キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

台灣擁有一切 日訳追加

2010年12月14日 |  └─【特集】陳昇 Bobby Chen
先日の中国語レッスンで台湾人気質についての話題になったのですが、そのことに関連して先生がメールで送ってくれた新聞記事。
ちょっと難しい字が多いです。
わからない字は後で、調べるとしよう。


我見我思-台灣擁有一切 2010-12-09 中國時報 【莊佩璋】
義大利駐台代表馬忠義任期將屆滿,他不願離開台灣,向羅馬要求再延一任。沒想到答案竟然是「台灣很熱門,一堆人,不可能續任。不過,歐盟也有駐台代表的缺,不妨去爭取看看」。
問他:「如果爭取不到歐盟駐台代表呢?」
「那只好自謀生路,在台灣找工作了。」他嚴肅地說。
今年八月,荷蘭前駐台代表胡浩退休,決定定居台南新化;十一月,瑞典前駐台代表畢恆利跟進,取得台灣的永久居留證,留在台北。
胡浩與畢恆利擔任駐台代表的時間都很長,一駐就是八年。以前歐洲人對台灣陌生,總誤以為很落後,駐台並不熱門,他們可以快快樂樂地幹到退休,在台灣終老。但,現在馬忠義想如法炮製未必能如願了。
這一期的比利時《2》雙月刊報導台灣。歐洲記者眼中的台灣是:街道乾淨,交通秩序良好;治安甚佳,即使晚上也很安全;「台灣擁有一切」,葡萄牙人稱台灣為「福爾摩沙」,意即「美麗之島」,他們肯定想不出其他更好的名字來形容台灣。台灣至今不是熱門的旅遊景點,實在令人難以理解且不公平。
駐台外交官在台灣的時間更長,更深入台灣社會,真正吸引他們留下來的,則是台灣人的「熱情、友善、親切」。畢恆利說:「也許台灣人習以為常,但我不覺得世界上的其他地方經常有人對陌生人這麼友善。」
台灣人真的對自己的優點太習以為常了。
一個多月前,我在北京機場與人錯身而過,身體稍有接觸,習慣性地輕聲說聲「對不起」。對方回頭凶巴巴地問「你說啥?」
我說:「跟您道歉說『對不起』。」
對方念聲「神經病」,悻悻然地走人。
從此,我才注意到台灣人真的很有禮貌;搭過對岸的地鐵後,才發現平平凡凡的「依序排隊,先下後上,禮讓老弱婦」是多麼不容易的美;問過路後,才知道台灣人多友善。
外交官四海為家,上述歐洲的駐台代表漂泊半生,看盡世態後,選擇台灣落腳終老。我完全理解他們為何做這樣的選擇。
其實,只要關掉電視,拋開扭曲的小框框,走到戶外,接觸真實的台灣土地、人民;再看台灣不順眼的人也會發現:我們真的「擁有一切」。


屆滿=jie4man3 満期
搶=qiang3 奪取
自謀生路
嚴肅地
跟進: 隨著前進、賭博時跟隨別人同時下賭注
落後: 發展的程度停留在較低的水準。如:「落後國家」
如法炮製: 凡事依舊法處理皆稱之
未必能如願:願いどおりになるとは限らない。
仍:reng2やはり,依然として
則是=ze2shi4只是
習以為常:養成習慣後,便成為常規, 不足為奇、家常便飯、司空見慣
與人錯身而過: 兩人交錯而過不相交接
凶巴巴: 凶狠(殘暴狠毒)的樣子
念聲
悻悻然: 憤恨難平的樣子, 剛愎固執的樣子, 怨恨愤怒的样子
孺:ru2小孩
世態: 世俗的人情狀態
落腳:lao4jiao3停留、休息或暫住
終老: 到老,養老(年老在家休養)
拋開:pao1kai1丟掉﹑摒除(排除)
小框框 kuang4kuang4 枠
不順眼:看了生厭﹑不喜歡

