事業者への協力金は1日6万円から4万円へと減額する。

 4都県で「5000人」が上限となっているイベントの人数制限は解除後、4月18日までは「収容率50%以内なら最大1万人」となる見通しだ。政府は同19日以降、1万人超も可能となる「収容率50%以内か5000人の大きい方」に緩和する方針。東京オリンピック・パラリンピックを見据えた措置とみられる。

 解除を前に、東京都の小池百合子知事は21日夕、記者団に「ここでいったん区切りとなるが、リバウンド防止期間に入ったという認識を持ち、『第4波』に入らないよう協力をお願いする」と述べた。

 昨春にも出された緊急事態宣言は1月8日、首都圏の4都県で再び始まった。同14日からは、大阪、兵庫、京都、愛知、岐阜、栃木、福岡の7府県も対象地域に加わり、期限は2月7日までとされた。栃木県では予定通り解除されたが、その他の地域では3月7日まで延長。首都圏を除く地域は2月28日をもって先行解除される一方、4都県では3月21日まで宣言が再延長されていた。政府は、新規感染者の減少や病床の逼迫(ひっぱく)の改善を理由に、全面解除の判断をしていた。【五十嵐朋子】

【関連記事】


日米会談でわかったバイデン政権「本気の対中国包囲網」戦略

2021年03月22日 09時29分05秒 | 社会・文化・政治・経済

3/22(月) 9:32配信

FRIDAY

本格始動したバイデン外交。強大化する中国と強硬に向き合う姿勢に、日本のとるべき道は? 写真:ロイター/アフロ

3月18日(日本時間19日)、米アラスカ州アンカレジで、米中の外交当局トップ会談が行われた。参加したのは、米国側からブリンケン国務長官とサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)、中国側からは外交トップの楊潔篪(ようけつち)共産党政治局員と王毅・国務委員兼外相だった。両国の政権中枢級の会談である。

【驚愕画像】これはヤバい…豪華すぎる「プーチン夢の宮殿」公開!

◆「各2分」予定の冒頭発言が1時間を超える波乱

今回の会談は、中国側の強い希望を受けて開催されため、米国が中国側を「呼びつける」かたちになった。中国側の狙いは、米国と対等の立場で対話を維持する関係性を構築・誇示するとともに、中国批判を強めるバイデン新政権を牽制、できれば懐柔することだったと思われる。

だが、結果的にその日の会談は、きわめて敵対的な雰囲気に終始した。米国側は香港や新疆ウイグル自治区の人権問題、台湾問題、サイバー攻撃問題などで中国を直接批判。中国側は猛反発し、異例の非難応酬となった。

バイデン政権はかねて気候変動問題やコロナ対策といったグローバルな問題を優先する姿勢を示しており、安全保障上の懸念である中国問題への対応の方針が注目されていたが、3月12日の日米豪印首脳電話会談(クアッド)、同16日の日米外務・防衛担当閣僚安全保障協議(2プラス2)、同18日の米韓2プラス2、そしてこの米中外交トップ会談という一連の外交活動の流れで、「国際秩序に重大な挑戦をする力を持つ唯一の国」(3月3日、ブリンケン国務長官の演説)である中国との駆け引きで、甘い顔は見せないとの意思を明確に示したといえる。

中国側としては、習近平政権が進めている香港支配強化、ウイグル人弾圧、海外での影響圏拡大を目指す「一帯一路」戦略、サイバー工作活動、南シナ海や東シナ海(尖閣海域)での支配圏拡大工作、さらには台湾侵攻を想定した大規模な軍拡などに対し、バイデン政権が強硬な対抗措置をとってこないように誘導したい局面だが、バイデン政権としてはそうはいかないというわけだ。

◆「尖閣問題」では日米の連携をアピール

では、こうした米中の対立は、日本にはどう影響するだろうか?

