昨年のアニヴァーサリーは何をしていたのかナと思って日記をめくっていたら、昨年は病院の中での記念日だった。
今年のアニヴァーサリーは、さすがに病院ではないものの、42回目というのはあまり良い数字の取り合わせではない。
別にアニヴァーサリーに「厄年」なんかないよなと思いつつも、今年もちょうどリハビリで通院の日にあたっていた。
昨年よりいくらかマシなのかどうなのか…?
入院しているよりは良いよナと思いつつ、彼女のリハビリを待つ間ロビーで週刊誌なんかをめくっていたら、きっとこれも何かの因縁なんだろうナ。
ちょうど宇崎竜堂さんと阿木さんご夫婦の記事が載っていた。
親しいご夫婦だからという訳ではないが、なにか似たような夫婦(宇崎さん阿木さんたちにも子供がない)だし、おまけに宇崎さんは私の通っていた中学校の先輩ダ。
とまれ、記事を読んでいくと、宇崎さん阿木さんご夫婦はもう結婚50周年を迎えたという。
たしか宇崎さんは私より4年先輩なはず。
ということは逆算すると….「え?二十歳で結婚したの?!」ということに驚くが、このことを恵子に帰りの車の中で話すと、恵子曰く「この年代の人たちは結婚みんな早いから…今の子たちが遅過ぎるのヨ 」と涼しい顔。
いやあ、いくらなんでも早いんじゃないのかと思いつつも、「そういえば自分たちだってけっこう早い方だよナ」と今さらのように考える。
私が結婚したのは私が23歳の時。
だからもう結婚42年目。
大学のクラスの友人二人が親に内緒で二十歳の頃カケオチし(こんなことばまだ生きているのかナ?)、同棲を始めた。
そんな親しい友達がいたが、宇崎さんたちもきっとそんな感じだったのかナ(さすがにカケオチじゃあないと思うが)?
最近の子たちが三十になっても四十になっても結婚しないのが本当に不思議でしょうがない。
給料安いから生活できない。こんな理屈がどうして成り立つのかナ?と私は思ってしまう。
生活できなきゃ結婚なんか無理、ということなんだろうが、その理屈が成り立つとすれば私たちの結婚は無茶どころかきっと「無謀」だったはずだ。
何の生活のアテもなく一緒になった。
当時、彼女だけが給料生活で私はまだ学生でバイトでしかお金は稼げなかった。
彼女だって女性の給料なんて今よりもランクが低かった時代だ。
よくそんなんで生活できるナというレベルだった(今でもあまり変わらないけど…)。
きっと、今の若い子たちに言わせると「あり得ない!」となってしまうレベルだ。
でも、そんなことにまったく頓着はしていなかった。
ただ、好きな人と結婚したい、一緒に生活したい。
そんな純粋な気持で結婚に踏み切った。
この気持は今でもまったく変わらない。
もう一度彼女と結婚したいぐらいだ。
もちろん、42年前と今では身体の状態がまったく違ってしまったが(そんなの当たり前ダ)、気持ち的には前よりももっと愛しているかもしれない。
病気のために半身麻痺になってしまい未だに自立した生活と送れない彼女の気持を考えると時々夜も寝られない時がある。
昨年のアニヴァーサリー、ベッドに釘付けになっていた恵子に「何が欲しい?」と聞くとバラの花と答えたので、思いっきり奇麗な花束を花屋で作ってもらった(「これとこれと…」と私が選び花屋でアレンジした)。
今年は「どうする?」と聞くと「うさぎまんじゅう買って帰ろう」ということになった。
観光地伊豆におみやげは数多くあるけれども、私たち二人はこの「伊豆のうさぎ」という屋号の店の「うさぎまんじゅう」が大好きだ。
かわいらしいうさぎの絵の入った小さなおまんじゅう(そんなのけっこうどこにでもあるのだろうが)。
とっても上品な味で、単なる「温泉饅頭」とは違う、私たちにとってはおしゃれなスイーツだ。
私にふだん「うさぎ」と呼ばれている恵子が好む「うさぎまんじゅう」のアニヴァーサリー。
昨年よりはちょっとマシになったのナ?