●人名
馬忠義(Mario Palma)
胡浩(Menno Goedhart)
畢恆利(Bystroem Stig Henrik)

翻訳してみました。自然な日本語にすることを優先してみたので、結構意訳です。

イタリアの台湾駐在代表の馬忠義が任期満了を迎えたが、台湾を離れたくないと思い、ローマに任期の延長を求めた。「台湾はとても人気があるから、取り合いになってるから、再任は認められない。EUにも台湾駐在代表の欠員があるから、応募してみたら?」という返事が来るとは、思いもよらなかった。

彼に聞いた「もし、EU代表に決まらなければどうしますか?」
「自分で何とかするしかない。台湾で仕事を探すよ。」と厳粛な面持ちで答えた。
今年の8月、オランダの前台湾駐在代表だった胡浩が引退し、台南の新化に移住することに決めた。11月には、スウェーデンの前台湾駐在代表の畢恆利も其れにならい、台湾の永住権を取り、台北に留まった。

胡浩と畢恆利は二人とも台湾での任期が長く、8年にも及んだ。
以前はヨーロッパ人の台湾への理解は乏しく、遅れた国だとの誤解もあり、台湾駐在は人気がなかったため、彼らは楽しく引退まで駐在生活を送り、そのまま台湾で余生を送ることができた。しかし、今、馬忠義のこれまでのような願いはかなうとは限らなくなっている。

最近のベルギーの「2」という隔月刊誌で台湾の報道がなされている。ヨーロッパの記者の見た台湾は、道がきれいで、交通ルールは守られ、治安がとてもよい、たとえ夜でも安全だ。「台湾にはすべてある」、ポルトガル人が台湾のことを「フォルモサ」と呼んだが、その意味は「麗しの島であり、彼らは台湾を形容するついてこれ以上の言葉を思いつかなかったに違いない。台湾はいまだに人気の旅行先というわけではなく、このことはまったく理解しがたく、台湾を正当に評価していないといえる。

台湾駐在の外交官は台湾滞在期間が長くなり、さらに台湾社会に深く入り込むにつれ、彼らをひきつけ台湾にに留まらせるもの、それは台湾人の「熱情、友善、親切」だ。畢恆利は言う「台湾人にとっては当たり前のことかもしれないが、しかし私は世界中で見知らぬ人にこんなに友好的なところは、ほかにないと思う。」

台湾人は自分たちの長所について、まったく特別なことと思っていない。
1ヶ月ほど前、北京の空港で人とすれ違ったとき、少し身体が触れたの、ついいつもの習慣で、小声で「すみません」と言った。相手は振り返り、凄みを利かせて「なんだと?」と聞き返した。
私が「あなたに『すみません』と謝ったんです」と答えると
相手は「頭おかしいのか?」といい、怒りながら去っていた。

私はこのときやっと、台湾人が実に礼儀正しいということに注意が向くようになった。中国(大陸)の地下鉄に乗ってからは、ごくごく平凡な「順序良く並び、降りる人がすべて降りてから乗り、お年寄りや女性や子供にやさしく」ということが、どんなにか得がたい美徳であるかということか。大陸で道を尋ねた後には、台湾人がどれだけ親切であるかについてやっとわかった。

外交官は世界中を住処となす。上述のヨーロッパの駐台外交官は、半生を漂泊に過ごし、世間を見尽くした後、台湾で余生を送ることを選んだ。私には彼らがなぜそのような選択をしたのか完全に理解できる。

テレビを消し、捻じ曲がった枠を捨て去り、屋外に出て、真実の台湾の土地、人々に触れてみよう。台湾を好きでない人でも、われわれが本当に「すべてを持っている」とわかるはずだ。



「捻じ曲がった枠」と訳したけど、玄関のことかもしれないな~と思ったり。

追記:先生に聞きました。「拋開扭曲的小框框」は、ここではテレビのことになるそうです。こういう比喩は難しいな~。

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