まず、日本の最重要な問題である尖閣問題では、これはかなり「追い風」になった。日米2プラス2では、厳密に言えばこれまで米国が言ってきたことと内容的には変わらなかったが、共同文書では「日米安保条約5条の下での尖閣諸島を含む日本の防衛に対する米国の揺るぎない関与」「尖閣諸島に対する日本の施政を損なおうとする、いかなる一方的な行動にも引き続き反対」「中国海警法等の最近の地域における混乱を招く動きについて深刻な懸念を表明」など、日本にとって心強い文言が列記された。

これは、尖閣を狙う中国を牽制する意味としては大きい。中国としては、米国と政治的に対立すれば、東シナ海での日本との係争でも、より米国の介入を心配しなければならなくなる。

今後も引き続き「尖閣諸島に対する日本の施政を損なおうと一方的な行動」に出た場合、仮に状況がエスカレートして日本側と衝突となれば、米軍の登場も覚悟しなければならない。逆に日本としては、米国がついているということを声高にアピールしつつ、尖閣諸島の実効支配をより強化するチャンスでもある。

この共同文書での尖閣問題の強調は、おそらく日本側の強い要望だったのだろうが、その他の米国側主導で盛り込まれたと思われる、中国を名指ししての全体的に強硬な論調は、これまでの日本政府の姿勢からすると、かなり踏み込んだ表現といっていい。

◆突出して「腰が引けていた」日本もついに

日本政府は従来、中国側の反発を恐れて、政治的な問題で中国政府を名指しで批判・非難することを避けてきた。香港や新疆ウイグル自治区での人権問題でも、他の西側主要国と比べると明らかに腰が引けた対応が目立っていた。日本政府としては、米国や他の西側諸国に中国を牽制してもらいつつ、自分たちは正面からは「敵対しない立場」をキープすることが、政治的にも経済的にも、もっともリスクが少ないとの判断だったのだろう。

しかし、習近平政権の覇権主義的行動や人権侵害は著しく、西側主要国では対中国警戒論が拡大している。イギリスが3月16日に発表した国防・外交の「統合レビュー」でも、中国の台頭を念頭に、地政学的リスクの中心がインド太平洋にシフトするだろうことが明記された。

そして、そのイギリスは今後、空母部隊を日本近海含む西太平洋に長期滞在させる。ドイツも8月から半年間、フリゲート艦を南シナ海含むインド太平洋に派遣すると発表している。また、EUが3月17日の会合で、ウイグル人弾圧を理由に中国政府高官らに制裁を科す方針を決めたという動きもある。

バイデン政権が重視する人権問題ついては、G7外相声明が出されるケースが増えている。すでにロシアやミャンマーのデモ弾圧に対する非難声明も出されているが、3月12日には、香港の選挙制度変更を批判し、民主派抑圧をやめるよう求める声明も発表された。

日本はロシアやミャンマーの人権問題でも、西側主要国では突出して腰が引けた対応をしてきたが、G7のメンバーある以上、自分だけ抜けるということはしづらい。そこに名を連ねるしかないが、自分から積極的に声を上げるということはしていない。

しかし、バイデン政権では対アジア戦略を主導するキャンベル・インド太平洋調整官を中心に、中国に対しては同盟国や友好国と協力して包囲し、対抗していく戦略をとるだろう。今回の日米、米韓の2プラス2は、まさにそのスタートである。

バイデン政権は必ずしも対外強硬派ということではないが、覇権主義や人権侵害で強硬な中国との駆け引きにおいて現実的な路線をいくのであれば、日本も曖昧な態度は許されない。日本は西側民主陣営チームの一員として、今後の東アジアの安全と安定に責任を持たなければならない。

なお、今回の日米2プラス2の共同文書では、「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調」という文言も注目される。米国ではとくに軍当局に、中国軍の軍拡による台湾防衛の困難さに言及するケースが散見される。米国が当事者でもある台湾の問題は、前線の軍事バランスだけでは状況は決まらないが、有事になるか否かはともかく、日本も万が一に備える必要はあるだろう。