今年のアニヴァーサリーは、さすがに病院ではないものの、42回目というのはあまり良い数字の取り合わせではない。
別にアニヴァーサリーに「厄年」なんかないよなと思いつつも、今年もちょうどリハビリで通院の日にあたっていた。
昨年よりいくらかマシなのかどうなのか…?
入院しているよりは良いよナと思いつつ、彼女のリハビリを待つ間ロビーで週刊誌なんかをめくっていたら、きっとこれも何かの因縁なんだろうナ。
ちょうど宇崎竜堂さんと阿木さんご夫婦の記事が載っていた。
親しいご夫婦だからという訳ではないが、なにか似たような夫婦(宇崎さん阿木さんたちにも子供がない)だし、おまけに宇崎さんは私の通っていた中学校の先輩ダ。
とまれ、記事を読んでいくと、宇崎さん阿木さんご夫婦はもう結婚50周年を迎えたという。
たしか宇崎さんは私より4年先輩なはず。
ということは逆算すると….「え?二十歳で結婚したの?!」ということに驚くが、このことを恵子に帰りの車の中で話すと、恵子曰く「この年代の人たちは結婚みんな早いから…今の子たちが遅過ぎるのヨ 」と涼しい顔。
いやあ、いくらなんでも早いんじゃないのかと思いつつも、「そういえば自分たちだってけっこう早い方だよナ」と今さらのように考える。
私が結婚したのは私が23歳の時。
だからもう結婚42年目。
大学のクラスの友人二人が親に内緒で二十歳の頃カケオチし(こんなことばまだ生きているのかナ?)、同棲を始めた。
そんな親しい友達がいたが、宇崎さんたちもきっとそんな感じだったのかナ(さすがにカケオチじゃあないと思うが)?
最近の子たちが三十になっても四十になっても結婚しないのが本当に不思議でしょうがない。
給料安いから生活できない。こんな理屈がどうして成り立つのかナ?と私は思ってしまう。
生活できなきゃ結婚なんか無理、ということなんだろうが、その理屈が成り立つとすれば私たちの結婚は無茶どころかきっと「無謀」だったはずだ。
何の生活のアテもなく一緒になった。
当時、彼女だけが給料生活で私はまだ学生でバイトでしかお金は稼げなかった。
彼女だって女性の給料なんて今よりもランクが低かった時代だ。
よくそんなんで生活できるナというレベルだった(今でもあまり変わらないけど…)。
きっと、今の若い子たちに言わせると「あり得ない!」となってしまうレベルだ。
でも、そんなことにまったく頓着はしていなかった。
ただ、好きな人と結婚したい、一緒に生活したい。
そんな純粋な気持で結婚に踏み切った。
この気持は今でもまったく変わらない。
もう一度彼女と結婚したいぐらいだ。
もちろん、42年前と今では身体の状態がまったく違ってしまったが(そんなの当たり前ダ)、気持ち的には前よりももっと愛しているかもしれない。
病気のために半身麻痺になってしまい未だに自立した生活と送れない彼女の気持を考えると時々夜も寝られない時がある。
昨年のアニヴァーサリー、ベッドに釘付けになっていた恵子に「何が欲しい?」と聞くとバラの花と答えたので、思いっきり奇麗な花束を花屋で作ってもらった(「これとこれと…」と私が選び花屋でアレンジした)。
今年は「どうする?」と聞くと「うさぎまんじゅう買って帰ろう」ということになった。
観光地伊豆におみやげは数多くあるけれども、私たち二人はこの「伊豆のうさぎ」という屋号の店の「うさぎまんじゅう」が大好きだ。
かわいらしいうさぎの絵の入った小さなおまんじゅう(そんなのけっこうどこにでもあるのだろうが)。
とっても上品な味で、単なる「温泉饅頭」とは違う、私たちにとってはおしゃれなスイーツだ。
私にふだん「うさぎ」と呼ばれている恵子が好む「うさぎまんじゅう」のアニヴァーサリー。
昨年よりはちょっとマシになったのナ?