みつとみ俊郎のダイアリー

音楽家みつとみ俊郎の日記です。伊豆高原の自宅で、脳出血で半身麻痺の妻の介護をしながら暮らしています。

明後日の恵比寿でのコンサートやら

2009-07-22 23:55:45 | Weblog
8/15の大田区の平和祈年コンサートやら、原稿やら企画書やらでやたら忙しい毎日。そんなことを言い訳にしてまたまた日記をサボる傾向が復活してしまった。
伊豆を自宅にしていると(東京ではおこりえないような)いろんなことが毎日起こるので書くネタには困らないのだけれども(笑)、肝心の書く時間があまりない。

今日の日食だって「どうせ雨降ってるので見れっこない」と一日中部屋にこもって仕事。それでも、午前11時ぐらいから外が少し暗くなって「やっぱり日食はあるのだろうな?」と思いながらパソコンに向かう。
ただ、夜まで仕事をする気はしないので TSUTAYAで映画を借りてくる(伊豆高原にも TSUTAYAはあるのです)。
「チェンジリング」という子供を取り替えられてしまうアンジェリーナ・ジョリーの映画だけれども、予想とはまったく違う展開で「けっこうすごい話じゃん」と長い実話ベースのストーリーに少々疲れてしまった。
ミッシングチャイルドの話というよりも実は猟奇殺人が根底にあるストーリーだったので、よけいに疲れてしまったのかもしれない。でも、いい音楽だなと思ってエンド・クレジットを見ると「音楽、クリント・イーストウッド」とあってちょっとビックリ。プロデュースと監督をやった映画で自ら音楽を作る才能にも敬服。これから映画を作ろうと思っている私にもかなり刺激になる。
映像の才能のある人は音楽にも優れた感覚を持っている人が多いが(チャップリンなんかはその典型的な例だろうけど)、イーストウッドもなかなか負けてはいない。おそらくアレンジやオーケストレーションは専門家がやったのだろうけど、あれだけの音楽が書ける才能は並ではない。そういえば、彼が出演する映画で彼自身がピアノを弾いている場面を何回も見たような気がする。やっぱりそういう場面を挿入したくなるのかナ?
私は常々自分が映画でやってみたいと思っている役がある。それはアパートの管理人。
事件関連の参考人のアパートにやってくる警察官に「こんな時間に困りますね。本人が帰ってきたら困るんですけね」とかブツブツいいながら鍵をチャラチャラさせてしぶしぶ警官たちを部屋まで案内する管理人のオヤジというのがそれ。
そんな役に何の意味が?と言われれば「何にも意味はありません。ただやってみたいだけ」としか応えようがない。
ただ、これも自分が小さい頃から持っている「妄想」に一つ。小学校の頃、学校の帰り道、ランドセルをしょいながら「大歌手になって大きなステージの上で歌い拍手を浴びている自分の姿」とかいろんな妄想を限りなく膨らましている変なガキだったので、これぐらいの妄想はわりと普通の部類だ。
アーティストとは自分の「妄想」を何らかの形で実現する人たちなのかもしれない(と思っているのは私だけ?)。