共同文書にはさらに「日本は国家の防衛を強固なものとし、日米同盟を更に強化するために能力を向上させることを決意」との文言もあるが、強大で野心的な国の脅威が存在する以上、それは安全保障の基本である。

◆「プーチンは殺人者」に激怒したロシアと、中国の関係は

ところで、米国がこのように集団で対応しようとしているいっぽうで、中国側もやはり同じようなことは考える。たとえば王毅・国務委員兼外相はロシアのラブロフ外相を中国に招待、3月22日に会談する。バイデン大統領が17日にABCニュースのインタビューで「プーチン大統領を殺人者だと思うか?」と問われて「そう思う」と答えたことでプーチン本人は激怒しているが(*プーチン政権の指揮下となるロシア情報機関が多くの反対派を暗殺している)、中国とロシアは反米という点では共闘関係にある。

また、3月11日にロイター通信などが報じたところによると、バイデン政権が進めようとしている民主主義陣営の協調戦略に対抗するため、中国、ロシア、イラン、北朝鮮など反民主主義陣営の全17か国が「国連憲章防衛の友人グループ」と名付けた団体の結成に動いているという。内政不干渉の原則などを前面に、各国内での人権問題などへの外国の介入に反対していくという。

陣営と陣営の対立構造とは、まさに「新たな冷戦」である。バイデン政権が危険な反民主主義陣営の野心を座視しない姿勢を示したことで、世界はますます緊迫してきた。日本のとるべき姿勢が問われる。

黒井文太郎:1963年生まれ。軍事ジャーナリスト。モスクワ、ニューヨーク、カイロを拠点に紛争地を多数取材。軍事、インテリジェンス関連の著書や記事、テレビ出演も。最新刊『超地政学で読み解く! 激動の世界情勢 タブーの地図帳』(宝島社)>

取材・文:黒井文太郎

【関連記事】

最終更新:
FRIDAY

4日間で5億円稼いだ“伝説のキャバ嬢”エンリケに直撃インタビュー

2021年03月22日 09時20分33秒 | 社会・文化・政治・経済

3/22(月) 9:06配信

エンリケ♡こと小川えり(C)日刊ゲンダイ

 錦(名古屋)の伝説のキャバ嬢で2019年の引退時、4日間で5億円を売り上げたという、エンリケ♡こと小川えりが19日に「マンガでわかる 日本一売り上げるキャバ嬢の億稼ぐ技術」(KADOKAWA)を発売するというので話題だ。読めば確実に営業成績が上がると人気になった同タイトルのコミックビジネス書版で、キャバ嬢だけでなく営業マンのバイブルになりそうだ。「自分が稼ぐより、人が稼げるようになる方が幸せ」というエンリケを直撃した。

 ◇  ◇  ◇

 原作の単行本を含め、著書累計発行部数は15万部。実践で役立つと人気だ。

「原作本を発売して特にキャバ嬢たちから売り上げが上がったとか報告がたくさんありましたね。中身は当たり前のことしか書いてないんですけどね。でもそれをやり続けられる人はなかなかいないんです」

 本書でも約束時間はきっちり守る、段取り良く毎月の売り上げをつくるなど、キャバ嬢のイメージを覆すまっとうさがある。

「お人よしでだまされちゃうような親のもとで育ったので、昔からキッチリ、ちゃっかり(笑い)した性格になりました。日記も毎日書いてるし、記録するのは習慣になってます。時間を守れば、接待を含んだゴルフとか大切な場所に呼んでもらえるようになるし、信用が仕事の内容を引きあげてくれますね」

 19年にキャバ嬢を引退し、現在は経営者。自身のユーチューブチャンネルも人気だ。

「ユーチューブは引退式の記録を残したいという気持ちで始めたのですが、素の私を知ってファンになってくれるので細々と続けていきたいなと思っています。ラファエルさんのユーチューブにゲスト出演したらお客さんが100人来て、すごいなと思いましたね」

 すごいとは?

「ラファエルさんの影響力もですけど、事前に質問状が来て、めっちゃ細かく質問が書いてあって。それに沿って動画で答えていると私の株が上がってるんです。緻密な構成とトークでどんな人も盛り上げてくれる。しかもコンスタントにつくり続けているのですごいなと。だから広告案件が絶えないんでしょうけれど」

昼の仕事で成功した第1号になりたい

「マンガでわかる 日本一売り上げるキャバ嬢の億稼ぐ技術」(KADOKAWA)

 昨年元日に結婚したばかり。ナンバーワンキャバ嬢を射止めた男性とは?

「もともとお客さんだったのですが、彼は返信が早い。しかもプッと笑わせるようなユーモアのある一言が返ってくるんです。好意を持ってもらうならLINEの一言って大事です!」

 休日はどう過ごしている?

「休みはありません、時間があればSNSのコメントに返信したり。ちょっとしたコメントにも感謝をお伝えするのってすごく大事!」

 今後のビジョンは?

「夜の仕事の人が昼の仕事で成功することが少ないので、昼の仕事で成功した第1号になりたいんです。今は寿司店、シャンパンバー、エステサロンなどを経営していますが、自分ではライフスタイルバリュー事業って呼んでるんですけど、身近なものをオールカバーできたらいいなと思います。それから、人が稼げるようになるのが私の幸せ。自分が稼ぐ以上の経済効果が生まれますし。この本を軽い気持ちで読んでいただいてスイッチが入ったらいいですね」

(聞き手=岩渕景子/日刊ゲンダイ)

【関連記事】


情報の<効果>を知ることだ

2021年03月22日 08時33分18秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

大切なのは情報の効果を<最大化>することだ。

感情で動く社会の過激化を防ぐために、<耐える力>を養うことだ、

コロナ禍では、感染抑制か、経済優先かといった<二項対立>に当てはめてしまうのが、情動社会の特徴だ。
そうした二項対立になってしまうのは、他者が見えない典型例だ。
自分以外は<敵>とする考え方となる。
第三者の意見に耳を傾けないことで、多角的な視点が欠落しまう。

意見の異なる他者とあえて関わり、意見を交わし合おとする努力の積み重ねが、
SNS時代に失いがちな他者への視点や思いやりを育むのではないか。
一つの<正解>に導くのではなく、ただ分かち合うことだけを目的にする時もあるだろう。
平行線の対話は、交わらないという意味では<対立>しているようだが、そのままで安定しているということもある。
<あいまいな状況に耐えている>といえる。
物事を性急に見極めようとしたり、答えを見つけたりするのではなく、あいまいな状況にあっても思考停止せず、常に対話していられるような人間関係の構築が求められている。


本来具わる偉大な生命力

2021年03月22日 08時33分18秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

レジリエンス(困難を乗り越える力)を如何に養うのか?
心・精神の<弾性>と<復元力>
心理学ではレジリエンスは<精神的回復力>の意味で使われている。
私たち人間は困難に対して<応戦>していける存在なのだ。
リスクを最小限に抑え、レジリエンスを高めていくことが大切になっている。
私たちには本来具わる偉大な生命力を引き出すことで、あらゆる人が蘇生できる。
<蘇生>とは物事お固定化せず、<今日より明日へ>蘇生してゆく創造的生命のダイナミズム<そのものがもつ力強さ。迫力>を保ち続けることだ。
困難に直面しても、必ず事態を打開し、豊かな生命力をみなぎらせて、先進してく。
一人一人が感じる<生きづらさ>を見過ごすことなく、声を掛け合い、支え合いながら生きていけるよう、絆を強めることを基盤に置く必要がある。
人道の危機の対応や復興といっても、人間を置き去りにし、つらい思いを抱いている人を取り残してしまってはいけない、という警鐘である。
状況が異なる一人一人が支え合うことで、生きる力、<生命のレジリエンス>が発動される。
そして、共に蘇生への歩みを運ぶなかで、社会にレジリエンスが育まれる。